2008/08/31

荷物安心、モロッコ航空

モロッコのカサブランカから、ローカルのモロッコ航空("AIR MAROC")で内陸部のフェズまで飛んだことがある。カサブランカからフェズの間にマラケシュがあり、フェズ・マラケシュはバス移動となるのであまりこういうルートで飛んだことのある人は少ないかもしれない。

ま、とにかく、朝ホテルを出発してカサブランカ空港へ。
そこで、やや預けることに不安を持ちながら持ち込み制限の大きさを超えていたので仕方なく荷物をチェックした。

飛行機はとても小さく、中には席が15列しかない小型プロペラ機だった。
係に先導されて、空港の建物から平らな地面を歩き、タラップで飛行機に上るようになっている。

タラップに向かおうとすると、荷物を乗せたカートがあり、係のおじさんに自分の荷物を確認するように言われた。その後ろでは、飛行機胴体の横を開けて別のおじさんがトランクやらの荷物を手で積み込んでいる。

つまり、

・飛行機に乗る直前に乗客に自分の荷物を確認させて、

・確認された荷物のみを飛行機に積みこみ

・しかも、その様子を乗客はタラップに上りながら見ることができる

というやり方なのだ。

うん、これは安心。

誰が考えたか知らないが、何の機械もいらないし、仕組みとして最高だ。

ちなみに、イスタンブール・ソフィア間を飛んだときにも同じ「荷物安心」の仕組みが採用されていた。





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2008/08/30

中国人は「ドクダミ茶」をお茶とは思わない

あるときに香港人の黄さんと、山東人の徐さんとランチ中の雑談をしていて言われた。

「日本人の『茶』という語の使い方はおかしい」

「なんで?」

「ドクダミ茶、とか、柿の葉茶とか、そういうやつ」

「どういう意味?」

「中国人の目から見て、『・・・茶』っていうからには、お茶という特定の植物の葉を使っているものでないと納得できない。」

「うーん、なるほど」

「だから、『紅茶』とか、『烏龍茶』とか、『日本茶』とか正しい使い方だが、『ドクダミ茶』とか、『柿の葉茶』とか、そういうやつは、「インチキ」とまでは言わないけど、『茶』という漢字を飲み物という意味に使っているから違和感がある。」

全く反論できないけど、今こうして書いてみて疑問が残る。

じゃあ、例えば「ドクダミ茶」は、正しくはなんて言えばいいんだろう?

「ドミダミ飲料」か?


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2008/08/29

社宅を金色塗装したインドネシア人


ある日のこと、結婚式が終わって、インドネシアから奥さんを日本に連れてきたインドネシア人のルン君から招待を受けたので、土曜に行ってみた。

ルン君の家は、ちょっと古い社宅の一戸である。

玄関をはいって応接間に入ると、そりゃあ、もう、なんとまあ、カラフル。

・6畳の和室にはタタミの上に無地の鮮やかなスカイブルーカーペット

・窓には、無地の鮮やかなピンクのカーテン

・部屋の真ん中には、鮮やかなライトグリーンのソファ

しかも全部新品だ。 同じ間取りの他の日本人の社宅に比べてあまりにも違いすぎた。

そして、極めつけは台所に備え付けの木製の棚。

・なんとグレーだったはずの棚が上から、金色に塗り替えられてある。

僕は、これは一応会社の建物だし、やばいじゃないかと心配しながら聞いてみた。

「ルン君、こ、これは、もしかして金色に塗っちゃった?」

「ああ、そうです。いい色でしょう!!こんな色にしたくて昨日塗りました。」

「会社の人とかに聞いてみたりした?」

「いえ。別にいいでしょう!?」

「・・・・・・・・」

日本人ならこんな広範囲に金色に塗るようなことはしない、と確信、塗る前なら絶対止めたのに、と思った。

が、すでに塗ってしまった後ではどうにもならず、これは後で何か言われるかもしれないなぁ・・・と思いつつ、どうしようもないので何も言わないことにした。

しかしだ。世の中何がどうなるかわからない。

その後まもなく、老朽化が進んだ社宅は取り壊しが決定。ルン君の次には入居者はなく、したがってルン君は社宅を金色塗装した件で会社から呼び出しを食らうことはなかったのだった。



