2012/08/18

ダブル・ディジット

外資企業内で使われる用語には特別なニュアンスのある言葉があるなと思うことがある。

"ダブル・ディジット"もその一つだ。 

"ダブル・ディジット"は直訳すると「2ケタ」という意味。たいていは市場や会社の成長率を誇ったように表現するときに使われる。 例えば次のように。

  「△△のマーケットは去年から今年にかけてダブル・ディジットで成長しました。」 

ではいったいこれは具体的にはどのくらいの成長なのか? 

ここで「2ケタ」という数字は10-99まであるなどと書生のようなことを考えてはいけない。実際にはたいていこんな回答が得られる。

  「10.2パーセントです」

なんと、10を超えれば栄えあるダブル・ディジットなのだ。

 あつかましくも9.5%を超えるあたりから"ほぼダブル・ディジット"というおまけ表現が使われ始め、経験的には12%くらいまでしか、わざわざ誇らしげにダブル・ディジットとは言われない。

 つまり、"ダブル・ディジット"とは10プラス・マイナス1くらいのことだと思っていればいいのである。

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