2010/02/17

フェズ; ヒコーキはない!?

チェックインした乗客の誰からも既に明らかにわかっていたこと・・・今はフェズ空港には一機もヒコーキはなく、新しくヒコーキがどこかから到着するまでは、誰もどこへも出発できるはずがない、ということ。

AM7:30頃。

つまり定刻を30分も過ぎてようやく係員が待合室の真ん中に立ち、早口のフランス語でまくしたてるように説明を始めた。

しかし、とたんに数人の女性客が立ち上がり、

「ピュッターン!!」

の4文字語を叫びながら、一気にくるくる、まくし立て始めた。

あまりに早すぎて何を言っているのかまったくわからないが、ヒコーキが飛ばないのにキレているのは誰が見てもはっきりわかる。

約10分後、一通り、女性客の騒動が静まったところで係員をつかまえて問いただしてみた。

「この後、どうなるの?」

「ムッシュのトランジット便である、カサ・ブランカ->タンジェも含めて、午後の便がある。

 全くノープロブレムだ。」


「じゃあ、その午後の便っていうのは、一体何時出発なんだ?」

すると、係員氏は

「それは・・・・・・後で言う!!」

と言うが早いがあっという間に、係員の部屋に逃げるように入って隠れてしまった。

頼むぜ、ロイヤル・モロッコ航空。

つづく




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2010/02/15

動物のカテゴリと「殺めてはいけないもの」

なぜ人を殺してはいけないのか、という質問に答えるのはなかなか難しいことと思うのだが、にもかかわらずおそらく現代では、世界中で、とにかく「人を殺めてはいけない」というルールがあるに違いない。
 
ところが、人以外の動物について、人は「何を」殺してはいけないのか、についてのルールはおそらく一様ではない。これは食い物に深く関係するからだろう。

#1もともと、キリスト教徒は肉を食う。

つまり、理屈としては自分は直接手を下さなくてもコミュニティーの誰かが動物、それも哺乳類を殺していることになる。

きっと、キリスト教においては、人間と、他の動物とは違う明確な区別がどうしても必要だったのだ。

人は殺してはいけないが、動物は食べて良いのだから。


#2 他方、インドのジャイナ教徒には靴をはかない人がかなりいるらしい。それも、靴を履くと小さな虫などを踏んで殺してしまうから、という理由による。

つまり、ジャイナ教では、人を殺してはいけないというルールが、人間から始まって哺乳類はおろか虫ケラに至るまで、断絶なく続いていることになる。



以前に、進化論を信じないアメリカ人との会話  という経験談を書いた。

仮に、キリスト教会が進化論とその意味するところを完全に認めてしまった場合、上記のような人と動物との明確な区分を失い、「人を殺めてはいけない」という自明な倫理に対する明確な論拠を失ってしまう危険があるのではないだろうか?



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2010/02/13

フェズ; ヒコーキが一機も見えない空港

早朝にもかかわらず、フェズ空港の出口の前には、相当大人数の出迎え(?)としか言いようのない見物人たちが多数ずらーと柵越しに並び、ごく一部の赤や青、ピンクのジュラバの人々がより空港内に入ろうとして警備員に押さえられている。

この見物人たちはいったい何をしているのだろう?

チェックインはごく簡単に終了。相当多数の見物人に対して、乗客は10から20人程度しかいないように思われた。

そして、平屋の空港建物から地平線の広がる空港には、"Saudia"という緑のサウジアラビア国旗のついたジャンボが一機のみ停まっている。

予約はモロッコ航空のはずだが一機しかないところを見ると、あれに乗るのか?

AM7:10。

アナウンスのないまま、出発時刻を10分過ぎた頃、空港に一機のみ見える"Saudia"の飛行機は動き出し、なんと一人の乗客も乗せることなく飛び立っていった。

こうして、フェズ空港にはカサ・ブランカ行きにチェック・インした乗客約20人が残され、空港建物から見る滑走路には何の障害物もなく、その向こうに続く緑の野原がずーっと見える。

そして、飛行機は一機もいないのに乗客の荷物を積んでいると思しき荷物カートを引くトラクターが走っていた。

一体、カートはどこに向かって荷物を運んでいるのだ?




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