2009/04/28

政治的に正しい「フィリピノ語」

あるときにフィリピンの外交官と雑談をする機会があった。以下はその時にした話。

「フィリピンの国語は英語でした?」

「フィリピンの国としての標準語は、英語とフィリピノ語ということになってます。」

「フィリピノ語ってあんまりきいたことがないけど、タガログ語とはちがうの?」

「うーん。良い質問ですね。

 実はフィリピノ語は『タガログ語』と同じという人もいますが、実は違うのです。」


「つまり、同じなんだ?」

彼は外交官らしくにこやかに説明を続けてくれた。

「フィリピンっていう国は、多数の島々からなっている国でして、

 島によって異なる言語が実はかなりいろいろあります。

 ルソン島ではタガログ語がメインですが、それ以外の島では、必ずしもそうではなく、

 タガログ語をベースにして、種々の言語を取り入れて、フィリピンの国の言語を

 つくった、それがフィリピノ語です。」


「・・・・・」

「だから、フィリピンの国語はタガログ語ではなくフィリピノ語です、というのが政治的に正しい言い方になります。」

僕はこのもってまわったような言い方を繰り返されて納得した。

ある言語をベースにしながら、種々の言語を取り入れるなんていうのはどだい無理な話で、結局のところリアリティーとしては、フィリピノ語とタガログ語の中身は一緒ということなんですね。



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