2009/09/29

トルコ・恐怖の激辛ししとう

トルコの料理店では、比較的しょっちゅう、グリーンで細長く、日本ものよりも大きな「ししとう」が出てくる。

このししとうは「激辛」である。

なぜか必ず端っこのヘタの部分がカットされた状態なのだが、下記のような形態で現れる。

1.カバブなどにおいて、肉の間に隠れている

   串の図

    おいしい     おいしい       おいしい
    ----肉--ししとう----肉---ししとう-----肉----------------------


2.煮込み料理の中に潜んでいる

   皿の断面図

     ------  おいしい   おいしい     ------
        |  トマト    トマト      |
        |   ししとう   ししとう    |
        -----------------------------------

3.付け合わせとして"生"で堂々と登場

  皿の俯瞰図

       ----------------------------------
       |                  |
       |          おいしい    |
       | フレンチ     メイン     |
       | フライ      料理      |
       |                  |
       |                  |
       |      生ししとう       |
       ----------------------------------

といって、このししとう、全部辛いのかというとそんなこともない。

2-3コに1つが激辛なのだ。

1つ無事に食べて、安心したところで、その次に激辛にあたるとさあ大変!!

なにしろ「おひや」はないし、逃げ場がない。(別途、最初から水を注文しておかないとね)

特に「生」には超辛口のものがあり、危険!!




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2009/09/27

イスタンブール・トプカプ宮殿前のチャイ売り

トプカプ宮殿というところは、行くまでは立派な宮殿を想像していたのだが、あまりこれといったシンボルになるような立派な建物があるわけではなかった。

確かに、天井などの美しいタイル装飾はあるにはあるのだが・・・。

そういう宮殿のことはどこかのサイトでもっとすばらしい写真を見ていただくとして、下の写真の男。



このハデーな真っ赤な服を着て、背中に銀色の壺(?)を背負っているのは観光客用のチャイ売りである。

背中の銀色の壺の形状については、トルコ・チャイの製造方法に関係あるように思われる。

カッパドキアでやとったガイドのTによるとトルコのチャイは下記のようにして作る。

1.チャイ用のヤカンを用意。これはバザールなどで売っている。

 普通のチャイ・ヤカンはただのステンレスでできており、フタ、上段のヤカン、下段のヤカンという三つの部品にわかれ、フタ・上ヤカン・下ヤカンのように重ねて合体できる。
 (エスプレッソと異なり、上ヤカンと下ヤカンの間に穴などはあいていない。)

2.上ヤカンに茶葉と水を入れる

3.下ヤカンには水のみを入れる

4.3つの部品を合体。火にかけて沸騰させる。

 つまり、上ヤカンで濃い煮出し紅茶、下ヤカンでお湯が同時にできあがることになります。

5.上ヤカンの濃いチャイをチャイ・グラスに注ぐ

6.下ヤカンのお湯をチャイ・グラスに注ぎ、濃いチャイを適度に薄める

   チャイについては、こちらも見てね
        トルコ・チャイで作る三段バルコニー


写真のチャイ売りの男が背負っている銀色の壺に戻ると、つまり、くびれより上が、上ヤカンの紅茶が入っていて、下ヤカンにはお湯が入っている、というアピールに違いないのだ。

でも、こんな大きな壺に満水入っていたら、そうとう重いし、熱いはずだ。

本当は中はどうなっているんだろ?

一回、注文してみればよかった。



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2009/09/25

JAL式ビジネスへの強い疑問

新聞によるとJALが経営危機とかで、かなりの国際線路線の運航をやめるらしい。

理由として景気が悪いとかなんとか、ということになっているが、この説明はトリガーしか語っていないように思われる。

個人的に、ここまでの経緯にかなり強い疑問が残るので、これを下記に説明したい。


1.ビジネスクラスはガラガラ?

