あるときシンガポール華僑のKは、インド人一般を評してこんなことを言った。
「インド人のセールスは概してクロージングがうまい。
先日、うっかり電話を取ったらインド人セールスからの電話で大変だった。
奴らは、どういう風に話を振っても、しつこくついてくるしね。」
「へーえ・・・」
感心して聞いてると、Kはこんなことを言い始めた。
「ところで、おまえは、ヘビとインド人の話を知っているか?」
「いや、知らない」
「じゃあ、ヘビとインド人の話だ。
お前は、弾が一発入っている拳銃を持って道を歩いているとする。
その道端には、ヘビがいる。
そして更には、向こうからはインド人がやってきた。
さあ、お前はどうする?」
「どうするって???」
「お前の選択肢は一発しかない弾を使って、
ヘビを撃つか、それともインド人を撃つか、のどちらかだ。」
僕はたぶん違うのだろうな、と思いながら答えた。
「うーんと・・・ヘビを撃つ」
「ノー。それは不正解だ。
正解は、『インド人を撃つ』だ。」
「・・・・」
「まだ、続きがある。
さっきと同じ状況で、今度は拳銃には弾が2発あったとする。
一発目はインド人を撃つのに使った。弾がもう一発残っている。
お前はどうする?」
たぶん違うのだろうな、と思いながら答えた。
「じゃあ、ヘビを撃つ」
「ノー。不正解だ。
正解は、『念のために、もう一度インド人を撃つ』だ。」
「・・・」
「まだ、続きがある。
同じ状況で、拳銃には弾が3発あったとする。
一発目でインド人を撃ち、二発目で念のためにもう一回インド人を撃った。
そして拳銃にはまだ弾が一発残っている。
お前はどうする?」
僕はこれは絶対違うのだろうな、と思いながら同じように答えた。
「じゃあ、ヘビを撃つ」
「不正解だ。
正解は、『次のインド人に備えて、その弾を取っておく』だ。」
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