2009/10/31

クアラ・ルンプールの早歩きをする歩行者信号機

日本のJR大阪駅前には、青信号に変わるまでの残り秒数が表示されるボードが歩行者用信号機に付属されており、大阪人の「いらち」度合いを示すものとして関西人の間では有名らしいが、クアラ・ルンプールの信号機はこんなものよりも機能的にはるかに高性能である。

まず、赤信号時。(写真)


次に青信号時。

写真で見ての通り残り秒数がカウントダウンされる。

が、何回か信号を渡るうちにそれにだけではないことに気がついた。

実は最下段の青い歩行者は固定した絵の表示ではなく、左右の足を動かして歩いているアニメーション表示なのだが、残り時間が10秒を切る頃からアニメーションが加速度的に早歩きを始め、赤信号になる直前にはほとんど走るようなスピードで足を動かすのである。


ああ、せわしない。

クアラ・ルンプールでは歩行者は信号機アニメーションにせきたてられる感じだ。

と思いながら、僕は意味もなく同じ交差点を行ったり来たりしたのだった。



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2009/10/29

クアラ・ルンプールには同じ名前の道がたくさんある?

あるとき、クアラ・ルンプールのオフィスのKを訪ねて雑談をしていた。

夜ごはんをどこに食べに行くのがお勧めなのか、聞きながら空港のインフォメーション・センターでもらって地図を広げて聞き始めた。

当然、現地人Kからは

「このあたりには、こんなレストランがある・・・」

といった話を聞いていたのだが、ふと地図上の道路の多くが

"Jalan" という言葉で始まって表示されていることに気がついた。

「いろいろありがとう。

 ところで、この"Jalan" というのは、道路という意味ですか?」


するとKがこんなことを言った。

「その通りです。

  "Jalan" というのは、道路という意味です。

 わかりやすいので、多くのビジターが"Jalan"というのは道路のことだと覚えて帰ります。」


「なるほど、まあ、そうでしょうね~」

「そういえば、先日来たビジターにこんなことを聞かれました。

 『KLには全く同じ名前の道路がたくさんある。どういうことなんだ?』

 ワタシはそんなことはないはずだと疑問に思いながら質問してみました。

 『それはなんという名前の道路ですか?』

 『" Jalan XXXXXXXX "だ。』

 と。」


「それって、どういうこと?」

Kは直接答えずに話を続けた。

「そこで、そのビジターには、丁寧に教えてあげました。

 街のあちこちに書いてある" Jalan XXXXXXXX "
 
 というのは、『一方通行』という意味です。」



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2009/10/27

インドにはドリアン無いの?

あるときシンガポールのレストランで、インド人Mとシンガポール華僑Sと一緒に雑談をしていたときのこと。

たまたま食後デザートを食べながら、ドリアンの話題が出たので

シンガポール地下鉄のドリアン禁止

についての話をしてみた。

すると、インド人Mとシンガポール華僑Sともに

「あぁ~、確かにそんな看板あるねぇ~」

という感じでうなづいてくれた。

そこで、インド人Mがいった。

「ドリアンはやっぱり臭いからねぇ~。

 インドにはドリアン無いからね。

 僕も最初のあの臭みを乗り越えるのが大変だったけど、乗り越えたらドリアンはとてもグッドだよ。」


するとこれを聞いて、シンガポール華僑Sと僕とは全く同じリアクションをした。

「えっ!? インドには、ドリアンは無いの? 」

するとインド人M、ちょっとしまったという顔をチラリと見せつつ、でもすぐに取りすましてこういった。

「・・・いや、確かにインドにも南の方にはドリアンはあるよ。もちろん。

 でも、僕は、インドの北の出身だからね・・・・。

 インドの北にはドリアンは無いよ。」



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2009/10/25

ヘルシンキ博物館の紡ぎ車

日曜日でもヘルシンキ博物館は開いていた。



古代から始まり、近世までにフィンランドの歴史展示を一通り眺め、最上階に行くと博物館ワークショップがあった。

入っていくと、満面の笑顔で親切な(かつ暇そうな)、学芸員おねえさんが寄ってきた。

「こんにちは。ここではなんでも手にとって触って作業してみてください。

これは15世紀の紡ぎ車です。」」


おねえさんに促されて、展示物の紡ぎ車の前の椅子に座ってみる。

「まず、材料を足すわね。」

おねえさんは傍らの綿の入ったカゴから、取手のついた剣山のようなものを2つ、左右の手に一つずつ持ち、間に綿を挟んだまま、器用に剣山をこすり合わせて棒状にして紡ぎ車につながっている先に足した。

