2012/08/26

国道58号線

失われた沖縄の記憶を求めて僕はバスターミナルに行き、那覇から国道58号線を北上するバスを探して乗ることにした。幼稚園のころ、僕は米軍基地近くのオキナワ・クリスチャン・スクールなる学校に通っており、今も残るわずかな記憶では学校は、国道58号線沿いにしばらく走って、左側の海沿いに、米軍戦闘機の見える場所の近くを右折して入ったところにあったはずである。


国道58号線は沖縄本島に南北に走る県内随一のメインストリートであり、今に至るも似た国道はないので、この道路については疑問の余地がない。

乗客をわずか数人乗せたバスが沖縄県庁前を曲がって、58号線に入ると僕は左右の風景に何か見たことのあるものがないか眺め始めた。

(なにか見覚えのあるものはないのか・・・)

とはいえ、過ぎてしまった長い時間とは別にもう一つ不安があった。それは当時とは風景を見る角度が違うか知れないこと。なにしろ7 30(ななさんまる)以前は今とは違ってすべての自動車は右側通行だったのだ。



7 30(ななさんまる)について

オキナワ・クリスチャン・スクールについて
オキナワ・クリスチャン・スクールのアルバム

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2012/08/18

ダブル・ディジット

外資企業内で使われる用語には特別なニュアンスのある言葉があるなと思うことがある。

"ダブル・ディジット"もその一つだ。 

"ダブル・ディジット"は直訳すると「2ケタ」という意味。たいていは市場や会社の成長率を誇ったように表現するときに使われる。 例えば次のように。

  「△△のマーケットは去年から今年にかけてダブル・ディジットで成長しました。」 

ではいったいこれは具体的にはどのくらいの成長なのか? 

ここで「2ケタ」という数字は10-99まであるなどと書生のようなことを考えてはいけない。実際にはたいていこんな回答が得られる。

  「10.2パーセントです」

なんと、10を超えれば栄えあるダブル・ディジットなのだ。

 あつかましくも9.5%を超えるあたりから"ほぼダブル・ディジット"というおまけ表現が使われ始め、経験的には12%くらいまでしか、わざわざ誇らしげにダブル・ディジットとは言われない。

 つまり、"ダブル・ディジット"とは10プラス・マイナス1くらいのことだと思っていればいいのである。

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2011/12/30

手がある"雪だるま"の誤解

毎年クリスマスの季節になると、日本でもデパートなんかでスノーマンの絵を見かけたりする。

ところで、スノーマン("snowman")という単語は、日本語訳するときには簡単に「雪だるま」と置き換えられてるのが普通だが、どうもこれは誤解の循環を生んでいるような気がしてならない。

洋風スノーマンにはたいてい、左右に棒などがささっていて、つまり、"手"がついている。

この手のついた洋風スノーマンがしばしば「雪だるま」と訳されているわけだが、これを見るといつも僕は

「ちょっと待て」

と言いたくなる。

なぜかっていうと、「だるま」というのは本来、「手がない」はずなのだ。

手がない「だるま」を雪でつくったのが「雪だるま」だろうに、いつの間にか洋風スノーマンが「雪だるま」と訳されているうちに、「だるま」のくせに和風の「雪だるま」にもなんとなく手がついたものが増えてきたような気がしてならない。

スノーマンを「雪だるま」と訳したのがそもそもの間違いではないのか?

じゃあ、手があるスノーマンは、なんて日本語に訳すべきんだよって言われたら、やっぱこうでしょ。

「雪人形」




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