先日、“Neither here nor there”というアメリカ人Bill Brysonの本を読んでいるとこんなくだりがでてきた。(ちなみに以前にコメント記入からChikiさんに勧めてもらった本である。)
「スウェーデンではそのナショナル・スポーツは自殺である。」
人間は日光にあたらないと気分が陰鬱になるし、冬などに鬱になる人に対しては症状改善のために強い光にあたる「光療法」なるものがあるとも聞く。
高緯度のスウェーデンでの自殺率は本当に高いのだろうか?
医学的にも根拠のあることだから高緯度の国で低緯度の国より自殺率が高くなるはある程度、外部要因であってしかたがないかもしれないと思いつつ、Web検索するとこんなサイトがあることがわかった。
Wikipedia 国の自殺率順リスト
少なくともこのリストを見る限り、「スウェーデンではそのナショナル・スポーツは自殺である。」などというのはスウェーデンに失礼だろう。
むしろ緯度から判断するに、日本の自殺率の高さの方がよっぽと不自然だ。
ところで、このサイトの地図と国別データを見ながらふと気がついた。
比較的高緯度でハンデのあるはずのイギリスの自殺率ランキングは決して高くない。
なぜなんだろう?
ふと"Don't Panic"という英国人特有のセリフが心に浮かんだ。
英国人は取り乱して自殺したりなどしないのか、
それとも自殺を発見した英国紳士は取り乱すことなく、落ち着いた故人の名誉を守るのか?
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