(・・・確か紡績工程でいうスライバーというやつだ。)



「そして、こちらの紡ぎ車で巻き取ります。」

おねえさんは、左手の指先でスライバーをもみながら、紡ぎ車の大きな弾み車を右手でまわし、慣れた手つきで綿糸をボビンに巻き取って行った。

(・・・おお、これは紡績そのものだ。)

しかも、糸はガイドされてボビンに巻かれ、しかも巻き取るときに同時に糸に撚りが掛っている。

(・・・・こうしたカラクリは産業革命以前からあったものなのだ。)




そこで、親切なおねえさんに聞いてみた。

「昔、紡績工場で見学した機構と同じですね。

 これって、もしかして一回まわすと、撚りが二回かかるというやつですか?」


すると、おねえさん、目をパチパチさせた。

「撚り?」

「そう。糸に回転が掛っていること。撚り。」

しかし、この質問は、歴史博物館の学芸員に聞くにはあまりに物理的な内容でありすぎた。しかも、紡績工場で見たというフレーズはまずかったらしい。

親切そうな学芸員のおねえさんはあっという間に表情を失い、こんな質問をするやつの相手はできないとばかりに奥に消えていってしまった。



それはそれとして、答えが知りたいので、この文を書くのに再確認した。

博物館にあった紡ぎ車(糸車)の構造はこちら
Wikipedia 糸車


一回転につき二回撚りがかかる機構はこちら
ダブルツイスター


ダブルツイスターの図は、どうしても頭の中にしっかり納得できるように落ち込まない。

図をにらむこと5分。博物館で見た紡ぎ車は一回転で、一回転分しか撚りがかからない、と心の中で断定し、そして改めて思った。

紡ぎ車は古くからある発明者不詳の工夫である一方、きっとダブルツイスターは産業革命後の発明に違いない、と。


終わり


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2009/10/23

ヘルシンキ・日曜営業の店を発見!!

ヘルシンキでは日曜日には全然店があいていなかった。

  ヘルシンキの休日

が、必死になって市電に乗ったり、鉄道中央駅の地下付近を歩き回ったりしているうちに開いているキヨスクを発見!!



なるほど、看板を見る限り、フィンランド語ではキヨスクは「キヨスキ」というらしい。

そういえば、日本語の「キヨスク」という言葉はロシア語からの外来語と聞いたことがある。

そうこうするうちに、ついにホテル・スカンディクの近くの道路脇に、木製のちょっとした土産物屋の看板が立っているのを発見した。

閉店時には、店内にしまうような脚立のような看板。

土産物屋があいているに違いない!!

入口のドアを押すと、

チリン!!

と音を立てて、ドアについていた鐘が鳴った。

奥には老婦人が椅子に座って店番をしていた。

僕は店内を3周して、適当なみやげものを選んで買うために差し出すと、老婦人が英語に喋りだした。

「この店はね、年中無休でやっているの。

 だってね、日曜日はどの店もみんな閉まっているでしょ。」


僕は勢い込んで答えた。

「そのとおりです。ここが開いていてとても助かりました。今日帰るので。」

老婦人はまるで独り言のように続けた。

「日曜日は、店が閉まっているでしょ。

 こうしてお客さんが来るから、うちは年中無休で店を開けているの。

 でもね、ワタシはもうちょっと疲れちゃった。」


そのあと彼女は似たような同じフレーズを3サイクル程繰り返し、その間、僕は相槌を打ち続けながら心の中で思った。

(日曜日は開店させて、月曜日定休とかにしたらいいのではないか?)

