あるとき前日に連絡を受けて、急に外国人ビジターの訪問を受けることになった。翌日夜にはレストランにご案内するご用ができてしまった。
そのビジターは今は大阪オフィスで会議をしている最中とのことだったので、大阪で会議に出席しているWさんにメールで問い合わせた。
「会議中すみません。
そのビジターに食事で何か食べられないものがないか、
聞いてもらえませんか?」
するとしばらくして、大阪オフィスのWさんからメール返信があった。会議中にこっそり打ったメールらしくたった一行。
「肉が食べられないみたいです。」
うーむ。肉が食べられない・・・か。イマイチよくわからないなぁ。
豚がダメ、牛がダメとかではないのだな。つまり、ベジタリアン?
もしそうなら、寿司も刺身もアウトだし、カツオ節も、煮干しダシもダメになる。
仮に和食はヘルシーではあったにしても、日本という所はベジタリアンにはかなり住みにくい国である。
以前のエピソード 「インド人もびっくり」とはこういうこと
(うーむ、どうしよう・・・)
僕はかなり迷ったあげくに、とりあえず和食系の店に電話を入れてまずは席を予約させてもらい、夕方になって大阪での会議が終わったころに僕はWさんに直接電話をかけてちゃんと確認することにした。
「あのー、さっきのメールでは
『肉が食べられない』ってことだったんですが、
豚がダメとか、牛がダメとかではなくてですか?」
するとWさん、事もなげに一言。
「あ、関西で 『肉』 言うたら、牛肉のことですわ」
2 件のコメント:
読んでて「ぷ」っと吹いてしまいました。(笑)
「インド人もびっくり」も笑いましたけど。
そうなんですよね。
関西人は肉と言えば牛肉なんです。
「今晩は肉にしようか」というと脳内ではステーキかすき焼きが渦巻きます。
間違ってもトンカツは出てきません。
これは生まれたときから刷り込まれてて
未だに肉と言えば牛肉ですねえ。
猫やしきさん
こんにちは。どうも関西人にはあたりまえみたいですね。こっちは、すっかりやられました。はい。
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