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2008/08/28

会社にシャワールームを作らせた英国人

あるとき僕はどうも会社の一角にほとんど誰も使っていないシャワールームがあることを発見した。

で、同僚に聞いてみた。

「あれって、シャワーですよね」

「そうだよ」

「なんで会社に?」

「昔な、サミュエルっていうエクスパットがいてな、そいつが会社にシャワー作れって言って作らせちゃったんだよ。」

「ふーん」

うーん恐るべし、会社にシャワールームを作らせてしまうとは・・・。


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2008/08/27

アムネスティーの辻説法につかまる

留学寮からちょっとお出かけをして、ワシントンD.C.を歩いていたときのこと。後ろから声がした。

「コンニチハ」

しまったまた余計なことをした。思わず振り返ってしまった。どうも海外で突然、日本語で話し掛けられるとうまく無視することができない。

「コンニチハ、日本の方ですね」

日本語のすごく上手な白人男性が書類を開き、こちらに見せながら立っていた。

「私は、アムネスティ・インターナショナルという団体から来ました。アムネスティーをご存知ですか?」

「知りません」

「アムネスティ・インターナショナルは、国際的に大変評価をされている人権団体です。これらの新聞記事を見てください。」

「はぁ・・・」

「例えば、こちら。日本という国は"Death Penalty"を今でもを続けていま~す。これは大変野蛮な制度で~す。アムネスティーはこれらの人々の人権を守るため努力をしていま~す。今日は、あなたにアムネスティーの活動を支援するために5ドルの寄付をお願いしたいので~す。」

日本語とてもうまいんだけど、何かマニュアル・トークをこなしているような感じだった。

「・・・・・」

「ところで、あなたは、"Death Penalty"に賛成ですか?」

「抑止力があるってことになってますよね」

「日本は国民主権の国ということになってますが、どうでしょうか? 

"Death Penalty"は、主権者たる国民の一部を永久に消し去ってしまう、大変矛盾した制度で~す。」


うーん、これは理屈だと思った。

後で考えるに、日本人をうまく説得するように最初に「国際的な評価」とか、「新聞」とかいう権威を見せ付けた上で、否定しにくい理屈で攻めてくるトール・マニュアルができあがっているのではないか。〔マルチ商法ではないので、マニュアルがあるのが悪いと言うつもりは全くない。〕

結局、僕は全く寄付をしないまま逃げてきたのだが、一連のトークは妙に耳に残った。だから、今でも何かの折に、アムネスティーの指摘する矛盾を思い出し考えてしまうのだった。



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2008/08/26

待ち合わせ責任のないフランス人

フランス人外資エクスパットのマルク、あるとき他の日本人みんなからあきれられていた。

なぜかというと、こんなことがあったのだ。

マルクの紹介とアレンジで、ある会社からゲストがやってくることになり、うちの会社のエライ人が何人も約束の時間に会社で待っていたのだが、いくら待ってもやってこない。

そういうするうちに、先方から電話がかかってきて、『ある事実』が判明した。

先方はうちの会社の場所をマルクからちゃんと聞いていなかったのだ。

しかも知ったときには先方は、実は全然遠方にいることが判明し、とうてい今から来られるような状況ではなかった。

当のマルク自身は自分がアレンジした客が来れなくなても全く悪びれることなく、先方が来られなかったのは単に彼らが悪いとあっさり思っていたようだ。

で、秘書コズエさんが個人指導したそうな。

「マルク!! わかってる!? こういうことは少なくとも日本人はあなたの責任と考えるのよ!!」


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2008/08/25

クイズ「閃光を放つ星」

あるとき、留学寮の共用スペースでハワイ出身の日系人マイクがいろいろな名句をなるべく日常使わないような難解な語句を使って言い換えして、

「これの元がなんだかわかる?」

というクイズを出してきた。

今でも強烈に記憶しているやつがこれ。

"Scintillate, scintillate asteroid minutia"

(単語として"scintillate" というのは、「閃光を放つ」という意味。)

横で聞いていたジム、"Scintillate, scintillate...."と反芻して笑い出し、途中で"Strange !!" と叫んでいた。

僕は"Scintillate"という単語がわからなかったので正解できず。

正解はこちら。

"Twinkle, twinkle, little star"


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2008/08/24

値段が違うといっても相手にしないレジ係

留学寮で、僕は朝食にコーンフレークを常食していたので、しばしばスーパーにコークフレークを買いに行っていた。

である日のこと。行きつけの「倹約スーパー」に行ったところ、コーンフレークにはいつもより多い割引がついている。

これはいいぞと思って買い物カゴに入れて、レジに並んだがレジ係りの黒人のおばちゃんがレジを打って出してきた値段は棚に書いてあった値段とは違っていた。

「コークフレークの値段が、棚に書いてあるものと違うと思うんだけど」

「は~あ ??」

おばちゃんには全然聞こえていないのでもう一回。

「コークフレークの値段が、棚に書いてあるものと違うと思う」

するとおばちゃんは、あっさりこう言った。

「マネジャーに言いな!!」

おばちゃんは、無造作に傍らのボタンを押し、フロアーに電子音が響いた。誰かを呼んだらしい。
で、やってきたのは東洋系の全く愛想を感じない冷たい感じの30才くらいの男性。