いや、彼女を批判するのはやめよう。とにかく彼女の努力のおかげで僕はヘルシンキでお土産を買うことができた。

疲れた老婦人に敬意を表して、ショーウィンドーを撮影。


"TEE"というのはもちろん、紅茶のことであろう・・・。




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2009/10/21

ヘルシンキ・場所不明のイタリア・レストラン

日曜日のヘルシンキで暇つぶしをしていた僕は、あまりにも何も店があいていないのに暇を持て余した。といって、飛行機の飛ぶ時間までそれほどあるわけでもないのであまり遠くに行っている時間もない。



意味もなく山手線のように市内を一周する市電をぐるぐる乗りまわしたあげく、適当なレストランがあいているのを見つけて場所もわからないまま市電を降りた。

入ったのはイタリアンらしいレストラン。ペンネを頼むとなぜか、ペンネの上にバーミセリが載って混ざって出てきた。これは果たしてわざとなんだろうか?



ちょっとハゲかかったレストランのおやじに、市電の地図を見せて尋ねてみた。

「ここがどこだか、教えてくれないか?」

するとオヤジは当然だという顔をして言った。

「もちろんだ」

ところが、オヤジに地図を渡して場所を聞こうと思ったら、なんと場所がわからない・・・。

「えーっと・・・・あ~・・・・・ちょっと、待ってくれ・・・・

 あっ、ちょっと火を止めてくる・・・。

 うーんと、わかるはずなんだ。

 ちょっと待っててくれ・・・う~・・・」


待つこと5分。ようやくオヤジは地図を指さして、回答らしきものを示してくれた。

「えーとな、たぶんな、このあたりだと思うんだ・・・」

一応、オヤジの指さしたところは、僕が市電に乗りながら想像していた場所と違っていた。

「ありがとう。」

なんで市電の駅前で営業しているレストランのオヤジが市電の地図上で、自分のレストランの場所が示せなかったのか、今でもとっても疑問だ。



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2009/10/19

マンチェスター・固定料金タクシーの落とし穴

あるとき英国・マンチェスターでタクシーに乗り込んだときのこと。

「XXXの町のYYYホテルまで行ってくれ。いくらだ?」

すると、タクシーの運ちゃん、町の名前と値段が乗っている紙の表を出してきて、行き先を探し始めた。

行き先表はどうやら町の名前がアルファベット順に並んでいるみたいだ。

「えーと、XXX まで・・・。20ポンドだ。」

僕が

「わかった。だいたい20ポンドくらいね。」

というと、運転手はこう答えた。

「いいや、『だいたい』ではない。

 ここのタクシーは、みんな固定料金制で、行き先町ごとにこのテーブルの料金に従うことになっている。

 だから、きっちり20ポンドだ。」


つまり、メーターによる料金ではない固定料金ということか。

「オーケー。固定料金で20ポンドね。わかった。」

タクシーは走り始め、僕は後部座席で、オレンジ色に光る街灯をぼんやり眺めて過ごした。

やがて、目的地YYYホテルに到着。

「オーケー。ありがとう。」

財布から20ポンドを出して確認していると、運転手は振り返ってこう言ってきた。

「26ポンドだ!!」

「はぁ? さっき固定料金制で20ポンドだって言ったじゃないか?」

「確かに、ここのタクシーは固定料金制だ。

 でも、時計を見てみろ!!」


運転台の横に置時計がつけてあり、その針は午後11時5分を示していた。

「夜の11時を過ぎると、料金表は裏側の表に変わるんだ。

 そして、夜の固定料金は26ポンドだ!!

