東京出身のK君、大阪支社に異動になった。この転勤の結果、彼は生まれて初めて関西で暮らすこととなったのだが、彼に染み付いた標準語〔関西ではあくまでも東京弁と呼ぶ〕と関西弁とのアクセントの違いとかで、うまくかみ合わないことがあることを感じていたらしい。
そんなある日のこと。
K君の隣のグループが、書類が倉庫に入りきれなくなったためいろいろな片付けをすることとなった。
書類を箱に詰めたり、過去のものを廃棄したり、といろいろと大変そうだった。
夕方になってようやく落ち着いてきた頃、K君は廊下で隣のグループにいる女性とすれ違ったので、なんの気なしにふと声を掛けた。
「セイリおわった?」
「・・・・・」
が、ふいを突かれた彼女は、その場で赤面して硬直。。。。したらしい。
K君にしてみると、『整理はやっと終わったけど今日は大変だったね』、とかそういう会話をするつもりだったのだが・・・・。
最近はテレビで関西弁をしゃべる人が増えたので、アカンとかそういう明確な違いはわかるようになったが、こういう高低アクセントによる同音異義語はなかなか身につかない。
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4 件のコメント:
何度も声に出して言ってしまいました(笑)
でも「東京弁の」アクセントがわからず
結局、比較ができませんでした(^_^;
うーん・・・・。そうですねぇ・・・。
でも、やっぱり表現不能、かな?
すんません。
おもしろいですねえ、ハハハ。
生まれが大阪で東京にも長く住んでいたのでこの感じわかります!
ありがとうございます。
なんとかもう少し表現できないかなぁ・・と思ったのですが、わかってもらえる人もいてくれることがわかって安心しました。
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