僕の話を聞くと、極めて事務的に手元のファイルで書類をチェックしてこう言った。

「この値段で正しい。レジの結果は合っている。」

あんまり納得もしなかったのだが、差異は50セント程度のものだったので、まあ彼の事務確認があっているのだろうと思うことにした。

ところで、一連のプロセスで、日本と一番違うのは、全く取り付く島のないレジ係のおばちゃんの対応だろう。

日本だったら、レジ打ちの間違いは自分の間違いかもしれないという良心(?)もあって、レジ係の人がもう少し関心をもつと思うのだが、「倹約スーパー」のおばちやんはレジ打ちのみという仕事をアサインされており、一切の確認・対応は自分の仕事ではない、と完全に割り切っているのだ。

しかもこの態度じゃあ、客の側もレジ係に対して突っかかりようもない。

最近、日本では一部のトンでもない客に振り回されている気の毒なレジの方々がいるようだが、海外のレジは普通もっと取り付く島がなく、客の側も

「レジ打ってるだけだから、こいつに言ってもしょうがない」

みたいな共有理解があるんじゃなかろうか、と思う。

つまり、日本のレジ係りさんは、単なるレジ係りにもかかわらず、なにか「会社の顔」とか「客は神様」論にしばられて、余計なコミットをしているわけだ。

でも、そろそろ日本も客の方がレジ係りに気を使わなきゃいけないような風な世の中に変わっていく途中のような気がするね。


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2008/08/23

もしもしにびっくりしたドイツ女性

スコットランド人外資エクスパットのルーニー、ある会議のマクラ話にこんなことを言い始めた。

「僕は、日本語の語感で一番すきなのは、電話をとって言う言葉なんだ。『もしもし』ってやつ。」

「『もしもし』っていう音がとっても面白いと思っていたんだけど、この前、ドイツ人エクスパットのハインツがこんなことを言っていたんだ。」

「ハインツの彼女のドイツ人女性がこの前、日本に遊びに来て、会社のハインツのところに電話をしてきたんだ。」

「そしたら誰か日本人が出て、いきなり『もしもし』っていうから彼女はとってもびっくり、ショックを受けたんだって。」

「なんで?」

「だって、ハインツが言うには、『もしもし』っていのは、スラングらしいけどドイツ語では女性のアノ部分を差すんだ。」


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2008/08/22

長江渡船、順番待ちの横入り

中国に海外出張した折、長江を船で渡ったことがある。

ドライバーの王さんの運転で、車を走らせていくと道が渋滞していた。渋滞の先は長江の渡船場だという。道をそのまま進むと、長江にぶつかって行き止るようになっているのだが、道の先にボートが留めてある。そのまま細長いタグボート船の中に二車線分、順番に車を止めていって、車が一杯になったら向こう岸に渡船させる、という仕組みだ。

で、渋滞は、渡船に乗るために並んでいる渋滞だった。

でも王さんは、その渡船渋滞の横をスイスイ運転していく。

「えっ、船にのるんじゃないの?」

「大丈夫、いろいろやってるから横から優先して入れてくれるんだ」

「へ~、そうなんだ」

「でも、向こうからこっちに渡るときはダメだから、行列に並ばなきゃなんだけどね。」

これが中国流か?

長江はやっぱりとんでもなく大きく、やや茶色く濁っていた、深さはわからないがものすごい水量だ。この川のどこかには淡水イルカもいるらしい。車の中から眺めると、幅は向こう岸がなんとかかなたに見えるくらい。ボートは長江を渡るのに15分ほどかかった。


その昔、中国から日本にやってきた使節が瀬戸内海に来たときに、日本にもなかなか大きな川がありますなぁ、とかなんとか言ったとかいう話をどこかで読んだ覚えがあるが、この日にその気持ちをはじめて納得した。

まあ、こんな状況がいつまで続くやら、来年にも立派な巨大な橋ができているに違いない。


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2008/08/21

誤ったシュミレーション、正しいシミュレーション

僕が学生だったときの担当教官 N教授は、英語にうるさい人だった。

あるとき、とある学生がまとめてきたレジュメを発表していた。

「このシュミレーションの結果は・・・・」

「ちょっと待って、今なんて言った?」

「このシュミレーションの結果なんですが・・・」

「『シュミレーション』という単語はおかしい。英語のスペルを考えたらわかる。」

教授はそういって黒板に "Simulation"と書いた。

「読んでみて。」

「シ・・・ミュ・・・レーション、シミュレーション」

「そぅ、『シュミレーション』ではなく、『シミュレーション』が正しい。」

大教授の御言葉は絶対だったが、その後もこのワナにはまる学生が続出し、その度に学生たちは正しいシミュレーションについて学ぶことになったのだった。


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2008/08/20

知らないうちに飛行機予約してきたタイ人

アマンパというタイ人がいた。
ある日のこと、アマンパが留学寮の僕の個室にたずねてやってきた。

「今度の休みにロスに行きたくないか?」

というので、

「来週のこと?、いいね」

って答えた。そしたら、

「そういうと思って飛行機予約してきたよ、安かったから」

って言って、アマンパはその場でポケットから旅行クーポンを出して渡されてしまったのだった。

アマンパ、いくらなんでも、それって気が早すぎ。

実は、さらに2人がアマンパによって集められていて、アマンパと僕も含めた4人のロス旅行が始まったのだった。

〔つまり、アマンパは4人分先に立て替えていたってこと。〕



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2008/08/19

翻訳が正しくても伝わらないこと

外資エクスパットは当然、日本語ができない。

したがって、英語ができない人を集めてスピーチをするときには、当然通訳が必要となり、どうしても通訳経由のスピーチとなる。あるときスピーチの後で、ベルギー人外資エクスパットのオリビエに聞かれたことがある。

