店の名前は「レストラン・ブダペスト」。
とってもわかりやすい名前だ。
ウェイトレスさんはとっても、恰幅が良くていかついので男なのか女なのか、注文している間中ずっと、判断に迷い続け食べ終わるころに、どうやら女性であろうと判断することにした。
ということで、女性なので、彼女はウェイトレスさん。
パンとショプスキ・サラダとリゾット。それからメインがパプリカ・チキン。
パプリカ・チキンはピーマンと玉ねぎと一緒にくたくたになるまで煮込まれていた。
ウェイトレスさんは、店の紹介や料理の紹介をするたびに、ハンガリーのことを「フンガリー」と盛んに発音していた。
きっと日本語のハンガリーというのは発音がおかしいのだろう。もしかすると明治のころの誰かが「フン」という音感を避ける翻訳をして以後「ハンガリー」と称されるようになったのかもしれない。
それに"Hungary"をそのままローマ字読みして最初に得られるカタカナ変換はどうみても「ハンガリー」よりも「フンガリー」だ。
フン?
そういえばハンガリーの元は「ハン族」ではなくて「フン族("Hun")」と習ったぞ。
????? !!
やっぱり、「フンガリー」が正しいに違いない。
フンガリーのパプリカ・チキンは色も味もスブタを食べているような、とても濃厚な充実した味がした。


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