マリアさんによると、リラの町には一軒のみレストランがあり、昼食にそこに行くという。
写真右手のビルがそれであり、車から見る限り屋根が傾斜していない唯一のビル的形状の建物だった。
入口をはいって、案内されたテーブルは屋外の川べりのテーブルだった。
もちろん、というべきか、他の客はいない。
メニュー
・白チーズのかかったショプスキ・サラダ
・羊の腸のスープ
・ますのフライ
・パンケーキ
・紅茶
羊の腸とは、どうやらスープの中に白いひだひだの物体のことらしい。
スープを食べ終わると、マリアさんが言った。
「あなたはこれを食べた初めての日本人です。」
まあ、料理の話はどうでもいい。それよりもこの席から見える風景はこんな感じ。
聞こえてくるのは川のせせらぎだけだった。
お日さまの下で、山をバックに、のんびり食事。
僕には世界遺産「リラの僧院」よりも「レストラン・リラ」のあまりに非日常的な静かな食事の方が深く心に残った。
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