2008/11/29

マター・ベイビーって何だよ!?

あるとき日本人の友人Kがやってきて、英語でジョークを語る、と言いだした。

「じゃあ、これから英語のジョークを語るからね。だから、返事は英語でやってね。」

「ジョークに返事がいるのかよ。」

「いいから、今から英語だよ。」




というわけで、Kは英語で語り始めた。

「ある次元のある空間に、象がいた。 ここまではいいかな?」

「いいよ。象がいるんだろ。」

「そう。もし何かわからなことがあったら、英語で質問してくれ。」

「わかったよ」

「とにかく、ある次元のある空間に、象がいた。 ここまではいいかな?」

「・・・・・」

「次に、別の次元の、別の空間に、マター・ベイビーがいた。 ここまではいいかな?」

「・・・・マター・ベイビー!?」

「もし何かわからないことがあったら、英語で質問してくれ。

 別の次元の、別の空間に、マター・ベイビーがいた。 いいかな?」


「マター・ベイビーって何だよ!?」

と聞くと、Kはすまして首を振りながらこう答えた。

「なんでもない。」

「はぁ!? ・・・・わからないことがあったら聞けっていうから聞いてんのに。

 だから、マター・ベイビーって何だよ!?」

再び、Kはすまして首を振りながら答えた。

「なんでもない」

「・・・・なんだよそれ!?」




この訳のわからない日本語訳から、いったいKが何をしたかったのかわかった人がいたら、心から拍手を送りたい。


このやりとりの英訳はこちら

"..........there is a matter baby. Any question?"

"What's the matter baby?"

"Nothing"





つまり、Kとしては、"matter baby"は何? と聞かせることで

「いったいどうしたの、ベイビー?」

「別に」

というアメリカ的な会話を、意図せずにやらせて、受けをとりたかったのだが、

残念ながら、僕にはそこまでわからなかったのだった。


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