一般的に航空会社の国際線路線の採算具合は、ビジネスクラスの搭乗率(エコノミーではない!!)に依存すると言われている。

(確か大学の授業でもそのように習った・・・)

ところで、僕の身の回りで知る限り国際線をJALビジネスクラスで飛んでいる人はあまりいない。

僕も一回乗ったことがあるが、JALビジネスクラスはガラガラであった。もちろん時期などもあるとは思うが、同路線で乗るルフトハンザのビジネスクラスにはもっと「乗っている」イメージがある。

路線別の採算がビジネスクラス搭乗率に依存しているのが本当だとすると、JALに不採算路線が多数あるのは体感としてよく理解できる。


2.圧倒的に高い値段

ところで、海外出張するにあたっては毎回、代理店を通じて異なる航空会社のチケット見積もりをもらうのだが、JALビジネスクラス・チケットはいつも、圧倒的に値段が高いのである。

たとえば日本・欧州線往復の場合、

  JAL   60万円程度
  他社 40万円程度

といった見積もりを受け取ることがほとんどである。

  その差 20万円!!

2-3万円程度高くくらいなら、乗り継ぎが良い、とか出発時間が良いとかの理由で高い方のチケットを選ぶこともありうるが、正直ここまであからさまに高いと、会社の出張経費としてJALを選択するのに相当の理由を見つけるのは不可能だし、一サラリーマンとしてそこまでの勇気はない。

そして、その結果、JALには乗らない(=乗れない)。

日本からビジネスクラスに私費で乗る人はほとんどいないだろうから、会社の出張での航空会社選択では、普通、みんなこんな状況なのではないか?


3.JALへのつよーい疑問

ということで、これ以上の説明はきっと不要だ。

JALは、路線採算の肝である、ビジネスクラス・チケットに異様に高い値段をつけて、会社出張者を締め出したため、ビジネス・クラス搭乗率を下げてしまい、この結果として不採算路線を多数作りだしている・・・・そういうことではないのかなぁ~!?



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2009/09/23

インドの意思決定

会社のシンガポール・オフィスで、シンガポール人Sに会い、雑談しているとSがこんな話をしてくれた。

「しばらくずーっとインドに行っていたんだけどホントに大変だったんだ。」

「ふーん」

「インド人っていうのはさ、みんなそれぞれ意見を持っているんだ。

 仕事のやり方について意見を聞くために、職場のインド人10人を集めて会議をやったんだ。」


「いろいろ意見が出たんだな?」

「いろいろなんてもんじゃない。

 インドでは、1つのクエスチョンに対して、10人呼べば、10通りのアンサーが出るんだよ!!」


「へぇー、大変だね」

「そう、大変なんだ。

 会議を続けて一つの意見にまとめようと努力したんだが、全然まとまらない。」


「はっはは」

「しょうがないから、ボスを呼んで来ることになったんだ。

 今までの10通りのアンサーを説明して、どれがいいかボスに決定してもらおうとしたんだ。

 そしたらどうなったと思う?」


「・・・・」

「11番目のアンサーが出てきちゃったんだよ~!!」


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2009/09/21

更新頻度・低

仕事多忙のため、毎日更新が難しくなりました。

しばらく更新頻度下げます。



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2009/09/20

ソフィア "ブルガルスカ-コスバ"

ガイドブックで探してもソフィアにブルガリア料理を標榜するレストランは3つくらいしかなかった。

あまりない選択肢から選んで行くことにしたレストランが「ブルガルスカ-コスバ」。

赤いテーブル・クロスに座ると目の前の壁には鹿の顔の剥製が。。。

それにウェイターさんは、真黒なズボンに真っ白なシャツ、その上にえび茶のベストを着ていた。ベストの全面部分はあざやかなピンクのバラの花柄が占めているので、前からみると男なのに真ピンクという印象である。・・・・で、これはつまり、ソフィアの民俗博物館でみたブルガリアの民俗衣装と同じだ。

