2009/12/23

平凡なグッド・クエスチョン

外資の会社では様々な会議でプレゼンテーションが行われる。

プレゼンテーションが終わると、あるいは終わらなくても途中で適宜、

「なにか質問はありませんか?」

というお決まりのセリフがでる。

プレゼンターとしては、なにかしゃべったら反応を確かめておきたい、というルーチンだ。

このとき出てきた質問に対して

「グッドクエスチョン、それは良い質問です。」

というリアクションがプレゼンターから出て来ることがしばしばあるが、こういう場合には決まって、回答がすらすら出て来るものだ。

つまり、「グッドクエスチョン」と言ってもらえる質問というのはおそらく、プレゼンターがプレゼンテーションの内容を用意したときに、時間内に収めるためなどの単純化のために省略したような内容なのである。

だから、グッドクエスチョンとは平凡な質問であり、プレゼンターにとってのよい質問なのだ。

と書いてきて、ふと思い出した。

日本代表との対戦が決まった相手チームの監督がインタビューに答えて、

「日本はとてもよいチームです」。

つまり、これは特別な準備がいらない相手である、というように解釈すべきなのだろう。




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