2009/08/31

ヘルシンキの休日

その日、ヘルシンキは日曜日だった。

出張でこの他に来ていた僕にとっては、最初にして最後になる自由時間のある日だった。
お土産でも買いにいくかな、とセンターシティーに位置しているホテルの一室から起きだした。

ヘルシンキ市内には周回もできる緑色のトラムが走っており、なかなか便利である。



センターシティーに出ると夫婦カップルやら、そこそこの数、人も歩いている。

軒並みショーウィンドーにも昼間からディスプレー用の電気がついていた。

ところがである。

あらゆるジャンルの物販店はショーウィンドーに電気がついているにもかかわらず、すべて閉まっていた。

唯一、開いているのはレストランのみ。

「うーむ、これじゃあ、お土産をどころか、これでは何も買えないじゃないか」

と独り言をいいながらふと思った。

「じゃあ、かなりの人数がこのあたりをうろうろ歩いているのは、一体なぜなんだ?」

お散歩?

レストランに行くため? 

  ・・・・僕は、午前10時から午後5時ごろまで歩いていたが人手は特に変動なかった。

よくわからん。

ヘルシンキには日曜日には、夫婦でセンター・シティーに出かけ、閉まった店でウィンドー・ショッピングをして、レストランで食事をする人々がかなりいるに違いない。


ヘルシンキの休日



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2009/08/30

もうチョコないのと驚くフランス人

あるときに、ビジターとして日本にやってきたフランス人Vは、仕事で関係の強い僕らのチームにお土産を持ってきてくれた。

ものはシャンパン型の透明プラスチック・ケースに入ったアソートのチョコレート。

これをもらった僕は礼を言って、中身をバラバラだしてその日のうちに職場の関係者に配って歩いた。

さて、翌日のこと。フランス人Vはミーティングにやってきてすっかり空になったチョコレートのケースを発見して言った。

「あなた!! 1キロのチョコレートをもう全部食べちゃったの!!」

「うん、もうなくなちゃった」

「私はいいけど、身体に悪いわよ〜」

彼女は日本人はお菓子を職場にバラまく、ということは知らないまま、僕がかなりのチョコ好きと思い込んだのだった。

2009/08/29

ログインできなくさせる特殊文字

外資系会社では海外の本社による新しいシステムを日本子会社に導入させることがよくある。

ある時のことだ。

日本人Mは、なぜかただ一人だけ新システムが全く使えなかった。

どうしてもログインできなかったのである。

システムの管理をしているインド人のチームとやりとりしたりしても、なぜ他のシステムは通常どおり使えている日本人Mのみトラブルになっているのかしばらくの間、謎だった。

そして、ついにエラーの原因が判明した。

日本人Mはシステムのパスワードの一文字に "@" を使用していたのである。

そして"@"は半角文字であっても、日本のパソコンのキーボード配列に特有な文字らしいのだ。

そこでUKの担当者に電話して伝えてみた。

「日本のパソコンに特有な文字がパスワードに含まれていたので、変えさせたら直ったよ」

「ああ、そういえばブラジルでもそんなことがあったなぁ」

まったく、そういうことは早くいうのだ。

それにしても、日本人Mは一体全体どんなパスワードをいつも使っているのか、あんまり具体的に聞けなかっただけに興味がわくなぁ。

2009/08/27

IRN-BRUの爆発写真

以前にIRN-BRUという炭酸ドリンクをトランクに入れて飛行機に乗るときに預けたところ、トランク内で缶が爆発した話を書いた。

IRN-BRUの爆発

デジカメ写真を整理してみたところ、IRN-BRUが爆発したときの写真が出てきたので今更という感じもあるが一応アップしときます。(いまいちピンボケだが・・・)



缶の側面が引きちぎれて爆発したような感じだ。アルミ板にキズでもついていたのかなぁ・・・。



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2009/08/26

ブルガリアン・ティー?

世にロシアン・ティーなるものがある。

わざわざ説明も要らないとおもうが、ロシアン・ティーというのは紅茶にジャムを加えてこしらえるものである。

紅茶の本などを見れば様々なロシアン・ティーのおしゃれなバリエーションが参照できること請け合いだ。

ある日のこと、僕はもっと違う紅茶が出来ないかと考えているうちに、ふと紅茶にヨーグルトを入れてみようと思いついた。

確かに今までそんなものは見たことがない。

冷蔵庫からブルガリア・ヨーグルトを取り出して、スプーン一杯分を熱い紅茶に投入!

この紅茶の名前は当然、「ブルガリアン・ティー」である。

さて、ヨーグルトの入った紅茶をスプーンでかき混ぜる。

やや!?

