ドバイ博物館の外にでるとインド人女性に声をかけられた。
「こんにちは!」
「はい、こんにちは」
「ワタシはドバイ観光局のために、ツーリストの皆さんにアンケートをしています。アンケートに回答してくれませんか?」
(この人はアラブ人にはとても見えないが・・・)
「あ、はい。わかりました。」
「これがアンケート用紙です。ワタシが質問しながら記入しますね。・・・アナタはどこの国から来ましたか?」
「日本です。ところで、あなたは何処の国から来ましたか?」
「インドから来ました。」
「あの・・・、なんでドバイ政府の仕事を、外国人がやってるんですか?」
「いい質問です!」
(出た! 平凡なグッド・クエスチョン)
「ドバイではあらゆる仕事が外国人をやとって行われていますよ。特に多いのがワタシ達インド人です。」
「へーえ。」
「じゃあ、この国、つまりアラブの人は何してるんです?」
「こっちの道を進んでいくと、アラブ人の住む高級住宅街がありますよ。ぜひいってみてください。」
普通、政府自治体の仕事、つまり公務員のポストは国内の雇用確保のためにもわざわざ外国人を雇ったりはしないものだ。
もし、うちに訪問してきた国勢調査の外交員が外国人だったらさぞかしビックリするだろう。
これはバブルが崩壊するイケイケ・ドバイの頃のこと。
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