2008/12/31

問題発言

UKからとある事務処理のチェック〔それとも監査というべきか・・・〕にやってきたロドニー、われわれがチェックの手続きにヘキエキしているのを見てこういった。

「僕も日本について、こんな機械的なチェックがいらないと思っている。

でも、これはルールなんだ。

想像してみてくれ、これがもしアフリカだったら、こういうチェックが要るってわかってくれるだろ。」


おいおい、それは問題発言じゃあ~。

他方で、チェックをされている側の日本人アンノさんはこんなことを言う。

「あいつら、せっかく夜に接待してもぜんぜん遠慮しないんだよなぁ~」

あの~、それは、それで問題発言なんではないかと。。。


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2008/12/30

「豆乳・ヨーグルトかけミューズリー」

ブルガリア・ヨーグルトには、ビヒィズス菌などが入っていてお腹良い、ことになっている。

ところで、菌を培養するのは菌自体のエサが必要だ。

なにがエサなのかは、Web検索すると簡単に出てくる。たとえばWikipedia。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B4%E7%B3%96

上のリンクにあるように、『オリゴ糖』は、お腹の中で菌を培養するためのエサになるらしい。



ところで、『オリゴ糖』の入っている食品を検索する。

http://tou.odjp.net/040/post_16.html

例えばこんなサイトによると、「豆乳」にはビヒィズス菌のエサとなる「オリゴ糖」が入っているらしい。



じゃあ、ビヒィズス菌と、そのエサを自然に同時に食べる方法は? となるとなぜかとたんに検索できなくなる。

ということで、こんな方法を思いついた。

「豆乳・ヨーグルトかけミューズリー」

まさに毎朝、ビヒィズス菌と菌のエサを同時に食物繊維にまぜて食べる健康的な整腸生活!!

ちょっとだけWeb検索してみたが、

「ビヒィズス菌と菌のエサをセットで食べるメニュー」

を具体的に売り込んでいるサイトは発見できなかった。

この考え方は何か間違っているのだろうか?


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2008/12/29

ブルガリア・ヨーグルトを継続的に「培養できない理由」?

以前何かのテレビ番組で見たのだが、ブルガリアではヨーグルトを作るときに菌の元として、そのへんに歩いているアリを入れると、それでこと足りるらしい。

先日、僕個人としてアクセスできる、この種の内容での最高のオーソリティーである日本人W氏にブルガリア・ヨーグルトの話をして聞いてみた。

それは、こんな感じだった。

「ブルガリアではね、そのへんのアリをつかまえて牛乳に入れとくと、ヨーグルトになっていうのを昔、テレビで見たことあるんですよ。」

「あ~、そう。」

「明治のブルガリア・ヨーグルトかなんかのラベルに、毎週ブルガリアから菌を送ってもらっているみたいなことを書いてあったんだけど、なんでそんなことしなきゃいけないんですか?」

「うん、ああいう菌はね、何度も分裂させているうちに菌の性質が元のものとは変わってしまうんだよ。」

「分裂回数に限界がある?」

「そうね。まあ、そういうこと。」

「じゃあ、最初にブルガリアからもらったやつを、増殖させてヨーグルト作る用と、保存用に分けといて、ときどき保存用から追加投入すればいいんじゃないの?」

「それはねぇ・・・、たぶんダメなんだよ・・・」

「じゃあさ、なんで、明治乳業はさ、わざわざ毎週、ブルガリアから菌をもらわなきゃいけないのかな?」

「うーん・・・」

「なんで、ブルガリアにいる菌はさ、アリの中で別の菌に変質してしまわないのかな?」

子供のような質問を連射する僕にW氏はようやくこう言ってくれた。

「こういう培養モノって、もちろん人によって知識レベルに違いがあるんだけど、僕レベルでは確かによくわからないことがいっぱいあって、そういうホントのことって、本当に深く研究している人しかわかんないんだよねぇ。確かに一回そういうのを本当にわかっている人に説明してもらいたいねぇ。」

そうかぁ・・・オーソリティーW氏を持ってしてもわからないことなのかぁ・・・。

日本では、『紅〇キノコ』に始まって、最近では『カス〇海なんとか』まで、10年おきくらいにこういう『培養モノ』が定期的にはやるようにやっているが、この「培養のナゾ」について僕みたいな一般なおバカにもちゃんと、説明されたことは過去に一度もないんじゃなかろうか?