「オレのスピーチはどうだった?」

良かったと言ってもよかったのだが、僕はこう答えた。

「通訳に違和感があった。」

「どうして?」

「翻訳としてはあってるんだと思うけど、丁寧すぎる感じだ。」

「どういう意味だ?」

「日本語には敬語っていうものがあって、立場に応じた言い方っていうのがある。
 同じ意味でも、フランス語みたいにいろんなトーンがある。」

「なるほど」

「あんたは役員なのに翻訳がソフトすぎて、目下から無理にお願いしているような感じだった。
 直前の日本人役員のスピーチに比べてトーンが違いすぎた。」

「そうか、わかった。そういうことはなかなか誰も教えてくれないな」

そもそも彼のスピーチは理屈が多すぎて、なかなか通訳自体が追いつかない状態だったのだ。

が、自信満々に英語スピーチを終えたオリビエに、話がうまく伝わっていないことを伝えないと、後でまた誤解のもとになるからね。


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カンボジアのクロス



これはおみやげにもらったカンボジアのクロス。

色といい、このマークといい、どっかで見たことあるような気がするね。




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2008/08/18

恐怖のティッシュ配りテロ

アメリカ人外資エクスパットのキャシーとあるとき、こんな話をした。

「このあいだ、街でポケットティッシュを配っているのをみて驚いた。」

「キャシーは受け取ったの?」

「いいえ。最初は何かよくわからなかったし、怖くて受け取れない。」

「怖い?」

「何か、毒とか入ってたら怖いじゃない。アメリカでは街頭で何か、しかも紙でないものを配っているのなんて見たことないし。」

うげっ。これはとんでもない怖い考えだ、と思った。でも、確かにもっともだ。

で、僕の頭の中でこんな想像をした。

1.とあるテロ集団が、街頭ティッシュ配りを使ってテロを行うことを計画。

2.鼻をかむと毒が入る毒入りティッシュを大量に作成

3.バイトを集めて毒入りティッシュを一箱ずつ渡して、それぞれ新宿・渋谷・池袋などの交差点で3時ジャストから配るように指示

4.鼻をかんだら倒れる人がつきつぎと都内のあちこちから運ばれるが、なかなか原因が特定できない

・・・・うーん、ちょっとしたサスペンス小説でもできあがりそうだ。


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2008/08/17

インドネシア華僑の結婚式

インドネシア華僑のサンティがインドネシアに帰って、結婚式を挙げてきたというので、華人特有の結婚グラビア写真なんかを見せてもらったりした。

だが、結婚披露宴の様子は話を聞いてもあまりうまく想像できない。

いわく

・ホテル全部を一日中貸切

・参加者はおそらく300人くらいでほとんどが親戚〔とにかく兄弟が多いのだ〕

・結婚披露宴は、昼から夜まで続いている

・披露宴は長いこともありその参加者は、必要に応じて出たり入ったりする


うーん。。。。たくましい想像力が必要だ。


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2008/08/16

窓は開けるべきか、閉めとくべきか

フィラデルフィア郊外に住む、企業派遣でこちらに来ている知り合いの日本人の家にいったときのこと。

「最近、暑いねぇ。

「ですね」

「昨日ラジオを聴いていたらアナウンサーのコメントが矛盾していたんだ。」

「そうなんですか?」

「まず、暑すぎて夜中に熱中症で死んだ人のニュースがあったんだけど、そのアナウンサーは

 『熱中症を防ぐためにも、夜は窓を開けましょう』

 って、コメントしたんだ。」


「まあ、開けますよね。。。」


「そしたら、次にキャムデン(川の向こうのフィラデルフィアの隣町)で、窓から強盗侵入して殺人があったニュースを流したんだ。それで、そのアナウンサーはなんとコメントしたと思う?」

「・・・・・」

「強盗から身を守るために、夜はちゃんと窓をしめましょう、って。

 いったい、どうすればいいんだよ、オレタチ、なあ」


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2008/08/15

セットのドリンクにノー・サンキュー

ベルギー人外資エクスパットのオリビエと、ランチを注文したときのこと。

ランチを食べ終わると、お店のおねえさんがやってきた。

「食後にコーヒー、紅茶、エスプレッソなどございますが、いかがなさいますか?」

一応、通訳して伝えると、オリビエはあっさり答えた。

「いらない」


念のため、ついてることも通訳して彼に伝えてみた。

「セットでついてるらしいんだけど。。。」

「あっ、そう。でも、いらない」

きっとここで、僕だけ「じゃあ、コーヒー」とか言っても全然okだとはわかっているんだけど、それが、どうもなかなか言い切れなくて、結局つい、「じゃあいいです」と言ってしまうのはなぜかなぁ・・・。



