留学寮の近くに住む韓国人パク氏が、米国から何度か韓国に帰国し、結婚して韓国人の奥さんを連れて米国に帰ってきた、と聞いたので、タイ人アマンパと一緒に会いにいってきた。
パク夫婦の買い物につきあうということで、とあるショッピングモールに行ったのだが、紹介してもらったときから、この奥さん、ほとんどうつむいたままで、僕にもアマンパにも、まったく返答をしてくれない。
パクの紹介では、彼女は韓国の高校で英語教師をしていたということなので、ある程度会話ができるはずだが、そもそも会話をする許可をもらっていない、という感じなのだ。
モールの中を歩いて移動するときには、彼女は我々男3人の3歩くらい後ろをあるいてついてきて、こちらが止まると、3歩隔てた後ろで少し距離をおいて止まる。
ときどきパク氏が奥さんに話し掛けるときには、3歩前からパク氏が振り返って、韓国語でなにやら話をかけるのに対して、奥さんが必要最低限の「はい、いいえ」を返す、という感じだった。
結局、奥さんは一日中、忠実に主人の3歩後を歩きつづけた。
他にも韓国人女性を知っているので、パク夫人のように主人の3歩後を歩くようなことは、現代の韓国において全く一般的ではない、という確信をもっていたので、"ウルトラ・コンサーバティブ"ってこと?....と思っていたら、パク氏は誇らしげにこう言った。
「韓国の女はね、日本の女みたいにおしゃべりじゃないんだ」
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