2008/11/03

フィラデルフィアのトロリーでドアを開けてもらえない

フィラデルフィアではグリーンラインという地下鉄、というか、地下も走るトロリー市電みたいなものが走っている。架線から電気をとるパンタがついていて、一両で走っている。

あるとき、そのトロリー市電のグリーンラインとやらに乗ってみた。トロリーの運営は、SEPTA (セプタ;“South Eastern Pennsylvania Transportation Authority”) という公社みたいな団体が他の地下鉄やバスとともに運営していて、同じトークンが使えた。

始発は、フィラデルフィアのシティーホール。次々と行き先の違うトロリーがもどってきて、直前のトロリーにくっついて、サークルを回りながら乗り場にやってくる。ちょうどスキーのゴンドラのような感じ。

トロリーの中はブラックの人々ばかり乗っている。フィラデルフィア郊外に住んでいて、センターシティーに買い物をして帰る人々なのだろう。

トロリーの内部には壁じゅうに内部に発光体の入っているゴムのチューブが張り巡らされている。

地下鉄でしかも駅もあるのだが、日本の路線バスみたいに次の駅のアナウンスを聞いた上で、乗客はゴムチューブを押して、運転手に知らせてドアをあけてもらう仕組みなのだ。

僕はずっと出口の前に立っていたのだが、自分がおりたい駅が来たのでゴムチューブをぐにゅっと押してみた。

「ピンポン!!」

たちまち、お知らせ音が響く。

まもなく駅に到着。が、ドアが開かない。と、黒人の運転手がなにやらさけんだ。

「降りたいやつは、ステップにおりてくれ!」

たまたま、僕の他に降りたい人はいなくて、他の乗客はみんな黙って座っている。
僕は、そのまま出口の前にたってドアが開くのを待っていた。

「降りる奴は、ステップに降りろ!!」

車内はシーンとしていた。なんだか意味がよくわかんない。

「誰か、降りる奴は、ステップに降りろ!!」

ステップ? 出口のドアから車内は2段上にあって、僕はドアの前の2段上にいた。

なんとなく、一段右足を下ろしてみた。

その瞬間ドアが開き、僕はそのまま無人の駅に降り立った。

すると、後ろでは、ガチャっと、折りたたみドアが閉じる音がして、トロリーは走り去っていった。

うーん、そういうことだったのかぁ・・・。


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