さて、その翌日のこと。
シンガポール人のJ男と、マレーシア人Sさんとの会議に入ると、まずJ男が雑談のように切りだしてきた。
J「昨日のタクシーは大丈夫だったか?」
僕「ああ、問題なかった。」
J「タクシーの値段はどうだった?」
僕「う・・・ん。リンギットの感覚がないからあんまりわかんない。
料金メーター回っていたしね。」
J「タクシーなんて、値段交渉したらいいんだ。
メーターなんて関係ない。」
ここでたまらず、マレーシア人Sさんが入ってきた。
S「ちょっと待ってよ。
メーターを無視して、値段交渉するのはこの国では違法行為よ。」
僕「えっ、そうなの?」
J「そんなの全く問題ない。
ここはシンガポールと違うからね。」
S「何言ってるのよ!!
あなたみたいな人がいるから、そういうことが問題になるのよ。」
J「オレがやらなくても、みんなやってることじゃないか!?」
S「・・・・・」(言葉につまっている)
どうもタクシーの話に限らず、いろいろな話をしていくとマレーシアに分が悪い。なんだかんだといってもシンガポールは東南アジアの「首都」であり、シンガポールを責めるのは難しいようだ。
それにしてもこの二人は二人とも華僑である。
華僑であっても愛国心は強いのだなぁ、と再認識した次第です。
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