2014/12/06

インド人、2回も騙されない

ある日のこと。

インド人Aは会議室に日本人Hさんを呼ぶと、仕事の進捗が芳しくないのではないか、とまくしたてていた。Hさんは座ったまましばらくAの言い分を無言で聞き続け、Aの話がそろそろ繰り返しに入るころあいを見計らって、さっと右手を挙げた。

「・・・・・・・」

返事を要求している相手から、ようやく出てきた意思表示に思わず口を閉じたA。それを見て、Hさんは椅子からゆっくりと身体を起こすと、Aの顔を覗き込んでゆっくりと口を開いた。

「オレはな、この仕事を何年もやってきた。いろいろなことを経験してきた。」

「・・・・・・」

「いいか、オレの目を見ろ・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

AとHさんの間で鋭い視線が交錯する。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

まるで極道映画のような気合に飲まれ、さすがのインド人Aも黙り込み、特にそれ以上くどくど言わずに帰って行った。


教訓1; インド人にも気合は通用する



このまま話が終わるとかっこいいのだが、世の中そううまくはいかない。

結局、Hさんは目標を達成することができなかったのだ。そしてその後、インド人AはHさんの言う何もかもを何も信用せず、どう説明しようが一切何も聞かなくなってしまったのだった。

教訓2; インド人、2回も騙されない

0 件のコメント:

にほんブログ村 海外生活ブログ 全世界情報へ

Copyright (C) 2008-2014 たまーむ All Rights Reserved