 ここを見てくれ」


確かに、その深夜20%増しと書かれたその固定料金表には、XXX町 26ポンドと書いてあった。

「わかったよ。26ポンドね。」

僕はしかたなく26ポンドを彼に支払いタクシーを降りた。

でも、なんだか騙されたような気になりながらホテルのフロントに向かっただった。


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2009/10/17

麻薬探知犬の訓練に協力する(その4)

探知犬と女性職員が奥に消えていくとすぐに、最初に協力依頼にいた新人ムクムクおにいさんがやってきた。

(そうだよ、この白い布をおいて行かれても困るんだ・・・)

新人ムクムクおにいさん、ようやくヤクの染みた布を回収してくれた。

彼はやっぱり人慣れしていないんだけど、それでもやっぱり最後のキメ台詞はこれだった。

「訓練へのご協力、ありがとうございました。」

僕は

(よろしく頼むよ)

と思いながら空港を後にしたが、ひそかに

(右足にニオイが染み付いていて、本職の麻薬探知犬がいて捕まったらどうしよう・・・)

などと思いながらちょっとドキドキしながら出口を通過し、そして思いなおした。

(そうだよね・・・探知犬といえど、2メートルも離れると探知できなかったもんね。)



おしまい

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2009/10/15

麻薬探知犬の訓練に協力する(その3)

麻薬探知犬と女性職員が奥に消えた1分くらいした後のことだった。

再び、前回と同じところから探知犬をつないだ女性職員が現れた。

(ヨッ、待ってたよ!!)

どうやらルートが決まっていて、もう一周やることにしたらしい。

 クンクン、クンクン

探知犬君はさっきと同じくらいの流れるようなスピードでこちらにやってくる。

(今度も通過してしまうんじゃないか?)

すると、今度は僕の手前3メーターくらいところで、女性職員がリードを引っ張って、探知犬をスローダウンさせた。

スローダウンとともに探知犬はやや丁寧にクンクンし始め、こちらにやってきた。

 クンクン、ん?

ブツの仕込んである僕の右足の前で、探知犬は足をとめた。

 クンクン、これはあやしい?

 クンクン、ここだ

 クンクン、間違いない


 ヘッヘッヘッ・・・見つけました、ご主人さま

探知犬は僕の右足の甲のあたりをひとしきりクンクンすると、その場にお座りして「主人」のおねえさんを見上げた。

(やるねー。やっぱり、犬にはわかるものなんだ)

おねえさんは、懐から白いぐるぐる巻いたタオルを取り出し、何かを言いながらタオルを床に放り投げた。

探知犬はたちまち白いタオルを追って パクっと、それをくわえた。

そして、探知犬と「ご主人の」女性職員は再び、僕には何も言わずにそのまま去って行った。

(あのー、僕はどうすれば・・・)

つづく




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2009/10/13

麻薬探知犬の訓練に協力する(その2)

(いったいどんな風に捕まえてくれるのか?

 はたして出口の扉に犬が待ち構えているのか?)


などと考えながら、見まわしているとついに探知犬をつないであの女性職員がこちらにやってきた。

探知犬は荷物がベルトに乗って出てくるのを待つ人の列の後ろから、人々の足元をクンクン嗅ぎながらやってくる。

だんだんこっちに近づいていた。

(ま、まずい・・・・このままでは捕まってしまう。

もしかするといきなり噛みつかれてしまうのか!?)


犬が足元にやってきて、もうダメだぁ~・・・・と観念した瞬間。


 探知犬はアッサリ、僕の横を通過していった


(あ、あれ!?

おい、犬公!! コラ!!

犯人はここにいるぞ!! ちゃんと捕まえてくれ!!)

しかし、探知犬と女性職員はベルトに沿って、人々の足元を一周すると、

なんと !!

そのまま、建物の奥に去っていってしまった。


(おーい、この麻薬付きの白い布はどうしてくれるんだ!!)


つづく



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2009/10/11

麻薬探知犬の訓練に協力する(その1)

あるとき成田空港に到着後、まだ止まっている回転ベルトの前に一番乗りして、トランクが出てくるのを待っていたときのこと。

そこに青い制服を着た顔がムクムク弾けそうに太ったおにいさん、それから背の低い、これも制服を着たかなり神経質そうなおねえさんが、僕を目指してやってきた。

ムクムク顔のおにいさんが、かなり人慣れしていない調子でたどたどしく話しかけてきた。

「あの~、すみません。

 じ、じ、実は今~、ま、麻薬探知犬の~

 えー・・・訓練をやっていまして・・・・

 ご協力いただけませんか?」


「はい!! 何をしましょう!!」

どうせ後は家にかえるだけだし、なにやら面白そうだ。

するとおにいさんは、ポケットからビニール袋に入った白い布切れを取り出しながら続けた。

「この白い布を足のところにおいてもらえませんか?