*あやしいチキンスープ
 まあうまいが、チキンの骨の味がする。なにやら"はるさめ"のようなものも入っていた。



*カパルマ in オムレット
 オムレツの中に、羊と野菜(トマト・ピーマン)をキャセロールにしてぐちゃぐちゃにしたものが入っていた。



*シレネ・ポ・ショプスキ
 白チーズと卵、トマトがキャセロールに入っている。

 一口食べると、

 「しょっぱーい!!」

 チーズの保存目的かなにかわからないが、とにかく塩辛い。

 じっくりかみしめるとなかなか味わい深いのだが、塩分が・・・。

 「み、みずをくれ~」という感じ。




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2009/09/19

韓国の自動車ナンバー

韓国に行って、道路に出て自動車をみると僕はいつもちょっと苦笑してしまう。

韓国には日本車がとても少なくて、それはまるで日本で韓国車を探すくらいないのだが、韓国の自動車ナンバーのプレートは配置も内容も日本のプレートとそっくりなのである。

例えば、日本では

品川550
あ 12ー34

っていうようなナンバーになっているのを韓国では

「品川」の替わりにハングルで『ソウル』

「あ」の替わりにハングルが一文字

のようになっており、文字が違うほかは全く一緒だ。

この違和感って、韓国人が日本に来て感じるものと同じなんだろうが、それ以外の外国人から見て漢字とひらがなの両方が入った日本のナンバーって、どんなふうにみえるんだろうか?

2009/09/18

ソフィア・イコンは何に似ているか

ソフィアにある一番有名なアレクサンダー・ネフスキー寺院に行く。

寺院内部は薄暗く、せっかくの壁面フレスコ画があまりよく見えない。

つづいて、同じ建物内の地下に下りるとそこはイコン博物館となっていた。

僕ら日本人は普段あまりイコンなんてものを見慣れていないのが普通だが、ここでは壁にずーっと様々な聖者様のイコンが掛かっていて異様な雰囲気である。


イコンがなにかに似ているといえばタロットカードか?!。

タロットカードはイコンを揃えてカードにしたような感じだ。13枚そろえて「最後の晩餐!!」なんていう役で上がれるカード・ゲームはないのかな?(不謹慎ですみません)

博物館なので、イコンのそれぞれには英文の説明がついている。
面倒くさくていちいち読んでられないが、ふと表示の一番上に

“lCON”

と書いてあるのが目に入った。

!!

そうか。日本語ではイコンと言っているが、英語ではこれもアイコンなのだ。

すると急に博物館の壁がパソコン画面のように思え、すべてのイコンがソフトウェア起動のアイコンのように思えてきた。

試しにこの聖者様をダブルクリックすると・・・(不謹慎ですみません)



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2009/09/17

シンガポール地下鉄のドリアン禁止

シンガポール地下鉄の改札付近にはこんな看板が立っていた。




内容に疑問はないが、こんなものが地下鉄開通当初から立っていたとは思えない。

となると・・・

過去にシンガポールにおいて、

  「地下鉄ドリアン事件」

があったに違いないのだ。

「ふふふ・・・・」

僕は一人、地下鉄ドリアン事件の推移を想像して笑い・・・

そしてシャッターを切った。



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2009/09/16

ディタとインチキ・ラッシー

ある日のこと、電話がかかってきてインドネシア華僑のL君が家にさそってくれた。

午後から人が集まってパーティーをするらしい。うちから彼の家はすぐそこである。

何かもって行った方がいいかなぁ・・・と思い、いいかげんな思いつきからラッシーを作ってみた。

まず、どうするか・・・

・ラッシーっていうのは、確かヨーグルトと牛乳を混ぜたものなはず。

ということで、デキャンタに牛乳とブルガリア・ヨーグルトを半分ずつ入れてかき混ぜた。

飲んでみると、多少ラッシーの雰囲気があるがイマイチだ。

・甘さがほしいな~

ということで、家に余っていたガムシロップを5つほどあけて投入

・確かに甘くはなったが・・・もう一つ香ってくるものがない・・・

いろいろ考えた上で、ライチ・リキュールのディタ"DITA"をちょっと入れてみた

・うん、これはインチキ・ラッシーとしていけそう

僕はこのインチキ品、しかも酒入りのカクテルを「ラッシー」と称してパーティーにもっていったが、まったくばれず、みんな納得して飲んでくれた。

さて、ほんとのラッシーの作り方はいかに?



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2009/09/15

ソフィアの真っ暗なショッピングセンター

ソフィア中心部に、"NDK"という建物があった。(おお、アルファベットだ!!)

