2010/04/30

モロッコのお砂糖の袋

これはモロッコのカフェで出ていた砂糖の袋の写真。



このウェイターさんの柄が気に入り、砂糖を使いきった後を紙の袋を持って帰っていたのだった。



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2010/04/28

デリー駅に行こうとする

昔、留学寮のインド人、アリジットに

「インドに行ったら、必ず一度は列車に乗ってくれ。

 信じてくれ、僕の意見としては、列車に乗らずに本当にインドを知り、

 また、インド旅行を楽しむことはできない。」


と言われたのを僕は長く記憶に留めていた。



一体、インドの列車になにがあるのか?

しかし、困ったことに、ベンガル人アリジットがそのように言って何を説明したのかはすっかり忘れてしまっていた。

その日、僕は朝、ニュー・デリーのホテルを出て、3輪のオート・リクシャを捕まえた。

というより捕まえられた。

リクシャは常に数台はホテルの前に張り込んでいて、逆に乗らない方が珍しい。

ニュー・デリーはとても道路と建物が広々と配置された街であり、ホテルからはどこにも歩いていくようにデザインされていない。

リクシャの運転手に

「デリーの鉄道の中央駅に行ってくれ」

と頼むと彼は

「オーケー」

と一言応えて直ぐにリクシャを発車させた。

僕は

(中央駅に行ってみれば、どんな列車があるか、いつ乗れるのかもわかるだろう)

と考えていた。

つづく



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2010/04/26

トルコ; 舌出しマークのガソリンスタンド

トルコには、舌出しマークのガソリンスタンドがあった。

ひどく不鮮明な写真で悪いが、必死で探して発見した。



これは一体、犬なのかトラなんか何の動物なのかよくわからないが、横を向いて、舌をベーっと出している。

どういう意味があるんだろ?




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2010/04/24

"ごとおび"の説明に失敗する

あるとき、僕はある華僑系のビジターに対して、"ごとおび"の説明をすることとなった。

「日本には『ごとおび』つまり、5日とか10日といった日を差す表現があって、

 この日には道路や銀行が混雑したりすることになっています。」


「わかった。要するに、『5日毎』ということだな。」

「いや、ある月のうちで日にちが、5日とか10日などと5の倍数になる特定の日のことです。

 5日毎だと、31日ある月の翌月には、30日の次は翌月4日になってしまって、

 これは5の倍数にはならないので『ごとおぴ』とは言えません。」


「ところで、どうして『ごとおび』には道路や銀行が混雑するんだ?」

「・・・はっきりわからないけど、慣習的にいろいろな仕事の締め切りなどが『ごとおび』に設定されるためなのだと思います。」

「じゃあ、その『ごとおび』が土・日にあたったときはどうするんだ?」

「うーん・・・・」

「では、5の倍数の日が土・日になる場合には、仕事の締め切りは来ないのか?」

「・・・・・」

どうも僕は『ごとおび』の文字の意味にこだわりすぎて説明できなかったのかもしれない。

後からゆっくり考えるに、5の倍数の日が土・日になる場合には、各種の締め切りが前後に分散するため、道路・銀行に目立つ混雑を生まないのだ。

だから、日本語の『ごとうび』という語は、「5の倍数の日」という言葉通りの意味に加えて、「かつ、平日の場合」という条件がついているような気がするがどうだろうか?




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2010/04/22

香港のスターフェリーの椅子

香港島と、九龍半島を結ぶ、かの有名なスターフェリー。

観光で香港に行ったら一度は乗って香港の高層ビル街を海から眺めるものだ。

ところで、スターフェリーがなぜ「スター」なのかは今でもよくわからないが、乗船して分かったことがある。

スターフェリーの客席椅子の柄は間違いなく"スター"であった。

まあ、だから、何?って言われると困るけど。




僕はこのささいな発見に夢中になって椅子の写真を取り、隣の椅子のスター柄の上に当時気に入っていた帽子を置き去りにして、そのまま失ってしまったのだった。




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2010/04/20

ガンジスを運ぶ、マハラジャの贅沢

インド、ジャイプール「風の宮殿」にいく。



この中で世界最大の銀製品といわれる瓶を見た。

形は特に変わったことのないテーブルの上の砂糖壺のような銀の瓶なんだが、大変大きなものでその高さが2メートルもあり、横に人が立って記念撮影をすると、まるで象の前に人が立っているような構図になる。

で、この銀の瓶が何のために作られたのかというと、マハラジャが長期に海外旅行(UK)するのに旅先にガンジス川の水を運んで、それで沐浴するため、だったらしい。

銀の瓶の写真@travelpod

ふーん・・・・

でも、これに水を一杯入れるとして、一体どんな重さになるんだろう?