次のブームの仕掛け人には、何としてもW氏をも納得させる家庭で継続的に「培養できる理由」ないしは「培養できない理由」をちゃんと一般人に説明してもらいたい。


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2008/12/28

慶州・「花郎教育院」の門番に追い出される

韓国・慶州に観光に一人で行った時のこと。

慶州は、新羅の都があった場所、とされる。

まず、天馬塚にいく。

ここでは芝生に覆われた円形のそう大きくない古墳がポコポコと畑の中にあった。

そのうちの一つは中に入れて、石室・石棺を見物した。

ついで、墳星台。(1文字目の漢字は違うかも)

東洋最古の天文台と説明がある。天馬塚でも見た同じ修学旅行らしき子供たちの一行を見る。

日本でいえば、京都に修学旅行に行くようなノリなのだろう。

近くに博物館もあるので立ち寄った。古墳からの出土品と思しき、つぼとか、まがたまとか、金のベルトなどが展示されていた。

ところで、その先には「花郎教育院」なるスポットが地図に載っている。

何かはよくわからないが行ってみることにした。

博物館から田んぼの中を歩くこと約2時間。ようやく「花郎教育院」らしき建物に到着した。

門番のようなおじさんがいたので聞いてみた。

「すみません。これは『花郎教育院』ですか?」

すると門番さんはいかめしい顔をしてこう言った。

「そうだ。この建物は学校として使っていて立入禁止だ。だから、ここからすぐに出て行け。」

「はぁ・・・そうですか・・・」

かくて僕は、しかたなく統一殿(新羅が三国分立をやぶって統一したときの王を祀る殿)に向ってとぼとぼと歩いて行ったのだった。

「花郎教育院」に到着するためにかなり努力したのだが・・・残念。

ところで、「花郎教育院」がなんであったのか、なんで観光スポットに載っていたのかは、今でもわからないままである。



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2008/12/27

ベークド・ポテト

アメリカの田舎の食堂では、「ベークド・ポテト」("Baked potato")というメニューがある。
はっきり言って別にたいした料理ではない。

で、おそらく、たいした料理ではないがゆえにこの「ベークド・ポテト」は日本にはあまり入ってきていないが、実は結構ポピュラーなんではないかと思う。

さてこれは、どんな料理か。

ジャガイモを皮つきのまま、ふかしたものが、皮付きのままゴロンと皿に上にのって出てくる。
上にちょっと割れ目を入れて、溶けかかったバターのかたまりがのせてある。

以上。〔見たことのある人にはわざわざ説明するまでもない・・・〕

客はというと、テーブルの上にある塩を好みに応じて振りかけて、ナイフとフォークを使って食べる。

要は、ストレートにジャガイモのみを食べる料理で、これがおかずなのか、はたまたパン・ライスの替わりなのかは、注文する人次第だ。

日本であまり見ないといったが、先日、ウェンディーズ "Wendy's" でこれを見た。

注文すると、いかにも電子レンジでチンしました、というものが出てきて、どうもイマイチだったが、本来、もっと美味いものであって、あれが日本のベークド・ポテト代表というのはちょっとかわいそうだ。



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2008/12/26

「韓国人!!、日本人!!」っていう一発芸

あるとき、留学寮の中で、日本人ヨシコも知っているという金髪のデンマーク人女性Aさんを紹介された。

するとAさんはいきなり、こんなことを始めた。

「あなた日本人なんでしょ。」

「うん」

「あのね、面白いことを聞いたから、やってみるから見ててね。」

彼女は、両手の指で両目を引っ張って、つり目にして、

「これが韓国人!!」

それから、今度は、同じ指を今度は下にさげてたれ目にして、

「これが日本人!! 面白いでしょ!!」

僕は、面白いっていうか、なんていうか、日本人の目ってたれ目かなぁ・・・なんて考えてしまい仏頂面をしたままになってしまった。

すると、デンマーク女性のAさん、このパフォーマンスが全く僕に受けなかったことで、

『もしかして、やばいことをしてしまったのかも・・・』

と思ったらしく、突然小声になり

「エクスキューズ・ミー」

とささやいて、逃げるように去って行ってしまった。

まあ、でも誰が作ったのか知らないが、「韓国人!!、日本人!!」っていうこの一発芸は、少なくとも韓国人にも日本人にもあまり受けないような気がする。



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2008/12/25

コリアンな"SUKIYAKI"