ヨーグルトはロシアン・ティーのジャムと違って、紅茶には溶けていってくれない。無理やり撹拌するとヨーグルトは白い細かな粒子状になって紅茶の中に浮遊し、すぐにカップの底に沈澱した。

そして飲んだ紅茶は・・・・・・元の紅茶と同じ味がした。

トルコ料理(マントウなど)にはトマト・ソースにプレーン・ヨーグルトを加えたものがあるが、ヨーグルトはある程度濃厚なソースでないと沈澱してしまい混ざらないのである。

後年、ブルガリアを訪問したときに僕はブルガリアン・ティーなるものがないか探しだのだが、そんなものは存在しなかった。

しかし、思う。ブルガリアにはかつて紅茶にヨーグルトを入れ、あまりうまくいかないことを確認した人間がいたに違いない、と。

2009/08/24

店長のジョブ・ディスクリプション

最近、日本では外食産業その他で、「店長」とされる個人が会社を相手に裁判などを起こして「残業手当」を取り返す、といった事件が続いている。 

僕も十年超、日本企業にいたので状況は想像できるつもりだが、他方でこれは外人に説明しにくい内容だなぁ、思うのだ。

ちょっと想像してみる。こんな質問を受けそうだ。

「マネジャーだった人間があとから、『やっぱりオレはマネジャー扱いされてなかった』っと言って訴えているってことか?」

で、この質問に対しては一応そうだ、と肯定せざるを得ない。

で、その次はきっと

"WHY?"

と聞かれて答えられず撃沈される日本人がどこかにいるような気がする。 

思うに、こうした会社では「店長のジョブ・ディスクリプション」みたいなものがはっきりなく、あっても曖昧ですべての実行責任が店長にあるようになっているんだろう。 

外資系企業における「ジョブ・ディスクリプション」、つまり職務記述書には仕事の範囲が書いてあるのだが、結果的に責任が問われない免責範囲がハッキリされるのが普通だ。 

件の店長問題の根本には、店長の免責範囲がわからないから長時間労働して本社に「怒られないように」頑張るから大変、といったことがあると想うのだが、これに対して「残業手当」をだせ、というのは裁判上は意味があるが本当は解決にならない。

金で済むんなら、最終的には残業代込みで同じ額程度になるような給与水準に収れんしてしまうだけではないか?

だから、全国の店長達の救済の為に勝ち取るべきは、店長には不可抗力で、かつ、本来本社の誰かの責任に帰すべき、曖昧な職務責任をはっきりさせること、なんではないのかなぁ〜。

2009/08/22

ドバイ博物館のトイレのドア



これはドバイ博物館の女性トイレのドア。

マークが印象的だったので、写真にとってしまった。

博物館にいって取った写真はこの一枚きり。



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2009/08/20

スリランカ・チャイのヒミツ

昔、よくいっていたスリランカ・レストランがあった。とても小さなカウンターしかない店で、そのせいか店員のスリランカ人と食べながら会話できるユニークなレストランだった。

数種のメニューからカレーを選ぶと

「パンにしますか、ライスにしますか?」

と聞かれ、

「パンにして」

と頼むと、パンでもなくナンともチャパティとも違う、弾力のある生地延ばしてプレートで焼いて重ねたものを出してくれる。

で、カレーのあとはチャイ。

ある時、自宅でも同じ甘くて美味しいミルク・チャイものを飲みたいと思い、店で売っていたセイロン茶葉を買って帰った。店員さんによると店のチャイに使っているのと同じ茶葉だと言う。

ところがだ。家でミルクとスパイスを入れていろいろチャイを作って飲んでみたのだが、同じ茶葉使っているはずなのに、どうも違う。

確かに店とはスパイスが違う訳だが、特にコクというか甘味みたいな味わいが全然同じにならない。

そこで、次に店に行ったときにスリランカ人の店員さんに訊ねてみた。

「おんなじ葉っぱを使って家でチャイを作ったんだけど、全然味が違うんだ」

すると店員さん

「じゃあ、今日はわたしが作るところをよく見てて!!」

スパイスの入った煮出し紅茶にミルク追加・・・・・・ここまでは想定通り。

砂糖を追加・・・・・・これも同じ。

僕のレシピはこれで終了だ。

が、スリランカ・レシピにはまだ続きがあった!!

最後に練乳を入れてかき混ぜる!!

僕が足りないと感じていた甘さとコクは練乳のものだったのだ。


そして知った・・・・

「やっぱり美味いものはカロリーが高いのだ」

2009/08/18

中華包丁はよく切れる

あるとき、職場の同僚である山東省出身の中国人Yさんのお宅に呼ばれて訪問した。

Yさんの奥さんは日本人なのだが、ふと見ると台所には刃が四角い中華包丁が掛かっていて、日本の普通の包丁が使われていないようだった。

Yさんがこんなことを言った。

「日本のものは何でも良いけれど、包丁だけはいけません」

すると、日本人の奥さんが続いた。

「私も最初は怖かったんですが、慣れたら中華包丁の方が楽になりました。」

「楽?」

「日本人の包丁と違って、上から力を入れなくてもそれ自身の重みで楽に切れてくれます。」

「ふーん」

それを怖いというのではないか、と思いながらうなづいて見せると、Yさんがまとめた。

「つまり、日本の包丁では上手く骨がキレないんですよ!!」

「・・・・・・」

その瞬間、僕の想像のなかで人差し指がスパッと切断されて飛んでいった・・・・・。

2009/08/12

きまぐれ更新

仕事の山をなんとか乗り切り、早めのお盆休みでちょっと復活しました。

お盆明けから気まぐれ更新しようかな、という気分になっています。



これは「ベルギー製」らしい、近所のスーパーで買ってきたカーペットの一部。

まあ、画像アップの練習ということで。



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