NDKはショッピングセンターであるらしい。

入口のドアを押して、入ると中は真っ暗。

今日は、NDKは休みで閉まっているのか、と思ったが、薄暗い店内を良く見ると人がいる。

店内には、四角いガラス・ケースがならんでおり、それぞれのケースには人が群がっていた。

が、ブルガリア人は物静かだ。

ほとんどの人は静かにケース内の商品を黙って眺めている。

しかも、エネルギーの節約かなにか知らないが、不要な電気は一切消してある。

「ゴト・・・・ゴト・・・・ゴト・・・・」

薄暗いショッピング・センター内に、多くの人が黙って立っていて、エスカレータの動く音のみが響いていたのはとても印象的であった。

(注)今から10年以上前の話であり、現在の状況はかなり違うのではないかとは思います。



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2009/09/14

ヘルシンキのつりさげ式街灯

日本では自宅に敷地内に電柱が立っている場合、少額ではあるが電力会社から電柱の円周相当分にあたる地代がもらえる。

さて、これを念頭に下記の写真をみてほしい。

これはヘルシンキ住宅街の街灯である。




ヘルシンキの街灯はそのほとんどが、このように道路の両側にある、どう見ても個人所有と思われる建物間にワイヤーを張って道路の中央にあたる場所に街灯をぶら下げている。




そして、そのワイヤーは上のように建物の壁に打ち込んである。

いったいどういうルールになっているのだろう?

たとえば、

・ワイヤーを張られている建物を取り壊したり、立てなおしたりするときどうするのか?

・ワイヤーのせいで、建物が壊れたで行政は弁償するのか?

・建物の構造に問題があり、街灯が落下した場合には誰が保障するのか?


などなど・・・・





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2009/09/13

ソフィアの道路工事

ブルガリアの首都・ソフィアに行ったのは単なる好奇心からだった。

空港からタクシーに乗り、市内のホテルにつく。



ブルガリア語の文字は、キリル文字(つまりロシア語文字)であり、僕の読めない文字である。

だから、町に入ったら看板やらいろいろキリル文字に囲まれて、「アララ、コレハ、タイヘーン!!」という状況を想像して来たのだが、そもそも看板なるものがソフィア市内には、ほとんどほとんど存在せず、街を歩いていてもキリル文字にはほとんど出くわさなかった。

まして、ネオン・サインなんてものもなかった。

さて

ホテルの前からソフィア中心部にいく道は、道路工事をしていたのだが、その様子は日本ものと明らかに違っていた。

日本では市内の道路工事とは、まず、人通りの少ない夜中のみに、電飾をつけた黄色と黒の柵で囲んで、アルバイトの交通整理が赤い棒を振っている、とまあ、こんなイメージがある。

しかし、ソフィアのメイン通りの工事は、舗装のやりなおしのようなのだが、あまりに違った。

1.柵がない
2.交通整理人がいない

ここまではまあいい。



3.メイン・ストリートの舗装のやり直しをするのに、500メートルにわたって全幅の舗装を全部はがした結果、道路部分が全部、土・砂利の状態にもどっており

4.したがって、自動車は通行止め

5.しかも平日にもかかわらず、僕の滞在した数日間、全く工事が進まなかった


かくて、ソフィア市民はやたらと目につく大型の野良犬に混じって、ちょっと足を取られながら、土・砂利のメイン・ストリートを歩いていたのだった。




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2009/09/12

ドイツ人に『君が代』を歌わさせられる

大喜びのドイツ人兄弟、ハンスはさらにこんなことを言う。

「このまま、日本の国歌を歌ってくれ!!」

ハインツも続けた。

「いや、僕らが先に歌おう!!」

盛り上がったままハンスも同意。

「そうだ!!それがいい!!」

念のため断っておくが、ハンスとハインツ、ミスター・マサオと僕は決して酒を飲んでいたわけではない。

しかし、なぜだかすっかりハイテンションになったドイツ人兄弟は自主的にドイツ国歌を歌い始めた。

 ・・・・・・ファーターラント~

ミスターと僕は歌が終わったので一応拍手。

パチパチパチパチ・・・

ドイツ国家斉唱がおわると、当然のようにハンスがいった。

「じゃあ、今度は君たちが日本の国歌を歌ってくれ!!」

き、きた・・・・この流れ、逃げられない・・・・あ、あ~

こうして「日本を愛す」日の丸ハチマキをした僕は、同じく困惑したミスター・マサオと一緒に切れの悪い『君が代』を歌ったのだった。

おそらくは二度とはない貴重な体験・・・しかもこれはラブ・ジャパンだと心に言い聞かせながら。


ん!?、二度とはない・・・。

そういえば、ミスターは引越していなくなるし、僕はこのドイツ人兄弟を一身に引き継いでしまったことになっている・・・。

・・・テレビと炊飯器、自分で買った方が良かったかな?