留学寮の前近くには、コリアンのおばちゃんがやっているフード・トラックがあった。
値段は忘れたが、メニューの一番高いやつが "SUKIYAKI"

ちょっと待って、このフードトラックは、コリアンじゃないのか?

なんで、プルコギじゃなくて、スキヤキなんだ?

といつも思っていた。

でも、食べてみたい。。。。。

一度だけ、意を決して一番高い"SUKIYAKI"を買ってみた。

・・・・生卵は当然ない。


〔あっても、怖くて食えないけど。〕

確かに肉はうまかったんだけど・・・

このプルコギをなんでわざわざ"SUKIYAKI"というかなぁ・・・。



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2008/12/24

Big, in Japan

ベルギー人の外資エクスパットのオリビエは、とても背の高い白人男性である。

あるとき彼は、日本で買ったおみやげだと言って、白いTシャツを見せてくれた。

「このTシャツは面白いだろう!!」

みると、その白いTシャツには、こんな簡単なシルエットの漫画で

背の低い人々の真ん中で、一人だけ背がぶっちぎりに高い人物が書いてあり、

その漫画の上には、大きくこんなフレーズが書かれていた。

 "Big, in Japan"

背の高いオリビエがこのTシャツを見るとまさに漫画の通りそのままである。

でも、なんとなく日本人の僕としては素直に「面白い」という感じではないんだなぁ・・これが。


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2008/12/23

フィラデルフィア30th駅で中年男の頼みを断る

あるとき僕は、フィラデルフィアの石造りの立派な30th駅でSEPTAのバス時刻表を眺めていた。

SEPTAについてはこちら

30th駅は、日本人の間では、よく「30丁目の駅」と呼ばれていたが、とにかくおそらくAMTRAKの駅も入っており、感覚的には他都市から見ると間違いなくフィラデルフィアの中心駅である。

で、駅の中には行き先別のSEPTAバスの路線案内のリーフレットがいろいろとおいてあるわけだ。

フィラデルフィア市内を東西にほぼまっすぐに走ってくれる21バスの路線図を眺めていると、後ろから声をかけられた。

「ハロー!!」

振り返ると、見知らぬ白人の中年男性がいて、なにやらイラついているような雰囲気である。

「・・・・???」

「ハロー。僕はさっきここでスリにあって財布がなくなってしまっているんだ。

 でも、電車に乗らないと家に帰れない。

 だから、僕に5ドルを貸してくれないか?」


僕は首を振って、ゆっくりと、しかしはっきりとこう答えた。

「ソーリー。僕にはできない。」

するとその中年男は、何も言わずに向きをかえて、そのまま歩いていった。

その先にいる通りすがりのおばさんに声をかけるに違いなかった。





僕はどうしてこんなことを今でもありありと覚えているのだろう?

しかも、今でもそのときに僕の心の中に芽生えた

「その中年男の話はうそで、単に通りがかりの人に金をせびっているのだ」

という、根拠のない確信はずっと残ったままなのだ。



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2008/12/22

全家便利商店

台湾で見かけた「ファミリーマート」は日本と同じ配色の店構えで、看板にはこう書いてあった。

「全家便利商店」

うーん。

「ファミリー」を「全家」にして、「マート」はコンビニだから「便利商店」と翻訳した、という感じかな。

で思った。

「ところで、ファミリーマートの『ファミリー』ってなんだ?」

解釈1

一家全員、おとうさんもおかあさんも、みんな便利に使える店?


