留学寮からアメリカで英語プログラムに通っていたころ、アメリカ人教師のテリーさんに聞いた。
「キング牧師("Martin Luther King Jr.") の名前の後ろに"Jr."ってついているけど、あれは何?」
「ああ、ジュニア("Jr.)っていうのは、たまたま親と同じ名前っていう意味だけで、たいしたことではないわ。」
会話はこれで終わったが、この後、僕はかなりいろいろ思った。
1.日本語の場合
日本でも親と同じ名前を差す言葉として、「二代目」とか「二世」という言葉があるが、ある程度、親である「初代」が一定以上の人である場合に限るのではないか、という気がする。キング牧師の場合、功績・有名度など何をどう比較しても キング牧師(="Jr.") >>>>> 親キング なので、なんとなく僕個人としては違和感がある。それともこの違和感は伝統演芸のみの世界のことかな?
2.じゃあ三代目は?
仮に、キング牧師("Martin Luther King Jr.") に更に同じ名前の子供がいたら、なんと名乗るのだろう? ダブルジュニアか?
3."Jr."となるのはたまたまか?
テリーさんは、『たまたま("happen to have")同じ名前で特に意味はない』と表現したがそもそも、名づけは100%親の意思でコントロールできるのであって、同じ名前になるのを『たまたま』というのは違和感がある。何かよっぽど思い入れがないと同じ名前にはしないんではないか?
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