 あ、あの・・・すぐ終わりますんで・・・。」


僕はその布を受け取って、靴の上から右足の甲のところに置いた。

「はい、わかりました これでいいですか?」

「あ、上からズボンで隠しててください。え~、はい、こんな感じで・・・」

おにいさんはちょっと中腰になり、僕の右足のズボンの裾をめくって布が隠れるようにした。

こうして新人くさい税関(?)職員ペアは僕の右足に、「ブツ」を仕込むと黙って歩き去って行った。

ちょっと想像力をかきたてられるシチュエーション。

場面はこんな感じだ。

僕は

 「香港から麻薬を足に忍ばせて、密輸を図る悪役」

対するは

 「正義感は強いがまだ不慣れな新人捜査官と、新人探知犬」

の戦い!!

おおー、あこがれの悪役をきちんと演じねば!!

そんな間にも、荷物ベルトのあたりに人が増えてきていよいよベルトが回り始めた。


つづく



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2009/10/09

ソフィア・体重計おばさん

ソフィアには、奇異にも感じられる商売があった。

これを勝手に名付けた。

 「体重計おばさん」

道端に何の変哲もない体重計を一つ、ポツンと置き、自分はその後ろに椅子をおいてボーっと座っている。

近づいてみると

「50 LV」

 (LVは「レバ」と読み、ブルガリアの通貨単位だ。)

と書かれた厚紙が体重計の横においてある。

つまり、50レバを払って体重計に乗ると、前に座った「体重計おばさん」が測定結果を読み上げてくれる、ということなのだろう。

そういえば、トルコでも街中で「コイン式体重計」とでも呼ぶべきものを見かけたことがあった。

いくばくかのコインを入れると体重計のスイッチが入るようになっている機械だ。

それをソフィアでは、「体重計おばさん」が座って番をしているのである。

外出中に、体重って測りたくなるものなのかなぁ・・・???

僕はソフィアの街で「体重計おばさん」を見かけるたびに客がいないものか見ていたが、彼女達はずーっといつも身じろぎませず店番を続けていたのだった。




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2009/10/07

日本のテレビは外国番組が少ない!?

韓流ブームのころから、日本でも海外番組がポツポツ放送されるようになった頃のある日、香港人Sと2人でランチをしているところで日本のテレビについて話題になった。

「最近、海外制作の番組がテレビで増えてきたね?」

すると香港人S、

「確かに日本ではそうだと思うんだけど、中国に行っても韓国に行っても、テレビみたら外国の番組をもっともっとやってますよぉ~」

「あ、そうなんだ。」

「だから~、今までの日本のテレビが、日本制作のものばっかりだったことの方が、逆に特殊だよ。

 これからもっと増えていくんじゃないの、きっと。」


「ふーん。海外番組は字幕になってるの?」

「うん、字幕多いね。

 でも、もともと中国テレビは、いつも中国語の字幕がついてるから、あんまり抵抗ない。」


「えっ、もともと中国語の字幕がついてる?」

「そう。北京語でしゃべってると、ほかの地方の人にはわからない人もいるからね。

 中国語は文字にすれば、みんなわかるから、ドラマなんかはいつも字幕がついているんだ。」




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2009/10/05

ソフィア・ツムデパート

ソフィア市の中心部に立派な建物があり、これがツムデパート。

東京でいえぱさしづめ三越本店といったところか。

ツムデパートは本当に「百貨店」であり、いろいろなものが売っていた。

しかも、真っ暗だったNDKとは違って、店内フロアには電気がついていた。

「さすがツムデパート!! 電気がついている!!」

ソフィアの真っ暗なショッピングセンター

とはいえ、ツムデパートには日本のデパートではあまり売っていないようなものもかなりガラス・ケース内にうやうやしく置かれていた。

たとえば

 ・チェーンソー
 ・水道の栓
 ・布の原反
 ・洋服のボタン

などなど。

一言でいえば、Do-It-Yourself的な、日本ではデパートというよりもホームセンターなどに買いに行くようなものが、電気のついた格式高い「三越本店」のガラスケースにおさまっているわけだ。

しかも、驚いたことに店内のトイレは無料!!

