チェックインした乗客の誰からも既に明らかにわかっていたこと・・・今はフェズ空港には一機もヒコーキはなく、新しくヒコーキがどこかから到着するまでは、誰もどこへも出発できるはずがない、ということ。
AM7:30頃。
つまり定刻を30分も過ぎてようやく係員が待合室の真ん中に立ち、早口のフランス語でまくしたてるように説明を始めた。
しかし、とたんに数人の女性客が立ち上がり、
「ピュッターン!!」
の4文字語を叫びながら、一気にくるくる、まくし立て始めた。
あまりに早すぎて何を言っているのかまったくわからないが、ヒコーキが飛ばないのにキレているのは誰が見てもはっきりわかる。
約10分後、一通り、女性客の騒動が静まったところで係員をつかまえて問いただしてみた。
「この後、どうなるの?」
「ムッシュのトランジット便である、カサ・ブランカ->タンジェも含めて、午後の便がある。
全くノープロブレムだ。」
「じゃあ、その午後の便っていうのは、一体何時出発なんだ?」
すると、係員氏は
「それは・・・・・・後で言う!!」
と言うが早いがあっという間に、係員の部屋に逃げるように入って隠れてしまった。
頼むぜ、ロイヤル・モロッコ航空。
つづく
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