ほんとに運べるのか? だと、したらどうやって運ぶのか?

旅先でなんども沐浴するだけが目的なら、もっと小さい器に小分けにしたほうがはるかに便利そうだ。

それをわざわざ、大きく一つにして、しかも巨大な銀の器にする、こういうのを「贅沢」というのだと思った。




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2010/04/18

ドバイ観光局のアンケートをとるインド人

ドバイ博物館の外にでるとインド人女性に声をかけられた。

「こんにちは!」

「はい、こんにちは」

「ワタシはドバイ観光局のために、ツーリストの皆さんにアンケートをしています。アンケートに回答してくれませんか?」

(この人はアラブ人にはとても見えないが・・・)

「あ、はい。わかりました。」

「これがアンケート用紙です。ワタシが質問しながら記入しますね。・・・アナタはどこの国から来ましたか?」

「日本です。ところで、あなたは何処の国から来ましたか?」

「インドから来ました。」

「あの・・・、なんでドバイ政府の仕事を、外国人がやってるんですか?」

「いい質問です!」

(出た!   平凡なグッド・クエスチョン

「ドバイではあらゆる仕事が外国人をやとって行われていますよ。特に多いのがワタシ達インド人です。」

「へーえ。」

「じゃあ、この国、つまりアラブの人は何してるんです?」

「こっちの道を進んでいくと、アラブ人の住む高級住宅街がありますよ。ぜひいってみてください。」

普通、政府自治体の仕事、つまり公務員のポストは国内の雇用確保のためにもわざわざ外国人を雇ったりはしないものだ。

もし、うちに訪問してきた国勢調査の外交員が外国人だったらさぞかしビックリするだろう。

これはバブルが崩壊するイケイケ・ドバイの頃のこと。





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2010/04/16

インド: 派手なトラック、道路脇に転倒

インドのトラックは派手だった。

柄は写真の通り。(ジャイプール・デリー間)



しかも、普通の自動車に比べてこれらのトラックは速度が遅い。
そのまま後ろにいても、遅くてどうしようもないので

ビッビー!!

とクラクションを鳴らして、合図しながら対向車が来ないタイミングで反対車線に出て、追い越しをする。




つまり、“Horn please”というのは

「遅いトラックだから、鳴らしてね」

という意味なのだ。

ところでインドでは路肩から滑り落ちて、道路脇の野原に横転したままのトラックを何度もみた。

追い抜かれるために、脇に寄りすぎて道路から滑り落ちたんじゃあ、ついてないなぁ・・・と思った。




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2010/04/14

最初の通訳者は誰?

あるとき会議のために同時通訳さん2人に外部からきてもらうことになった。2人必要になるのは英→日、日→英をそれぞれ担当してもらうためだ。会議が長時間になる場合は、通訳者がもたないのでさらにもう一人入れて、順番に休憩をとってもらうことになる。

通訳っていうのは、なかなか神経の磨り減る仕事に違いない。

さて

休憩時間にひとりの通訳さんと雑談しているとこんな話をしてくれた。

「通訳するのって、会議の最初が一番楽なんですよ。内容に深く入らないで、まずは関係者のあいさつとか、出席者の自己紹介とかそういうよくある会話にしかならないでしょ・・・。」

「なるほど、そうですねぇ。」

「でもね、通訳の世界にもルールがあって、でも私、新人のころ知らなくて、『ワタシ、最初にします』って、手をあげたら後で怒られちゃって・・・」

「ダメなんですか?」

「会議の最初に通訳をするのは、一番のベテランがするんだってことになってるの。最初が一番簡単なのにねぇ・・・」

それを聞きながら僕は思った。

(ベテランだって、選べれば簡単な方を選ぶに決まっているのだ)

