(いったいどんな風に捕まえてくれるのか?
はたして出口の扉に犬が待ち構えているのか?)
などと考えながら、見まわしているとついに探知犬をつないであの女性職員がこちらにやってきた。
探知犬は荷物がベルトに乗って出てくるのを待つ人の列の後ろから、人々の足元をクンクン嗅ぎながらやってくる。
だんだんこっちに近づいていた。
(ま、まずい・・・・このままでは捕まってしまう。
もしかするといきなり噛みつかれてしまうのか!?)
犬が足元にやってきて、もうダメだぁ~・・・・と観念した瞬間。
探知犬はアッサリ、僕の横を通過していった
(あ、あれ!?
おい、犬公!! コラ!!
犯人はここにいるぞ!! ちゃんと捕まえてくれ!!)
しかし、探知犬と女性職員はベルトに沿って、人々の足元を一周すると、
なんと !!
そのまま、建物の奥に去っていってしまった。
(おーい、この麻薬付きの白い布はどうしてくれるんだ!!)
つづく
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