2008/11/01

「日本人はバカだ」といわれるとき

いわゆる外人、特に欧州人が「日本人はバカだ」というときには、一つの同じパターンがある、と考えている。

彼らは、簡単な計算を間違えたとか、日本人が「あいつはバカだ」とかいいそうな場面ではあまり、他人をバカ扱いしない。

そのかわり、彼らの価値観に反する努力をしている人間を「バカ」扱いする。

たとえば、過労死なんていうのはその典型だ。

彼らのもつ価値観からすると、こんなバカ論となる。

「仕事とは、家族と人生のために行っている手段にもかかわらず、その仕事をやりすぎて死ぬとは、バカとしかいいようがない。」

同様に単身赴任もおバカに該当する。

「家族のために仕事しているのに、仕事のために家族からはなれるとは本末転倒だ」




その昔、僕は日本企業に勤めていたころ転勤を命ぜられたことがあった。

すると、その翌月の給与明細に「転勤赴任料」なる名目で数万円をもらっているのは見たときに僕は思った。

「あーあ、転勤赴任料 数万円で、僕の人生は買われてしまったらしい」

当時は転勤を断るなんてオプションは想像だにしなかったが、おバカな僕は、その数万円が何に消えてしまったのかさえ全く記憶にない。


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