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2008/08/14

エクスパットにやられたレイク担当者の想像

レイクが米系だ(orだった?)という理解が頭にあるせいか、街でレイクのコマーシャルを見るとどうも内容に外資くささを感じてしまう。

日本在住でない読者のために、少し説明しておくと、僕が「外資くさい」と思っている消費者金融レイク の宣伝はこんな感じだ。

・遡及したい宣伝ポイントを書いて
・レイクの「レ」を 「チェック」 に見立て
・そのポイントに 「レ」・・・チェック!!
という感じ。

で、何が外資くさい、っていうか、アメリカくさいのかって、次のようなレイクの社内光景を想像してしまうからだ。

・ある日、レイクの営業担当役員がエクスパットとしてアメリカから来る

・そのエクスパットあまり日本語をやる気もないが、一応儀礼として、日本語レッスンを受け始める

・ある日、「レイク」というカタカナ書きの自社宣伝に目を留める

・日本語レッスンで、「レイク」の文字について聞く

・そのアメリカ人エクスパットは、カタカナの「レ」は、チェックみたいだ、と思い始める

・レイクのプロモーション方針を決定する会議で、日本人担当者の出してきた遡及ポイントについてダメ出しをする

・決まった遡及ポイントについて、「レ」をチェックに見立てて宣伝するのはどうだ、といい出す
  「これらのポイント3つをチェック、チェック、チェックだ。」
 と言い放つ。

・ダメ出しをされた日本人担当者、エクスパットに対して理屈で反論できない。

・めでたく、チェック・プロモーションの推進決定

・「レ」をチェックに見立てたプロモーションが我々の身の回りに出回る。

かくて日本のことをあまり知らないエクスパットに押し切られた〔勝手に思い込んでいる〕日本人担当者はひとり、会議を思い返してこう言う。

『アメリカ人と違って、そもそも日本人には絞った基本原則をいくつかチェック・チェック・チェックして、全部チェックできたら即行動、というメンタリティーではないだけとなぁ・・・。あいつはまだわかってないからなぁ・・・。』

上記はすべて完全に僕個人の想像以外の何者でもなので、本当のことわかりません。

念のため。


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2008/08/13

フランス料理は「ばっかり食べ」か?

昔、内資のとある製造工場で働いていた頃、ある日、工場でたたき上げた大先輩に連れられて、和食の良いお店で夕食をおごってもらうこととなった。

割烹みたいなそのお店で、とても上品なお料理を食べているとその先輩が僕を見てこういった。

「こら、『ばっかり食べ』はいかんぞ。作法にも消化にも悪いぞ。」

どうも年配の大先輩は、僕が他の料理を放って先に刺し身だけを全部食ってしまったのが気に入らなかったらしい。

ここで「すみません」とか言っとけばいいのに、つい僕はこういってしまった。

「はい、でもフランス料理のコースを食べるときって、『ばっかり食べ』ですよねぇ~。」

「こら、屁理屈を言うな!!」

大先輩は別に怒った風もなく一喝してくれた。

で、今でもよく思うんだが、日本人が「屁理屈」と呼ぶものは、多くの場合、特に欧州人には食事にふさわしい教養ある優雅な会話ネタになるような気がしてならない。

同じ割烹でフランス人エクスパットと全く同じ料理を食べていると仮定して、会話を想像してみよう。

「フランス料理では、料理が順番に出てきて、同じものを一つずつ食べ終わりながら味わっていきますよね。でも、日本では違うんです。」

「おう、確かにいろいろな料理がいっぺんに出てきているね。どうしてなの?」

「日本では一口ずつ山海の幸をいろいろ楽しみながら食べて季節を味わうのです。〔ホントか?〕だから、子供のときには、よく親に好きな料理だけをそればかり食べるなとよく怒られました。」

エライ違いだ。

ただ、こういう会話を成立させるためには、どうしても最初のWhyに答えるという難関があるのだが、普段から「屁理屈」を考えていない人間にはこれがうまくできないらしい。

思うに、エクスパットとの仕事外の会話は屁理屈で成り立っているのだ。


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2008/08/12

外人コンサルを笑え

あるとき、スウェーデン人N氏が担当のとあるプロジェクトの説明のため、イタリア人コンサルのC氏をつれて、日本にやってきた。会議の席では、N氏は用意してきたパワーポイントのプレゼンに追加して、質問への対応のため、ホワイトボードになぐり書きして大熱弁。

でも、ふと気がつくと、黒板消しがない。。。。。ない、ない、と探していると、イタリア人コンサルのC氏が後ろから、乾いた雑巾をもってきた。

で、スウェーデン人N氏は雑巾を受け取りながら、調子良くこう言った。

「いやぁ、ありがとう。コンサルタントがいるっていいねぇ~。」

このコメントに出席者全員が大爆笑。

僕も笑いながら思った。これは絶対使える、と。

ときどき、日本のことなんかなんにも知らない外人コンサルがやってきて、大変閉口させられるがこのくらい何かしょうもないことをやってくれたときに、これを言ってやろう、と。

ちなみに、「コンサルタントがいるっていいねぇ~。」の部分の原文は次の通り。

"Oh, thank you, it's nice to have a consultant."