「さすがツムデパート!!」

こんな高級デパートの中では、

「これでもどう~!?」

と言わんばかりの超・超ミニミニ・スカートにブーツのおねえさんたちが歩いていたのだった。



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2009/10/03

ビジネスクラスの椅子にはリセットボタンがある

あるときルフトハンザ欧州線のビジネス・クラス席に座る機会があった。

これははっきりいってかなりありがたい。

すっかり喜んで、ビジネス・クラス椅子についている多数のボタンをいろいろ押してみた。

ウィーン・・・足の部分を前に

ウィーン・・・背中を後ろに

ウィーン・・・おなかをちょっと傾けて・・・などなど

とか、やっているうちにふと、ボタンが効かなくなった。

あれ・・・動かない

あれ、あれ・・・・・あれ・・・

・・・・・

・・・・・

・・・壊れちゃった

どうしよう・・・・

しかし、これからご飯が出てくるのに、こんなリクライニングのまま止まっているわけにもいかない。

仕方がないので、通りかがった金髪のスチュワーデスさんを呼びとめた。

「あの~・・・椅子のボタンが効かないんですけど・・・」

スチュワーデスさん、ボタンをおして効かないことを確かめると、しゃがんで椅子の底部に手をやった。

「ちょっと待ってね・・・

 確か、えーと、このあたりにリセットボタンがあるの・・・・

 うーん・・・・えーと・・・

 あれっ、ないわねぇ~!?」


彼女の手は椅子が床から生えている同じ部分を行ったり来たりしてなにかを探していた。

「ちょっと待ってて。もっと詳しい人をつれてくるから。」

「はい・・・よろしく」

約2分後。

今度は、制服のスチュワートさんがやってきた。

機械に強いのは男性ということなのか?

制服のスチュワートさん、自体を飲み込むと、僕の座っている席の通路反対側に行ってしゃがみこんだ。

やはり、なにやら椅子の底部をごそごそして、なにやらボタンを押したようだ。

「・・・これで治ったはず。やってみて。」

ちょっと緊張しながら、ボタンを押すと、

ウィーン

「治った!! オーケーです。ありがとう!!」

スチュワートさんもスチュワーデスさんもニッコリ!!

ちょっとボタンを押しすぎて、動かなくなったからって、怒られることはないようです。


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2009/10/01

クアラ・ルンプールの意味

出張でクアラルンプールに行った時、現地のマレーシア人に尋ねてみたことがある。

「で、クアラ・ルンプールって、どういう意味?」

日本語感としては、『クアラルンプール』のように切りたいのだが、それではなくて『クアラ』で切るのである。地図を見ていると他にも『クアラ』で始まる地名があることに気付いた。

現地人Kがやや申し訳なさそうに言った。

「それが、あんまり、グッドな内容ではないんですよ」

「?」

「『クアラ(Kuala)』っていうのは、エスチュアリーのことです。」

「エスチュアリー!?」

      Wikipedia エスチュアリー 

「それから、『ルンプール(Lumpur)』っていうのは、泥のことです。」

「泥?」

「そう。だから、クアラ・ルンプールというのは直訳すると『泥のエスチュアリー』ということになります。」

「・・・・・」

うーむ。確かにあまりカッコイイ内容ではないなぁ・・・。

リアクションに困っているともう一人の現地のマレーシア人が言った。

「だから~、そんなこと気にしないで、『ケーエル(KL)』でいいじゃない!!

 クアラ・ルンプールじゃなくて、『ケーエル!!』

 このほうがカッコイイでしょ!!」


なるほど、納得。


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