解釈2

オーナーの家族全員、おとうさんもおかあさんも、みんなで店番をやりくりして、24時間営業を支える店?


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2008/12/21

一直去就到了

しばらくの間、僕は、社員の香港人徐さんが好意でやってくれている社内の中国語会話の講座に参加していたことがあった。

徐さんは別に中国語講師ではなく、本業は営業マンであるが要望にこたえてボランティアで講師をやってくれていたのだ。

徐さんは、とりあえず何もわからない日本人が、中国に出張してすぐ使えるような丸暗記用の会話集みたいなものをコピーしてくれ、僕たち参加者が徐さんについて声をあげるという形式だった。

中国語会話が3か月ほど進んで、やや参加人数が減ってきたころにこんな例文が出てきた。

「一直去就到了」

さて発音練習をして、講師の徐さんはこんな驚くようなことを言った。

「はい、この例文は『まっすぐ行くと、すぐ着きます』、っていう意味です。

 このフレーズはよく使います、というかよく聞きます。

 ただ、これを中国で通りがかりの人から聞いた場合は注意してください。

 まず、必ずウソです。」


僕ら参加していた受講生の日本人は全員あっけ・・・・。

「は? どういう意味?」

徐さんはあまり要領を得ない説明を繰り返した。

「だから~、中国で通りがかりの人に道を聞いて、

 『一直去就到了』って言われたら、疑ってください。

 言われた方にまっすぐ行ってもたいてい着きません。

 僕もなんども騙されました。」


参加していた日本人Yさんが聞いた。

「なんでなの?」

徐さん、答えて曰く

「うーん、うまく説明できないけど、とにかくそういうもんです。」

その後、僕は中国語を上達させることはなかったので、徐さんのアドバイスがどのくらい当たっていたのかは今に至るも謎のまま。

どなたかわかる方いらっしゃいましたらコメントお願いします。



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2008/12/20

つめはネイル

米国内にある留学寮に住んでいながら、ぜんぜん英語がうまくならないなぁ・・・なんて悩んでいたある日のこと。

留学寮で同じスィートに住んでいたギリシア人のピロスは、ホテルの受け付けなんかのバイトをしていて、全く英語に問題を感じさせなかったが、あるとき、通りすがりに聞かれた。

ピロスは、自分の左手親指の爪を、右手で指しながら

「うーんと、コレ、コレって英語でなんていうんだっけ?」

「これのことか? ネイル ("Nail") 」

「あー、そうそう、ネイル、ネイル。ありがとう。さすが、英語よく勉強しているねぇ。」

グサッ!!