僕個人の英語感としては、もちろんその時の雰囲気とか人間関係にもよるけど、"nice"の前に"very"をつけるとちょっと皮肉っぽくなるに違いない。

いかがでしょうか?


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2008/08/11

インドネシア人にわからないインドネシア語

あるとき、職場のHさんに誘われて、7ヶ国語を話そうというキャッチで有名なヒッポファミリークラブの会に行くことになった。

全然知らなかったがHさんは、ヒッポのメンバーで、聞くと今は韓国語にはまっているという。

で、とある土曜日に指定された会場にいくと、呼ばれたとおぼしき人々が集まっていて、その中に職場のインドネシア人ルン君もいた。ルン君は日本語も問題なくできるし、Hさんが呼んだに違いなかった。

さて、会が始まると次々とヒッポのメンバーの方々が出てきて、非常に楽しそうにいろんな言葉をしゃべってくれた。演技ではなく、本当に楽しそうにやってるのが伝わってきた。

で、その次のコーナー。

今度はテープを流して、僕ら外部者に何語が当てさせる、というゲームを始めた。

まず、テープを流す

「今の何語と思いますか?  はい、あなた」

「・・・わかりません」

「今のはスペイン語なんです。面白いでしょう。」

という具合である。

何回目かのことだった。ルン君が当てられた。

「今の何語と思いますか?」

インドネシア人ルン君はまたかなりマジメに答えた。

「マレー語か、インドネシア語。とてもよく似ているのでどちらかはわからない。」

そこで、司会の女性は何事もなかったのように続けた。

「これはインドネシア語なんです。」

僕はちょっと待てと思った。

司会の女性は知らなくて当たり前だが、ルン君は華僑とはいえ、れっきとしたインドネシア人である

その彼がわからないといってるものを、「正解はインドネシア語です」と言い切るというはいったいどういうことなんだろう。。。。

といって、ルン君の方も別に気分を害しているようにも見えなかった。

うーん、どうも今でもこの現象は理解できない。




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2008/08/10

イタリア男をカンカンに怒らせる

あるとき、留学寮の中の共用スペースがどうもうるさい、と思って部屋から出てみると、キッチン+共用スペースで、パーティーが行われていた。まあ、しょうがないなと思っていたが、夜半になるとだんだん人数が減ってきて、ガヤガヤしなくなったが、なにやら音楽がうるさい。

ほとんど人の気配がしないので出て行くと、真っ暗になった共用スペースのテーブルの上にラジカセだけが鳴っている。そこで、誰もいないしと思って、停止させた。

と、その瞬間、部屋の隅のソファから怒鳴り声が聞こえてきた。

「オイ!! おまえ、なにしやがるんだ!!」

見ると胸毛の濃いいかにもイタリアなまりの男がソファから起き出してきていた。

「おまえ、このオレサマが、せっかくリラックスしてミュージックを聞いていたのに、それを途中で止めるとは何事だぁ!!」

「ちょっとうるさいから止めたんだけど」

「なに~、世界で最高に素晴らしいこのイタリアン・ミュージックを途中でとめるとは何だ!!」

この男、本気に怒って顔前に迫ってきた。しかもかなり酔っている感じである。
どうやら、怒りのポイントは聞いていた曲を途中で止められたことにあるらしい。

が、このそもそもこの男、どっから来たのかもわかんない部外者である。
しかも、イタリア文化を笠にして、夜中の三時に他人のスイートで轟音を鳴らしているのに、
いいわけがなく、このまま引き下がるわけにもいかない。

「パーティーはもう終わってるぞ、帰れよ!」

「人が楽しんで聞いているミュージックを途中で切るな、バカヤロー!!」

「パーティーは終わってるんだから、ミュージックは自分のところで聞け!」

「うるさい、いま楽しんでいるのがわからないのか!!」

「こっちはここに住んでいるんだ、お前はここに住んでないだろ!」

「お前は、このすばらしい音楽がわからないのか!!」

「ここで寝てるんだよ。すばらしい音楽は自分の家で聞け」

この酔ったイタリア男で頭をつき合わせて、口論することしばし、なんとか撃退して
静かな夜を取り戻した。

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で、その翌日午後のこと。

まったくのたまたまだが、近くの通りを歩いていると、
昨夜のイタリア野郎が歩いて向こうからやってくるではないか。

げっ、あいつ昨日のことで絶対なんか言うに違いない、と身構えたそのとき、
やつは、10年来の親友にあったかのように満面に笑みを浮かべて、

 「ハーイ」

と握手をしてきた。

で、チカラ強~い握手を終えて最後に、

 「またな !!」

と言ってとてもフレンドリーに去っていった。

こちらは、この間ずーっと、まったくキツネにつままれたような感じだったが、あのイタリア野郎にとって、僕は「やつは男だ」みたいな、そういう何かの認められ方をしたような、そんな気がした。

もっとも全く自分の非を認めて謝るようなこともなかったから、あれは単なるテレ隠しだったのか?