ともあれ、以来僕は通訳さんにお願いがあるときは最初に通訳した人を捕まえて、依頼するようにしており、だいたいそれでうまくいっている。



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2010/04/12

ひとりでキモノを着られるようになるには

あるとき中国人男性と結婚した日本人Tさんに、結婚式の写真を見せてもらった。

「結婚式はどこでやったの?」

「結局、両方でやったんだけど、やっぱりメインは中国で。これはその時の写真」

中国人は普通の写真とは別に、映画のポスターみたいな巨大なコスチューム写真を作ることが多いように思われるが、見せてもらったのはもっと普通のアルバムだった。

「最初にまず着物。」

「おおーっ」

「日本人の私が花嫁さんとして、中国の親類知人に集まってもらうんだから、やっぱり着物を着ないとダメかなと思って。それから後でチャイナドレスに替えたんだけど。」

「なるほど~」

「でも、日本じゃないから、着付けとかなかったから大変。」

「そうなんだ。じゃあ、どうしたの?」

「これは、ひとりで着るしかないと思って、結婚式の前にずーっと着付け教室に通って毎日練習したの。」

海外で結婚式をすると普通は和装ができないのだが、彼女にはどうしても着物を着ないといけない理由があり、ひとりで乗り越えてしまったわけだ。

きっと、これくらいのパワーがないと国際結婚できないんだろう。




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2010/04/10

茶碗蒸しがキライなスコットランド人

ある日、ディナーの席で茶碗蒸しが席に一つずつ置かれたときのことだ。

外資エクスパットのスコットランド人ルーニーがこんなことを言い出した。

「すまないが、これは要らない。」

「茶碗蒸しだよ。おいしいよ。」

「いや、茶碗蒸しは食べたことがあるんだが、実はあまり好きじゃないんだ。」

これを聞いて出席していた日本人が一斉にコメントした。

「茶碗蒸しって、くせがあるとは思わないけどなぁ・・・。」

「おいしいのに・・・」

「意外だ」

それぞれのコメントを聞いたルーニー、何か返事が必要だと思ったらしく、なぜ食べないかの説明を始めた。

「思うんだけど、日本の卵は味が変だ。

 なんていうのかなぁ・・・

 そう、僕の知っている『本当の卵の味』がしないんだよ。

 だから、茶碗蒸しは苦手なんだ。」


それなりにもっともなセリフに一同になんとなく納得した空気が流れた。

「ふーん・・・そうなんだ・・・」

(これではつまらないなぁ・・・)

僕はちょっと考えて、少しイジワルな質問をしてみた。

「じゃあ、ルーニーに確認してみたいんだけど、

 日本の卵が苦手だったら・・・、

 きっとクレーム・ブリュレなんかも苦手なんだよね?」


するとルーニー、

「あっ、甘いやつは別に問題ないんだ」



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2010/04/08

砂山でナインと叫ぶドイツ人

ドバイで砂漠ツアーなるツアーに申し込み、ドバイ郊外の砂漠にやってきた。

クルマはランドクルーザー。

これがランドクルーザーの正しい使い方なのだろう。

砂漠地帯に入る直前のガソリンスタンドにて、ランドクルーザーのタイヤの空気を抜く。こうするとタイヤが柔らかくなって、砂漠の砂をちゃんとグリップし、めり込みにくく成るらしい。

さて、砂漠ドライブを開始。

砂山を登って



降りる。

急に最後尾の座席からおばさん二人組の悲鳴が聞こえてきた

「ナイン! ナイン! ナイン!」

(ん? 何これ?)