ミスター・マサオとドイツ人兄弟・一旦終了

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2009/09/11

ライ麦を食べたいフランス人

ある時、日本に留学中のフランス人Sと都心を歩いているとSがいった。

「ちょっと、そこのパン屋さんに行きたい」

別に異存はないのでオーケーしてついていくと、Sは慣れたようすで店内の一角に行って焦げ茶色のパンを取って嬉しそうにこういった。

「これ、ライ麦パン。近所では売ってないの。」

「ふーん」

「ああ、食べたかったぁ〜」

こっちは、あんまりピンとこないがSは本当にうれしそうにライ麦パンを買い、カバンに入れたのだった。

2009/09/10

ドイツ人に日の丸ハチマキをつけられる

ドイツ人兄弟、ハンスとハインツに日の丸ハチマキを渡されてしまった僕。しかもハチマキに「日本を愛す」だ。

げっ、と思ってると横からミスター・マサオがちょっとフォロー。

「えー・・・こういうものは日本にはない、と思う」

ハンスは全く気にせず、ハチマキを僕の額に当てながら続けた。

「いいねぇ~!!これはラブ・ジャパンって書いてあるんだろ?!」

うーむ、

 ラブ・ジャパン → 日本を愛す

かなりイメージが違うが、間違っているとも言えないなぁ・・・

などと考えているとミスターが即答した。

「あ~・・イ、イエース!! ラブ・ジャパン!!」

(コラ~、イエスって言うな~!!)

これを聞いてハンスとハインツは大盛り上がり、

ラブ・ジャパン!!、ラブ・ジャパン!!

といいながら僕の頭にハチマキを縛りつけた。

ああ、なんてことだ・・・



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2009/09/09

トルコ旅行シリーズに写真を追加

今更なんですが、トルコ旅行シリーズに写真をちょっと追加しました。

知り合いに「写真ないの~」と言われ、いろいろ考えた末にアルバムを携帯で撮って画像ファイルをつくる、という極めて、素人・原始的なことをやってみました。

というわけで、写真・画質としてはイマイチというか、ぜんぜんダメですが、まあ写真があったほうがわかりいいかなぁ・・・と思ってカッコ悪い写真を載せることにしました。

写真が増えたのは下記のページです。

アナトリア博物館に行く途中のパン売りの男

カッパドキア・道中でトイレの絵を描く

キャラバン・サライでラクダ隊商を想像する

カッパドキア・美しい馬の国

ギョレメの4階建くりぬきマンション

ウチヒサールの前でスカーフをかぶせられる

ギョレメ・ロバおじさんとラクダおにいさん

カッパドキア・トルコ石工房のセールストーク

カッパドキア・カーペット屋のセールストーク

カッパドキア・陶器屋のセールストーク

カッパドキアの地下都市

イスタンブール・ブルーモスクの伽藍配置

インタンブール・ロカンタはどんなところ?

イスタンブール・ドルムシュに間違えて乗る



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2009/09/08

ドイツ人に日の丸ハチマキを強要される

その翌日、ミスター・マサオのいう「ジャーマン・タウンの知り合い」が2人やってきた。

ミスターに呼ばれて出ていくとドイツ人のお爺さんが2人いた。

「兄のハンスです」

「弟のハインツです」


握手しながらケチャップみたいな名前だと思った。

「こんにちは、こんにちは」

彼ら兄弟はジャーマン・タウンで隠居生活をしていて、ときどき気が向くと留学寮にやってきて日本人に会うのを楽しみにしているという。

・・・・・なんで日本人なんだ?