本人にそんなつもりはないんだろうが、あれは強烈だったなぁ。



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2008/12/19

慶州・仏国寺の販票所

韓国・慶州の仏国寺(プルグクサ)は観光案内所から、500メートルほど坂をあるいて登ったところに、その入口があった。

仏国寺はお寺のはずだが、入口には販票所がある。

つまり、有料。

「お寺であるにもかかわらず、入場にお金が必要、というのはそもそも生きている宗教施設ではなくて、博物館化している証拠である。」

なんてことを思いながら、とにかく料金を払って中に入った。

「仏国寺は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で破壊され、1975に再建された」

などと書いてある。

うーん、なるほど。それは申し訳のない。有料になるのは当然だ。

緑色が印象的な金堂内で、りっぱな金色の仏像を見上げながら僕は一人反省した。

「あまり人聞きの悪いことを思うものではない」、と。





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2008/12/18

慶州の不思議な「ユースホステル」

韓国・慶州にある、今では世界遺産となった仏国寺(プルグクサ)の前にはinfo、つまり観光者向けの案内所があった。

案内所で僕は尋ねた。

「ユースホステルはどこにありますか?」

すると

「この先にある『XXXXホテル』という名前のホテルがユースホステルです」

といって、道を教えてくれた。

ところがである。問題の『XXXXホテル』に行って、入口で確認したところ

「ユースホステルではなくて、うちは『XXXXホテル』だ」

という返事が返ってきた。

確かに見るからに『XXXXホテル』は日本の観光地にもあるような観光ホテルであって、とてもユースホステルには見えない。

一人納得して、元の観光案内所に戻った。

しかし、今度は観光案内所のおねえさんは再びこう言って説明してくれた。

「いいえ、間違いありません。『XXXXホテル』が慶州のユースホステルです。」

結局、案内所と『XXXXホテル』との間の坂道を往復すること3回。

最後に『XXXXホテル』のちょっと偉そうなおじさんが出てきてくれ、ようやく真相が判明した。

「この『XXXXホテル』は、ユースホステル会員にはユースホステルとしての料金を適用します。」

この頃(今から15年以上前の話だ)、おそらく『XXXXホテル』ではユースとしての利用者はほとんどなく、僕はかなり稀なユースホステル利用者であったに違いない。

しかし、それにしてもそもそもユースホステルっていうのは、利用者同士の情報交換みたいなカルチャーが提供される場だ、ということにミソがあるわけで、カードを示すと料金が下がるとか、そういうものではないはずだ。

今の状況は全く知らないが、少なくとも当時、『XXXXホテル』自身、ユースホステルっていうのが何かよくわからないまま、とりあえず制度のみ導入したように思われてならない。




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2008/12/17

セイリおわった?

東京出身のK君、大阪支社に異動になった。この転勤の結果、彼は生まれて初めて関西で暮らすこととなったのだが、彼に染み付いた標準語〔関西ではあくまでも東京弁と呼ぶ〕と関西弁とのアクセントの違いとかで、うまくかみ合わないことがあることを感じていたらしい。

そんなある日のこと。

K君の隣のグループが、書類が倉庫に入りきれなくなったためいろいろな片付けをすることとなった。
書類を箱に詰めたり、過去のものを廃棄したり、といろいろと大変そうだった。
夕方になってようやく落ち着いてきた頃、K君は廊下で隣のグループにいる女性とすれ違ったので、なんの気なしにふと声を掛けた。

「セイリおわった?」

「・・・・・」

が、ふいを突かれた彼女は、その場で赤面して硬直。。。。したらしい。

K君にしてみると、『整理はやっと終わったけど今日は大変だったね』、とかそういう会話をするつもりだったのだが・・・・。

最近はテレビで関西弁をしゃべる人が増えたので、アカンとかそういう明確な違いはわかるようになったが、こういう高低アクセントによる同音異義語はなかなか身につかない。



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2008/12/16

「インド人もびっくり」とはこういうこと

先日、出張先の日本の地方都市で、お昼になったので、とある食堂入った。

注文したのは

「ベジタブル・カレーうどん」

だった。

しばらくして僕の前に出てきたどんぶり、見ると、カレーの中にうどんらしき麺が泳いでいる。

箸を入れて食べ始めて、すぐに、

「ん!?」

肉が入っているじゃないか!!

なんと、この店の「ベジタブル・カレーうどん」は

『野菜のみを使ったカレー・うどん』

ではなくて、

『ベジタブルをメインにしているが、ちょっと肉も入っているカレーうどん』

だったのだ。

もし、外人が「ベジタブル・カレーうどん」注文して、肉が入っているのを発見したら、きっと怒りだすに違いない。

海外で「ベジタブル○○○○○」というのは例外なくベジタリアン・メニューである。

これは本人からすると、おいしければ許す、というような次元の問題ではない。

そして思った。

まさに、この料理を評してもっとも適切な表現はこれだ!!

「インド人もびっくり!! 肉入りベジタブル・カレーうどん」


ま、僕にはなかなかうまかった、けどね。



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2008/12/15

留学寮にマリファナの売人やってくる

あるときに、留学寮のパーティーの途中で、日本語もできるアメリカ人のアルが近寄ってきた。

「向こうにマリファナあるよ」

「えっ!?」

「ほら、ついて来いよ。」

アルについていって、小部屋に入ると、そこにはタバコをすっているにいちゃんがいた。

「そこの二人が売人」

見ると、ブラックのにいちゃんが2人、机の上で足を組んで座ってこっちをみていた。

「いらない。だいたいタバコも吸ったことないんだから、吸えないし、タバコより先にマリファナは順番が違うだろ。」

「それは、まあ、そうだな」

元の大部屋に戻るとアルは言った。

「日本人はドラックっていうと、すぐとんでもないって態度に出るけど、よく見て判断してほしいんだ。ごくごくノーマルなことなんだよ。別に大して害もない。酒飲んでるのは同じだ。」