どうやら、おばさん二人組はドイツ人だったようだ。

つまり、ノー! ノー! ノー! って言ってるわけね。



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2010/04/06

KLIA; チェックイン途中で係員に交代される

先日、KLIA(クアラ・ルンプール国際空港)で日本に帰る飛行機に乗ろうとしていたときのこと。

空港到着後、チェックイン・カウンターに行列して待つ。

なかなか進まなかったが、ようやく向こうのカウンターに呼ばれて行く。

「ハロー」

インド系とも見えるおねえさんにあいさつしながら、パスポートとeチケットの紙を渡す。

おねえさんは端末入力を開始。

こちらは自分の荷物をチェックイン用のベルトに載せると、おねえさんは荷物のタグをつけた。

(このままチケットを受け取って終わりのはず・・・)

ところが、このおねえさん、端末を打ちながら横を向いて、左隣のカウンターの係員男性に話しかけ始めた。

「アイー!! タランガタランガ、ダタタタ・・・・・」

何を言っているのかわからないがインド系の言語のようにも聞こえる。しかもかなり長文。

なにが話されているのか全然わからないが、男性係員とのやりとりはえんえんと続き、そして係員のおねえさんは突然、カウンターを飛び出して僕の横にやってきた。

(・・・なんで!?)

「ワタシの仕事は終わりなの。

 あなたのチケットは、隣のマイ・フレンドがやってくれるわ!!」


そう言い残して、おねえさんはスタスタどこかに去って行ってしまった。

(え゛っ・・・)

かくて僕は、タグがついたが未回収の荷物とともに無人のカウンターに残され、隣のフレンドがやってきてくれるまで、中途半端なまま立ちつくすことになった。

15分後、ようやく隣の男性係員がやってきて発券を完了。

これに、かかった時間は1分もなかった。

(途中まで処理したチケット一枚の発券くらいやっていけよ・・・)

果たして、僕のイライラ感は日本人ならではなんだろうか? 



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2010/04/04

車検不合格でもやり直しできる例外

あるとき車を車検に出すときに、代行を依頼した整備工場の人に一緒に陸運局に連れて行ってもらうように頼み込んだ。

まずは整備工場でブレーキ・オイルを替えたり、一通りの点検・整備。

そして、いよいよ陸運局へ。

助手席に整備工場の人に乗ってもらい、自分で運転して屋根の付いた車検場への行列に並ぶ。

前進して中に入った。

まず、アクセルを踏み込んでも床が合わせて回ってくれる、ネズミ車のような機構の上に自動車を乗せて、

・アクセルを踏んでください

とか

・ブレーキを踏んでください

とか

・時速40キロになったら、パッシングしてください

などの指示にあわせて運転。

それから、更に係員から

・方向指示器を右に出して

・左に出して

・ハザードランプをつけて


といった指示が出るので、こうしたライト関係の操作をやってみせる。

次に、車の下にいる検査官殿になにやら、チェック。

最後にエンジンをかけた状態で検査棒を排気口に突っ込む、排気ガスの検査をやっておしまい。

わりとあっさり終了したところで、助手席の整備工場の人が工具ボックスを持っているのに気がついた。

「あのー、この検査に工具ボックスは要るんですか?」

「はい。めったにないんですが、

 ライトの検査に限っては、もしその場で、ランプが点灯しなくて不合格になっても

 その場でランプを取り替えれば、もう一度、やり直しをさせてくれることになっているんです。」


一体、検査の瞬間にランプの寿命が尽きる偶然はどのくらいの頻度で起きるのか知らないが、かなり希有なことに違いない。

が、陸運局というお役所が、こうした稀な不可抗力のために特別の作業手順を用意しているとは驚きだ。



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2010/04/02

シンガポール人の食事制限を勘違いして刺身を勧める

あるときシンガポールから男女二人のビジターを迎えることになった。

まず事前にメールを送った。

「ところで、何か食事に制限がある?」

すぐに男性から返事が戻った。

「なんでも食べるよ!! すべての料理がオーケーだ!!」

そして、続けて女性からも

「料理してあれば、なんでもオーケーよ!!」

メールにはニコちゃんマークまでついている。

(よし、特に食材を気にしなくていいのだな・・・)

さて当日、ランチに日本料理屋に連れて行き、写真付きメニューを選ばせると、女性がポツリと言った。

「ワタシ、刺身は食べられないわ」

「えっ!!・・・何でも食べるって、言わなかったっけ?」

「ええ。料理してあれば、何でも食べるわ!」


彼女にとって、刺身というのは『料理してある』ものではないようなのだった。



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