2010/06/27

"+ve" とか "-ve" って、なんだ?

華人Cとの間で仕事に関するe-mailの往復をさせていたときのこと。

ある日、僕は華人Cから、次のようなメールをうけとった。

(華人Cからのe-mail)

ケース1 (+ve)
これこれこういうことになる。

ケース2 (-ve)
こういうことになる。



華人Cの言いたいことはだいたいわかったので、わかったよ、という返信をしようと思ったのだが、

奇妙な省略語が気になった。

(+ve)

(-ve)


とはそれぞれ何だろう?

"ve"に当たるような省略語をいろいろと考えてみたが、思い当たるフシはない。

しかも、前についているプラスとマイナスはいったい何だろう?

結局、僕はこんなメールを返信した。

(僕から華人Cへのe-mail)

了解。だいたいわかった。

ところで、(+ve)、とか、(-ve)って、何の略?




すると、華人Cはこんな返事を返してきた。

(華人Cから僕へのe-mail)

早速の確認、ありがとう。

追伸
+ve =ポジディブ (Positive)
-ve = ネガティブ (Negative)



うーん・・・なるほど!!


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2010/06/20

身振りでレア・ステーキを注文して失敗する

あるときマドリッドのレストランに入り、食事をすることになった。

案内されて椅子に座ったところで、ふと、ここで英語を使ってしまうのは野暮のように思われた。

昔、妹がフランス南部の人と結婚した日本人の友人が、義理の弟との会話で英語で使うと『なに、気取ってんだよ』っていう雰囲気になる、と言っていたのを思い出したのだ。

きっと英語は仕事のときにやむを得ず使う、というものなのだろう。

とりあえず無言でメニューを受け取り、なんとなくステーキを頼むことに決定。

スペイン語はよく分からないので、ウェイターのスペイン人のお兄さんにはメニューを指差して注文したが、ふと頭の中に架空のスペイン男が出てきて勝手につぶやいた。

『まったくステーキを注文しておいて、焼き加減を指定しないなんて信じられないね』

そうなのだ。やはり食事はエンジョイしなくては・・・。

英語を使わずに身振りのみでミディアム・レアを指定できるだろうか?

(・・・・・)

僕は2秒考えて、『ミディアム・レア』を諦め、『レア』に挑戦することにした。

「あー・・・」

まず、意味不明な音を発してウェイターのにいちゃんの注意をひいて、アイコンタクト。

まず、右手で肉を挟んで、鉄板の上に置くフリをして

「ジュー・・・・ジュー・・・・・」

と2、3秒、肉を焼く擬音を口から発した。

若いウェイター氏は明らかに、僕が肉を焼くそぶりをしているのを理解しているようだ。

そして、今度は、その右手で肉をひっくり返すフリをしてまた、2、3秒肉を焼く音。

「ジュー・・・・ジュー・・・・・」

動作を切って、人差し指を左右に振りながら、

「ノン!!」

と重要な一言。

「オーケー・・・」

もちろん、これだけではウェイター氏には何が良いのかわからないはずだ。

僕は今度はすばやく一瞬、肉を焼く音をさせ、間髪いれずにひっくり返してまた短く焼く音。

「ジュ!! ジュ!!」

という感じにやった。さっきのよりも極端に焼く時間を短く!!

そして、身振りの終了とともに右手でオーケーサイン。

するとウェイター氏、今度はうなずきながら、確認するように同じことを僕に向けてやって見せた。

「ジュー・・・・ジュー・・・・・

 (ゆっくり、ひっくり返す)

 ジュー・・・・ジュー・・・・・

 ノン。」


 (僕はここでうなづいてみせる)

「ジュ、 (すばやくひっくり返す) ジュ!!」

どうやら完璧だ。僕はウェイター氏への念押しの一言を。

「ぐらしあす!!」

これで英語を使わずにレア・ステーキの注文を完了。うまくいっただろうか?

いろいろ想像しながら待っていると、やがて注文したステーキがやってきた。

焼き加減はどうだろうか?

ナイフとフォークで、約1センチの厚いステーキを切り、断面を開いて愕然とした。

断面はほとんど100%ピンク色!!

表裏のわずか紙一枚の薄さ分も火が通っていない!!


超ウルトラ・レアとでもいうべき、ほとんど牛肉のたたきのような状態だ。

きっとあのウェイター氏は、厨房に対して

「レア」

と伝えたのではなく、

「ジュ!! ジュ!!」

という身振りのみを伝えたのだ。

その結果、厨房のシェフはこれを無類の生肉好きの客が来たと解釈して、本当に

「ジュ!! ジュ!!」

という身振りの時間だけ、焼きを入れたに違いない。

こうしてその晩、僕は少しブラック・ペッパーの効いた、噛みごたえ満点のウルトラ・レア・ステーキを長時間にわたって十二分に堪能したのだった。

やっぱり食事はゆっくり楽しまないとね。



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2010/06/13

越前美人?

ある日のこと。雑談をしているとMさんが美人についての話を始めていた。

「日本海側って、美人が多いでしょ。」

そういえば彼女は福井出身なので、日本海側について語る資格があるといった感じだ。

「そうですね。」

「一県飛びに、美人の産地ってことになってますよ。

「?・・・」

「まず、北海道美人。」

「あ、はい。」

「それから一つ飛んで、秋田美人。」

「あっ!! そうですね。」

「一つ飛んで、新潟美人。」

「はい。」

「一つ飛んで、加賀美人。」

「石川でなくて加賀なんですね。」

「一つ飛んで、京都美人。」

「なるほど~」

すると、そこまでニコニコしていたMさんがギロっと目を光らせて言った。

「なるほど~、じゃないでしょう!!」

(彼女は福井出身なのだ・・・)

「あっ・・・すみません・・・個人は別の話ということで・・・」

でも、なんだか、ハメられたような気がしないでもない。

間を飛ばされている、青森、山形、富山、福井の美人の方々、一度お試しを。。。



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2010/06/06

お誕生日おめでとうの歌

ある日、しばらく滞在している華人WがムスリムのビジターLと一緒に帰る前に声をかけてきた。

「今日は特別な日なんだが、一緒に食事にいかないか?」

「特別?」

「そうなの、特別な日なの。私の誕生日!!」

とムスリムL。

そんなわけで、その他数人と一緒にレストランに行き、夕食を食べ始めた。

「ねえ、日本語で、ハッピー・バースデーの歌を歌ってよ。

「ハッピバースデー、トゥー、ユーって、やつか?」

「ダメダメ!! それは英語でしょ!!」

「日本語で、そんな歌あったかなぁ・・・」

すると華人Wがコメントした。

「例えば、ハッピー・バースデーの同じメロディーで、広東語バージョンとか、福建語バージョンとかあるよ。」

(ハッピー・バースデーの歌の日本語ねぇ・・・どこまで行っても全部カタカナだなぁ)

考え込んでいると誕生日本人のLが質問する。

「ハッピー・バースデーは、日本語でなんていうの?」

「お誕生日おめでとう」

「それそれ!! だから、それを歌ってよ!!

すると同席していたコンサルの日本人Hさんがひらめいたらしく、ハッピー・バースデーのメロディーで歌い始めた。僕もすぐに一緒に入った。

「お誕生日、おめでとー

 お誕生日、おめでとー

 お誕生日ー おめで・(字余りで、ちょっともたつく)・・・Lさ~ん

 お誕生日、おめでとーう!!」


こうしてLさんはすっかり大満足。

「どうもありがとう!!」

それにしても、どうやら日本には適当なお誕生日ソングがない、ということらしい。



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