彼はなぜか、えらくマリファナを擁護した。

「ふーん」

「だいたい大統領のビル・クリントンだって、昔やってる。後で、くわえたことを否定できなくなって、奴はなんていったと思う?」

「さあ」

「ふかしただけど、肺には吸わなかったってさ、ワハハハハハ

そんなの吸ったに決まってんじゃん、なぁ、ワハハハハハ」




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2008/12/14

慶州で予定外に韓定食を食べる

慶州のバス停前で、日本人のできる客引きの老人に引き込まれ、僕はとある食堂(シクタン)の中にいた。

食堂の中に入って僕がすわると、僕をつれてきたご老人はすっとどこかに消えてしまった。

まあ、それはいい。

しかし、この食堂、実はただの一般食堂ではなかった。

ズバリ、「韓定食」専門店。他のメニューは一切ない。

「韓定食」は李氏朝鮮時代の王宮料理のはずだ。値段は一食5000ウォン。

払える値段ではあるが、内容も金額もどう考えても、バックパック男がお昼に一人で入るような店ではない。

が、そうこうするうちにおばちゃんが2人もやってきて僕の前に、料理の載った白い小皿を次々と並べはじめた。

一つ一つの小皿には、白菜キムチ、ゴマ振ったホウレンソウ、もやし、レンコン甘煮、まめ、佃煮みたいなコンブなどなどなど・・・・・その数15皿

ちょっと待て。この皿数はいったいなんなんだ。。。これを一人で全部食うのか?

さらに、横長の皿の上には、揚げた魚が載って来て、それからさらに、キムチのチゲ(スープ)・・・・

その上に、ご飯もきた。

ご飯は、韓国らしく、銀色の金属でできたフタつきのつぼみたいな入れ物でやってきた。

とにかく、あっという間に、僕は圧倒的な数の皿に取り囲まれた。

「うーん、これが韓定食(ハンジョンシク)!!」

なんとなく騙され感がぬぐえないが、とりあえず気分を切り替えてせっかくの韓定食を楽しむことにした。

この揚げたサカナはなかなかいける。。。。

食べ始めると、確かに豪華な品数だが、さとうも油も比較的少なく、単品野菜の料理が多いのでうまいうまいとあっさり食べてしまった。

わかったよ、ジイサン。うまかったらゆるす!!




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2008/12/13

慶州で老人に「ご飯を食べなさい」と命令される

韓国・慶州に仏国寺(プルグクサ)を見物しに行ったときのこと。

仏国寺は山の上にあるのだが、ひとまず山の下のバス停に到着。

バスから降りると、突然、ご老人が近づいてきて、いきなり日本語で話しかけてきた。

「日本人か?」

見ると、背筋の伸びた白いひげの老人が横にいた。

なんというか、「校長先生」という雰囲気だが、日本語はきわめて流ちょうだ。

「あっ・・・はい」

見るからに老人だし、日本語ができることから、こちらは瞬間的に『昔は御苦労されたんだろう』、と思う。

ご老人はこういった。

「上(仏国寺)には何もないから、先にご飯を食べなさい」

明確な命令調である。

なんでここで見ず知らずのジイサンに「メシを食え」と命令されるのかと面喰って黙っていると、

僕がバックパックを背負っているのを見て、さらにここ続けた。

「ついでに、その荷物もおいていけばいい」

こうして、ジイサンはその「校長先生」のような抗しがたい圧迫感で、面喰ったままの僕に命令を下し、バス停近くの食堂(シクタン)に連れて行った。

ん!?、つまり、このジイサンは単なる客引きか?




