あるとき、ソウル旅行に出かけていたときのある日の午後のこと。
ソウルの明洞〔ミョンドン〕に近い、でも、中心地から少し外れているあたりで適当な旅館はないかと探していた。
なぜか、韓国では旅館の看板には白地に赤の"温泉マーク"がついているので、探すのはハングルが読めなくても簡単なのだ。
2、3件の旅館をあたって、部屋を見せてもらったり金額を聞いたりして行ったり来たりしていたら、突如、後ろから強く気合を入れて怒鳴る声がした。
「◎*#○!! △☆!! 」
どうやら、いろいろ考えながら、無為に行ったり来たりしている動きが〔かなり〕不審に見えたらしく、振り返ると、道端に警官がいて、こちらに向かってオイコラとこちらに叫んでいたのだった。
が、この警官さん、
僕が彼の言うことを全く理解していないという顔をして振り返った瞬間に、こちらが韓国語の通用しない外国人であることを本能的に悟ったらしく、さっと、タカビーなオイコラな態度を豹変させた。
さっきまでの態度はどこへやら、今度は逆に警官さんが明らかにビビっているのを見たら、ちょっとからかってみたくなった。
「あ~、あああ~・・・・ううう~」
わざと、意味不明な発声をしたのち、こういってみた。
「ああ、モンダイ ガ ああああああ アリマスカ ? 」
〔当時、このくらいの韓国語は言えたのだ〕
すると、警官さん、さらに恐縮して、無言のままひたすら首を左右にブルブル振ってくれたので、こちらはさわやかに
"オーケー バーイ !!" 〔なんで英語なんだ!?〕
といって、立ち去ってきた。
それにしても警官が一般市民にあんなにえらそうだったり、外国人とわかると態度が豹変したりするのは、どうなのかなぁ。。。
不審な上に外国人なら、なおさらちゃんと尋問すべきだが・・・。
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