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2008/08/09

マレーシアのペン -2


これは、マレーシアのペン の同じペンの一部。
真ん中部分と違っていて、木で鳥〔それともヘビか?〕がカービングされている。
これが鳥だとすると、日本の「お鷹ぽっぽ」に似ているような気もしないでもない。



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2008/08/08

SIM Cityはリアルだ

既に古いゲームになってしまったが、思うに、SIM Cityっていうゲームはとってもアメリカ的である。何にもない広~い制限のない地面に、ビルやら鉄道をはめていくっていう時点で、既にアメリカ以外の何者でもないと思うのだが、社会的な変数関係の設定もかなり安直だ。

例えば、こんな因果関係
-景気の悪化      -> 犯罪率の悪化
-犯罪率がもっと悪くなると -> 危なくなりすぎて、人が減る


しかたがないので、こんなコマンドが用意されている。
-警察署を作る -> 犯罪率が下がる

安直だなぁと思いつつ、他方でこれらが間違っている、というのは難しい。

でも、アメリカ大都市のダウンタウンを見てみると、こんな単純ゲームな図式をそのまま地で行っているようにも思う。そもそもアメリカのダウンタウンでは、センターシティー近くにずいぶん昔に建てた家々が、町全体そのまま全く建て替えられることなく、一部破損+落書き付きで、そのままイコール危険地帯になっているように見えることが少なくない。

だから、思う。

本当は「割れ窓理論」で、全部きれいに建て替えるのがいいんだろうけど、それができないんだったら・・・・・

そう、警察署を作ればいいのだ!!


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2008/08/07

ホームレスの親子にせまられる

ある冬の雪がちらついている夜のことだった。

外から留学寮に帰ってくると、寮の入口を目前にして突然目の前にホームレスの親子が現れた。

しまった。

夜だから用心していたつもりなのだが、寮入口にはいつもセキュリティーがいることもあって、その寮入口の目の前で、こんなことになると思っていなかったので、ちょっと甘かった・・・。

寮の入口5mくらいのところで、そのホームレスの親子は僕の行く手をさえぎるように止まり、かすれた声が話し掛けてきた。

「ボクらは、昨日から、何も食べてないんだ、助けてくれ。」

「・・・・・・」

彼らの頭と服の上は、白い雪がてんてんとしていた。

僕は首を横に振り、努めて平静を装い、でも背中に恐怖を感じながら、入口のドアに手を掛け、中に入った。

でも彼らは紳士だった。
それ以上何も言わず、追いかけもしてこなかった。

留学寮の自分の部屋にもどって窓の外の雪を見ながら、さっきの事件を思い出していた。

彼らのいうことは、うそには思えなかった。いや、きっと本当なんだろう。
2ドルもわたせば、彼らはコンビニWAWAに行って細長い食パンかなんか買ったはずなのに。

ここで告白・懺悔します。
すみませんでした。


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2008/08/06

金髪好き

留学寮にいた頃、はっきり言って、外人が、日本人女性を彼女にしてつれて歩いているのを見るのはとてもとても不快だった。当然、やっかみも入るから説明は難しいけど、理屈というより本能的・生理的に「お前、何やってんだよ」という感じ。


韓国人ヒョンエルともそんな話をして盛り上がり、彼も不快感に同意してくれ、次のようなネタに合意した。


合意ネタ1

『東洋人男性が、西洋社会に受け入れられるのは、東洋人女性が受け入れられるよりも、絶対にかなりハードルが高い』


合意ネタ2

『もし東洋人男性が,白人女性を彼女にしているのを見たら、彼の偉大な業績をたたえよう』


そんなある日、大学で受付事務をしている、かなり美人の白人女性が、とある韓国人の夫人であることを知ったのだった。


そのときに頭に浮かんだ恋愛ストーリー;
その知らない韓国人男が、幾度のクラッシュにもめげずにその白人女性に口説きつづけ、ついに落としてしまうの図。

で、思ってしまったこと;

「あ、そいつは絶対金髪好き」

ああ、なんてPoorな感情・・・・・所詮は単なる嫉妬なんだろうか?


