ある日のこと、留学寮の1階スペースで日本人ヨシコが松葉杖("crutch")をついている。片足は石膏で固めていて、見るからに骨折しました、という状態だ。
「見て、階段から落ちたの。」
「あ~あ。痛くない?」
「大丈夫だけど、階段から落ちたって説明するといろんな人が、損害賠償取れるから訴えろ、って」
「やってみれば。。。」
「友達の家に呼んでもらって、そこの階段から落ちたの、しかもそう説明すると、みんながみんな、じゃあ訴えられないねって言うんだよ、どう思う?」
彼女の説明をまとめてみると、どうやらこの件に関するアメリカ人の常識はこうだ。
1.階段で骨折したら、階段の所有者を訴えるべきで、当然損害賠償を取れる。
2.しかし、相手が友人である場合にはそこまでのことはしない。
電子レンジにネコを入れる件、とあわせて、アメリカ人の訴訟感覚って、どうかな・・・と、このときに思ったのだが、これが、その後に自分が起こす、「コンビニで瓶ジュースをぶちまける」事件での自分の行動に影響をさせることになるのだった。
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