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2008/12/12

一本締めができなかったフランス人

ある時に、日本に来ているフランス人留学生クレアと、中国人張さんを数人の日本人で囲んで飲み会をした。

で、飲み会の最後に幹事格のキシさんの提案で、一本締めをやることなったが、クレアは一本締めを知らなかったので、まずキシさんは一本締めの説明を始めた。

「いいかな、両手を前に出して。そう。ぼくが『よ~おっ』っていってから、みんなでパンと拍手を一回するんだ。わかった?」

「・・・・・」

「タイミングは、よ~おっ、パン、っていう感じ。」

「わかったわ」

で、キシさんの音頭で一本締めを始めた。

「みなさん、今日はお疲れ様でした。最後に一本締めで終わりたいと思います。お手を拝借、よ~おっ」

パン パン

二回目のパンはクレアだった。一本に締まらなかったのだ。

「あっ、も一回、も一回」

というフォローが入って、二回目。

「よ~おっ」

パン パン

「あれー、ちょっと練習しようか」

で、ちょっと練習した。

「じゃあ、これで最後ね、お手を拝借、よ~おっ」

パン、パン

クリアは早めにという意識が強すぎて、今度は早くたたきすぎたのだった。
結局この日、何度やってもクレアは一本締めができず、ちょっと落ち込んでいた。

不思議なのは、中国人張さんはこれを何の苦もなくやってのけたことである。

日本語のボキャブラリーとかはおそらく勉強時間に比例して、クレアの方が張さんよりも上だったが、しかし、クレアの前にはどうしても超えがたい、非言語障壁が立ちはだかっていたのだった。

僕は、西洋人のパーティーにうまく入れない感じがするときに、今でもときどき、クレアの一本締め事件を思い出す。


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2008/12/11

ワタシのウマ!?

僕が会社でよく電話会議する英国人女性に、Kさんという女性がいる。

あるとき、会議の最後に彼女はこんなことを言った。

「これから、私のウマの世話をしないといけないの?」

「私の、ウ、ウマ??? ・・・・・」

僕は、あまりに日常を隔絶した彼女のセリフについていけず、固まったまま電話会議を終えた。

うーん。。。むむむむ

『私のウマ』っていう言ったよなぁ・・・・。

彼女の家には馬がいるのか!?

ホントに自宅に馬なんているのか!?





翌日たまたま、ウマ持ちの彼女と同じオフィスの女性と電話で話す機会があったので、聞いてみた。

「Kさんは、ウマを持っているって、ホント?」

すると、その別の女性はこともなげに言った。

「ああー、そうよ。彼女は乗馬が趣味なのよ。」

「じゃあ、彼女の家には馬がいるの?」

すると彼女はあっさり否定して説明してくれた。

「いいえ。自分の所有する馬をあずけておく場所があるのよ。もちろん有料でね。」

「・・・・・ふーん」

それにしても、あまりピンと腹におちる話ではないが一応、理解、できた。

でも、最初に『彼女の家に馬がいる』ということを想像したときに、僕の頭に浮かんだ光景は

「広大な庭付き豪邸の一角に、馬小屋がある」

という図ではなくて、キリスト生誕図のごとくに

「小さな馬小屋に家族が馬と一緒に住んでいる」

という光景だった。

あ~あ、まずこの最初の想像からして、ぜんぜんダメだぁ~!!


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2008/12/10

2日前の「寿司弁当」を食べたベルギー人

ベルギー人外資エクスパットのオリビエ、あるとき、参加人数が減ったのであまった寿司弁当を1つ窓際に放置しておいたのを、2日後にランチとして開けて食べてしまったらしい。

