慶州のバス停前で、日本人のできる客引きの老人に引き込まれ、僕はとある食堂(シクタン)の中にいた。
食堂の中に入って僕がすわると、僕をつれてきたご老人はすっとどこかに消えてしまった。
まあ、それはいい。
しかし、この食堂、実はただの一般食堂ではなかった。
ズバリ、「韓定食」専門店。他のメニューは一切ない。
「韓定食」は李氏朝鮮時代の王宮料理のはずだ。値段は一食5000ウォン。
払える値段ではあるが、内容も金額もどう考えても、バックパック男がお昼に一人で入るような店ではない。
が、そうこうするうちにおばちゃんが2人もやってきて僕の前に、料理の載った白い小皿を次々と並べはじめた。
一つ一つの小皿には、白菜キムチ、ゴマ振ったホウレンソウ、もやし、レンコン甘煮、まめ、佃煮みたいなコンブなどなどなど・・・・・その数15皿
ちょっと待て。この皿数はいったいなんなんだ。。。これを一人で全部食うのか?
さらに、横長の皿の上には、揚げた魚が載って来て、それからさらに、キムチのチゲ(スープ)・・・・
その上に、ご飯もきた。
ご飯は、韓国らしく、銀色の金属でできたフタつきのつぼみたいな入れ物でやってきた。
とにかく、あっという間に、僕は圧倒的な数の皿に取り囲まれた。
「うーん、これが韓定食(ハンジョンシク)!!」
なんとなく騙され感がぬぐえないが、とりあえず気分を切り替えてせっかくの韓定食を楽しむことにした。
この揚げたサカナはなかなかいける。。。。
食べ始めると、確かに豪華な品数だが、さとうも油も比較的少なく、単品野菜の料理が多いのでうまいうまいとあっさり食べてしまった。
わかったよ、ジイサン。うまかったらゆるす!!
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2 件のコメント:
50000ウォンの間違いでは?
コメントありがとうございます。また、長く放置していたため返事が遅れてすみません。
さて、50,000ウォンの間違いではとのことですが、そんなことはありません。
このブログ全体に共通することなのですが、ブログの内容は投稿時点よりもさらにずいぶん昔の内容を書いていることが多く、今となってはもう物価が全然違うということなのだと思います。
当時、ノートをつけながら旅行しており、一泊1万ウォン程度で泊っています。さすがにランチ1回に5泊分の金額を請求されて黙って支払うことは自分の性格からしてないと思っています。
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