先日、通りすがりにサンドイッチ屋“Subway”を見つけた。自動ドアを入ってすぐの注文カウンターの前で何を注文するか、ぼんやりボードを眺めていると、
カツカツ
客席ゾーンから白いコートのお姉さんがヒールを響かせて僕の後ろに来たと思ったら、
バン!!
お持ち帰り用にラップされた“Subway”の袋を無言で注文カウンターに向かって力一杯投げつけ、
ドサッ
銀色の冷蔵庫のドアにたたきつけられた袋は床に落ちた。
驚きの表情を浮かべ、一言も発することのできない店員さん。
カツカツカツ
白いコートのお姉さんはそれを見て何も言わないまま、自動ドアを開けて出て行った。
(今のはいったい何?・・・)
僕は声の出ないまま、絶句したままの店員さんと目が合い、そして一瞬、気持ちが通じ合ったような気がした。
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