といって、ここからアーミッシュ・ゾーンです、などという囲いがあったりするわけではない。
一番よくわかるのは、何か違和感のある大きな赤い三角の反射板のついている、黒い四角い覆いの馬車が走っているのを追い抜くようになることである。
残念なことに馬車の写真はない。アーミッシュは写真を撮られるのを嫌がるのだそうだ。
自動車を走らせていると、次の写真のような牧歌的な家と農場が現れてくる。
スーザンは自動車で緑の大地をはいりながら、指さしてくれた。
「あそこに干してあるのが、アーミッシュの服よ!!」
あわてて、自動車の窓からシャッターを切った。
「それから、これがアーミッシュの学校。
彼らは一般人とは違うことが認められているのでアーミッシュ・コミュニティーの中に自分の学校を持っているの。
アメリカに徴兵制があったころにも、アーミッシュは特別に免除されていたわ。」
なんて小さな学校なのだろう。
中には部屋が一つしかないのではないか、とも思われるような小さな寺子屋だ。
そうこうしているうちに、スーザンの車はアーミッシュのマーケットに到着。
小さな建物に入ると、自然食品のようなアーミッシュの産物が並び、レースのエプロンをしたアーミッシュの少女がパンをこねていた。
そのアーミッシュの少女は、見たこともないような清らかで穏やかな、透き通った純粋な瞳をしていた。
あー、この子の写真を撮りたい~・・・。
すると、スーザンが後ろから一言。
「きっと、一枚くらいは撮っても大丈夫よ。」
「う、うう・・・・あー、あぁぁぁ。・・・・・」
パシャ!!
僕は決して、あの写真をブログにアップしたりはしない。
が、純真無垢なパンをこねる少女の写真を撮ってしまった僕は、いつの日かアーミッシュの神に罰せられるのだろう、アーメン。
2 件のコメント:
それにしても本当にいろんなところに行かれてますね。
アーミッシュの村、わたしも興味があってぜひ行ってみたいんですが・・・
貴重な体験レポート、ありがとうございます。
あろあろさん
ありがとうございます。外出していたので確認が遅くなってどうもすみません。(先日付で入っているので不在でも更新されるのですが・・・)
アーミッシュの里はとっても印象的でした、きっとあろあろさんなら、すばらしい写真を撮られると思いますので、機会があればぜひ。
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