2010/05/02

華人からのスモール・ギフトに応えて?

華人Mは、ある任務を追って日本にやってきた。

日本の関係者多数を集めて、そのための説明会を行った。

「というわけで、皆さんの協力が必要です」

Mは会議の最後をこのように締め、説明会は終了。

10分後、同僚と話をしている僕のところに、華人Mがやってきて言った。

「あなたにスモール・ギフトがあります」

そういってMは包装紙に包んだ小さな箱を差し出した。

Mと僕が会うのはこの日が初めてである。いぶかしみながら思わずやや失礼な言葉が口にでた。

「ありがとう。でも、なんで?」

するとMは笑顔で手を振りながら

「いやなに、ただのスモール・ギフトだよ。開けて、開けて」

こうして僕は卓上メモ挟み、とでもいうような小物を貰った。

翌日以降、僕は全く同じ卓上メモ挟みを、Mの説明会に出ていた関係者たちの机上に、3つまで見つけた。

いずれも明らかなキー・パーソン。

つまりMは露骨にスモール・ギフトをばらまいていたわけだが、華人としてはフツーの行動なのかもしれない。

僕はどのようにスモール・ギフトを受け取れば良かったのか?

じっくり考えた上での僕なりの案はこちら。

「サンキュー、マイ・フレンド!」

フレンドとは華人の感覚では便宜を図ってやる相手、つまり朋友。

Mにはこの一言で十分だろう。

今後のためにちょっと練習。

「あなたにスモール・ギフトがあります」

「サンキュー、マイ・フレンド!」

「じゃあ開けてみて!」

「ああーっ、これはいいねぇ!」

「そうだろう、マイ・フレンド!!」


うん、これはなんだか正しくアジアな感じ。


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