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2008/08/05

生クリームにもプロの技

あるとき、バイト先のレストランの厨房で、客がまだ来ないので、時間つぶしにおいてあったフランス語のデザートレシピの本をみんなで眺めていると、 フランスで研鑽を積んで帰ってきた、でも日本人しかいないのに、 なぜか厨房内ではフランス語のみを話す小林シェフがやってきた。

パウンドケーキのレシピのページを見ながら、

「デザート ハ、ドレモ、トテモ、ムズカシイ、デース」

まあ、そうなんだろうなぁ、と思ってきいていると、シェフは、
ページを一枚一枚ずーと、めくっていって、とあるページで止まり、
こういった。

「コレナラ、アナタニモ デキマース」

シェフはそういって、そのページを開いたまま、本を開いたまま渡して去っていってしまった。

素人にもできるそんないい何かがあったのか、と思って見てみたがタイトルも読めない。

しょうがないので、見習いシェフの只野さんに聞いてみた。

「すみません、これなんですか?」

「生クリーム」

「え!?」

「だから、ホイップを買ってきて、泡立てして、完成」

「・・・・・」

そのレシピ集は、生クレームの泡立て方のみで、写真付で見開き2ページ分を使っていたのだった。
これがプロの基本!?


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2008/08/04

マレーシアのペン


これはマレーシアのおみやげにもらったペンの胴体。

ひし形のつぶつぶは、ガラスでできた鏡のかけらです。

勝手に想像すると、ラメ入り色つき粘土みたいなものに、鏡を割って作ったカケラを、埋め込んでつくった、という感じか?

これって、 インドの文鎮 に似てないかな?
別の角度からは インドの文鎮-2




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2008/08/03

スッチーさんのおかえりなさい

ある出張の帰りにロンドン・ヒースローで、日本行きの日航に乗り込もうとしていると、飛行機の入り口に立っていた日本人スッチーさんが満面の笑みで、

「おかえりなさい !!」

といってくれた。

これはこれで、とっても心に染みわたっていいんだが、なんなく違和感もある。

まだ、ロンドンにいるはずなんだが、とも思うし、同じ日本人でも女性客の受け取り方は、もっと微妙に思える。

それにあれじゃあ、結局、日本人と、そうでない人とを別扱いしていることにならないのか?

ああいうサービスをすることによって、きっと何人かに一人、勘違いなおじさまが出てきて、結果的にスッチーさんの仕事が増え、かつ外人客から不公平間が出るんじゃないかなぁ、と変な心配をしながら、席に座り込んだのだった。


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2008/08/02

屋外カフェに居座るのは好き?

あるとき、ベルギー人外資エクスパットのオリビエと、ランチに出かけた。
場所は、近くのイタリアン。

店に入ると、

「こんないいところがある」

とオリビエは、一直線に屋外席へ。

「日本人はなんで、外に座らないんだ?」

僕は日陰の椅子に座りながら答えた。

「暑いし、ほこりっぽいから」

「今日はいい天気じゃないか」

「そうだけど、習慣として」

「外だと通行人を見られて面白いぞ、オレなんか何時間でもここに座って見てられるね」

そうなんだよ、これ、どうしても理解不能。

確かに海外に行くとよく見るんだけど、ずーっと、屋外のカフェとかで、特に何もせず座りつづけている人々。なんであきないんだろ?


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2008/08/01

全州ピビンパと生卵

韓国に旅行にいったときの話。

以前に、留学寮で知り合いになった韓国人から、韓国においては、全州〔チョンジュ〕という町が食べ物においては頂点にあり、韓国的には「食は全州にあり」なのだと聞いていた。特に全州では、石焼する全州ピビンパが有名だ、と。

というわけで、韓国旅行では全州ルートに入れ、バスで全州バスターミナルに到着。早速、全州ピビンパを注文してみた。

で、出てきたのは、最近日本でもよくみるようになった「石焼ピビンパ」そのもの。

ちなみに、韓国のあちこちでピビンバを見たり食べたりしたが、石焼で出てきたのは全州だけだった。おそらく今の日本でイメージしている「ピビンバ」と韓国で普通にイメージする「ピピンバ」には高級感においてレベルの差があるに違いない。

で、その全州ピビンバの真ん中には、生卵〔半生だったかも〕の黄身がのっていた。

ピビンバの名前に則り〔「ピビム」は混ぜるの意、「パ」はご飯の意である。〕、熱い石碗の中でご飯と具を混ぜながら考えた。

果たして、この卵は生のまま食べることを想定しているのか、それとも石碗の中で焼かないといけないのか、と。なにしろ半生の黄身をご飯に混ぜて食べるのと、石碗で焼ききって食べるのとでだいぶ味が違うと思うのだが、どっちなんだ???

西洋人的には、日本のスキヤキは、生卵をそのまま食べる世界的には「奇怪な」 or 「かなり変わった」料理ということなっているが、そもそもこれは西洋では生卵を食べると腹を壊すから全ての卵焼きは黄身に火を通すのだが、韓国では生卵をそのまま食べるのだろうか?




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