2013/06/25

エステーローダーはカッコ悪い?

電車の中でなにげなく車内を見渡した僕はエスティローダーの吊り広告を発見し、しばらく眺めていた。

『エスティローダー?』

おぼろげな記憶だが、以前はこれを『エスティ』ではなく『エステーローダー』って言っていたのではなかったのか?

ロゴを見ると "ESTÉE RAUDER"となっていて、TÉEの最初のÉの上にはフランス語のアクサンらしき横棒が上についているから、少なくともフランス語として見る限り“エスティ”と読むよりも“エステー”の方が発音的に正しそうに思える。

でも、目の前で広告されているのは間違いなく『エスティ』ローダーだ。

僕はふと中学のころにD組のことを『ディーぐみ』と言わずに『デーぐみ』と呼ぶことでバカにされていた老先生を思い出した。

果たしていつかのタイミングでESTÉE LAUDERは『エステー』はカッコ悪いから『エスティ』を名乗ることにしたのか、それともこれは単なる記憶違いなのか・・・?

と、ここまで書いていろいろググったところ、僕と同じ疑問を持ってわざわざエスティに質問した猛者がいることがわかりました。続きは下記リンクからどうぞ。

2013/06/15

おんな言葉に混乱する中国人

中国人Vとタイ人Wと一緒にタイ・レストランで食事をとっていたときのことだ。

食事がタイ・レストランだけに自ずと話題はタイのこととなる。やがて中国人Vはタイ語のあいさつについて質問を始めた。ところで中国人Vは女性、タイ人Wは男性である。

「ねえ、タイ語でこんにちはって、なんていうの?」

するとWは女性のVと僕の両方をそれぞれ見て、手元の紙にアルファベットを書き付けてみせてくれた。

「男性がサワディカプ、女性はサワディカだ。」

  "Sawat di kab"     "Sawat di ka"

さてあいさつを学んだVは、早速まじめに反芻しながら練習を始めた。

「えーっと、あの店員さんは女性だからサワディカで、Wに言うときはサワディカプ」

「あっ、ちがうちがう!」

Wは、女性のVに女言葉、男性の僕に男言葉をそれぞれ別々に説明したつもりだったらしいのだが、Vはそうではなく敬称のように自分が話しかける相手の性別によって、二種類の語尾を使いわけなければならないものと思い込んだのである。

「えっ?ちがう???」

この後もVはしばらく混乱。基本、中国語には男言葉・女言葉のようなものがないので、Vには男女で語尾が違うということ自体がよく分からないようなのだった。

たとえ理屈でわかっていても、最初にすっと腹の中に入り込んだ間違いを後から直すのって、誰でも難しいんだよね。



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2013/06/01

PM2.5は中国への言いがかり?


先日、北京からやってきた中国人Cと向かい合って、レストランで食事をしていると、思い出したようにCがこんな話をし始めた。

「東京に北京の大気汚染が飛んでいくという話を聞いたがそれは本当か?」

僕が『そうだよ、なんとかしてくれ』、と言おうと考えながら、口に入っている料理を急いで飲み込もうとしていると、彼は続けた。

「あんな遠くにまで・・・。」

Cは顔をしかめて、手を広げてそんなことありえないだろというような顔をしている。つまり、彼には汚染小物質が海を越えて気流に地球のどこまでも運ばれていくことがある、というような知識を全く持ち合わせていないようなのだ。

逆にいうと、つまり、彼は『東京に北京の大気汚染が飛んでくる』という話を、どこかの日本人が中国に投げている『言いがかり』と捉えていることになる。

(やっかいなことになったな・・・)

中国人のメンツをつぶすとマズイことなるという話はよくあるので、僕は中国ではなく、モンゴルを選択し、また汚染物質ではなく黄砂の話をすることにした。

「季節によって、モンゴルから舞い上がった黄砂が気流に乗って日本まで来るよ。」

「ほんとか?」

「干している洗濯物に黄砂がついた、って、ワイフが嫌がっているよ。」

「・・・それは最近のことか?」

「いや・・・黄砂が日本に飛んでくるのは以前からの現象だと思うけど。」

Cは依然として懐疑的だった。

さて

彼にPM 2.5が中国から日本に飛んでくるのは、普通の自然現象で、かつ日本ではよく知られた現象であることを納得させるにはどうすればよかったのだろう?
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