「オリビエ、あれを食べたのか?」

「ああ、食べたよ。なかなかうまかった。」

「・・・・・」

こうなると、あえて何かネガティブなことを言わなくてもいいか、と思って黙っていたのだが、その日に彼が、腹をこわした様子は全くなかった。

そもそもそんなものを、窓際に放置しておくやつが悪いのではあるが、もしかして最近の寿司弁当は2日持つのかなぁ・・・。


もしそうだとしたら、それはそれでコワいが・・・。


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2008/12/09

ヘルシンキ空港で冷たい仕打ちにあう

ヘルシンキのVANTAA空港をたって、UKに向う飛行機に乗った時のこと。

離陸して、水平飛行に入るないなや、コックピットのキャプテンからアナウンスが入った。

「霧の中を上昇したときに、ランディング・ランプが切れて故障しました。

 このため直ちにヘルシンキに引き返します。着陸は約15分後です。」


なに~、という感じだ。

わがままな素人としては、どうせ着陸するのは今でも後でも一緒だろ、と思う。

さて、ヘルシンキのVANTAA空港に着陸するとまたアナウンス。

「これから、この飛行機のランディング・ランプを確認します。

 このままこの飛行機で再離陸するのか、別の飛行機に変更するのかは未定です。

 しばらくこのまま座っていてください。」


飛行機にはタラップが接続されて、ドアがオープンされ、空港関係者などが入っていた。

まあ、それはいい。

しかし、ここは日没後の秋のヘルシンキ。

いったい気温が何度だったのか知らないがあけっぱなしのドアから入ってくる外気の寒いこと寒いこと。

ランディング・ランプとやらの修理かかった約3時間の間、ドアの近くにいた僕は2枚の毛布をかぶってずーっと寒さに耐えていたのだった。

結局到着は5時間遅れ、待っているはずのピックアップはおらず、すっかり風邪ひいてしまうというさんざんなフライトだった。

ランプが故障したのは単なる不運だから何も言うまい。

しかし、修理の間ずっと、ドアを全開にしておくという標準手順(SOP)はなんとかあらためてもらいたい。



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2008/12/08

日本にはスノーグローブがない?

UK勤務のヘザーは日本に出張に来たときに、ついでにある非常に特別なお土産を探していた。

それは、スノーグローブ("Snowglobe")。

彼女が仕事を終えて帰る日にこういわれた。

「スノーグローブを探しているだけど、どこに行ったら見つかるかしら?」

「スノーグローブ?」

「5cmくらいの大きさの置物で、透明なドームの中に透明な液体と、雪のような白い粉が入っているやつ。手に持って降ると、雪がドームの中を舞ってゆっくり落ちてくるやつ。」

「あぁー、あれね。あれってスノーグローブって言うんだ。初めて知った。」

という経緯でスノーグローブを探し始めたのだが、すぐに見つかるという安易な予想に反して全く売っていない。

結局は、ヘザーはスノーグローブを買えずに帰国していった。




さて、その半年後のこと。今度は僕がUK出張し、オフィスでの彼女の机を見るとスノーグローブが30ほども飾ってあるではないか。

「これ、全部スノーグローブ?」

「そうよ。面白いでしょ。」

彼女のコレクションを見て遅まきながら、僕はずーっと誤解をしていたことを悟った。

彼女の集めていたスノーグローブはすべて世界各地の地名が入っていて、一つ一つミラノであっり、香港であったりして、透明ドームの中にはそれぞれの都市を代表するモニュメントが入っていた。

彼女はピンバッチのように、コレクターズ・アイテムとしてのスノーグローブを集めていたのであって、スノーグローブならなんでもよいわけではなかったのだ。

つまり、日本のスノーグローブとしては、台には"Kyoto"と書いてあって、中には東寺の五重塔が入っているようなそういうやつを探していたのだ。

でも、僕の知る限りそんなものは日本には売っていないのだった。

誰か作って空港や観光地に配置してください。

きっと彼女のような欧米人が他にもいるはずです。



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2008/12/07

せーの、ワン、ツー、スリー!!

日本人はみんなで一緒に何かをするときに「せーの」と掛け声をかけるのが普通だ。

ある日に思った。

英語には、「せーの」に当たる言葉がないんじゃないか、と。

で、留学寮内で英語プログラムを担当していたスージーさんに聞いてみた。

「例えば、このテーブルを三人かがりで持って、向こうに運ぶとします。

日本では、みんなが同時にテーブルを持ち上げる力が入れられるように、

『せーの』という掛け声をかけて、同時に力を入れます。」


「オーケー、それで?」

「アメリカ人にはそういう時に使う言葉がないんじゃありませんか?」

スージーさんは至極あっさり答えてくれた。

「あるわ。そういうときには、『ワン、ツー、スリー』っていうの。」


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