「ミスター・マサオがいなくなって、残念だけど今度はキミに会いに来るよ」

・・・・・・確かにこれは引き継ぎには違いない

するとハインツはカバンからタオルのようなものを出して渡してきた。

「キミにこれをつけてもらいたい」

伸ばして見ると、それは白いハチマキに真っ赤な日の丸、

その上に達筆な筆ペンで「日本を愛す」と漢字で書いてあった。

つづく



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2009/09/07

トルコ航空のナプキン

この写真はトルコ航空で食事と一緒に出たナプキンの一部である。



本当はナプキンの全体を示すべきなのだろうが、こんな切れはししか残っていない。

ナプキンは基本的に白く、周囲に一周、この青い連続模様が四角に縁取りしている、という感じだ。

トルコ航空では、匂いの強いオーデコロンのついたおてふきが出て、ナプキンもこんなにエスニックだ。


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2009/09/06

ミスター・マサオの引き継ぎ

ある秋の日、留学寮の僕の部屋を訪ねてミスター・マサオがやってきた。

「ワタシはあさって、ウィスコンシンに引っ越しすることにしたんだ。」

「そうなんですか~」

「あそこならもっと日本人も少ないしな」

「へぇー」

「ところでキミはテレビを持っていないだろ。ワシのテレビを置いていくからな。テレビは発音の勉強になる。」

こうして僕はミスターからテレビと、それに小型炊飯器を手に入れた。

ちなみにその日僕はすぐにお米を買い、人生で唯一お米のご飯を全く食べなかった半年間に終止符を打った。

 ご飯を食べなくてどうなったのかはこちら; 玄米フレークはご飯の味

さて、ミスターの用事はもう一つあった。

「明日、ジャーマン・タウンから知り合いが来る。キミに引き継ぎたい」

「えっ、引き継ぎ?」




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2009/09/05

軟膏とクリームは違う!?

あるとき、薬学部出身の知り合いと湿疹と塗り薬の話をしていた。

僕はあまりよく考えることなく

「軟膏って、クリームのことだろ?!」

と言ったら、思いもかけない返事が返ってきた。

「いや、軟膏とクリームとは違う。

・・・・確か薬学部の授業で習った。」


「えっ、軟膏とクリームとは、なにが違うの?」

「よく覚えていないけど、『基剤』が違うはずだ」

「キザイって何?!」

「薬を入れる前の元の材料を基剤っていうんだ。薬の内容によって皮膚の上に留まっている時間数が、ベストの状態に成るように基剤を選ぶんだ。」

「じゃあ、同じ薬でも軟膏のもとに混ぜたら、軟膏になるし、クリームの元に混ぜたら、クリームになるってこと?」

「ま、カンタンにいうとそういうことだ」

家に帰ってからこの会話を思い出して、和英辞典をひいてみた。

軟膏・・・Ointment

クリーム・・・・Cream


日本語でオイントメントなんて、誰も言わないのにクリームの方は日常語といっていい。

なぜこんなに違うのだろう?

軟膏は西洋医学が日本に入ってくる前からあったのに対して、クリームに相当するものは、それ以前にはなかった・・・ということなんだろうか?


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2009/09/04

ミスター・マサオ、学費を二重請求される

ある日のこと、留学寮のスイートで僕以外の唯一の日本人であるミスター・マサオがやってきて話しかけてきた。

これはかなり珍しい。

普段、ミスターは英語上達のため、あまり日本人である僕とは二人で話をするのを好まないのである。そのくらいミスターはストイックだったのだ。

「ここの大学の事務所には気をつけた方がいいよ」

「はぁ」

「私はここに2年いるけど、一度払った授業料が払われてないって、また呼び出されたんだ。」

「それでどうしたんですか?」

「領収書を探して持って行って見せたら、ソーリー手違いだっていうんだ。こんなことが二回もあるのはどうもおかしいとおもうんだよ」

ミスターは親切で言ってくれているのにまちがいなかったが、そんな話が他にあったらもっと大騒ぎしている奴らがいるはずである。多くの留学生にとって授業料はそんなに簡単な金額ではないのだ。

だから、僕はちょっと失礼なことをおもっていた。

『ミスター、きっとアナタはカモに見られているんです』



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