何かで、アメリカ人の訴訟の話をしていたときに、韓国人ヒョンエルが、こんな話をしてくれた。
「以前にペットのネコを電子レンジに入れたら、ネコが死んじゃって、訴訟になったケースがあるらしい。」
「何のために、ネコを電子レンジに入れるのさ?」
「ネコをお風呂で洗って、乾燥するのが面倒くさくなったときに、ひらめいて、電子レンジでサッと乾かそうと思ったらしい。で、チンしたら、愛するネコが死んでしまって、訴えたんだ。『電子レンジの注意事項に生きたネコを入れるな』って、書いてなかったっていう理由でね。」
話を聞きながら、電子レンジでチンされて死んでいくネコの体験を想像してしまった。
いったい脳みそを電磁波で熱されて意識を失っていくのはどんな気持ちか・・・。
韓国人ヒョンエルは続けていった。
「しかも、この裁判に訴えた奴は勝つんだ。アメリカはおかしい。なんでもかんでもそういう常識がないやつがこの国では次々訴えて賠償金をもらっていくんだ。」
彼はネコを電子レンジに入れた奴を心の底からバカ扱いすることに決めていたようだった。
僕は勝訴となる理由を考えていた。
電子レンジがどのように作用するのか、そもそも僕も良く分かっているわけではないし、だから一般人が『便利な乾燥機』と理解してはいけないという明確な客観的な理由はおそらくない。だから、『生きた猫を入れてはいけない』、という説明書きがなくておきてしまった事件は、メーカーが悪い、そうなるのだろうか・・・。
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