アメリカ人マイクは、アメリカ人にもかかわらずサッカーが好きだった。
彼によると、かつて一時的に、ベネズエラに留学したことがあり、そのときに覚えた、
ということだった。
そういう彼のバックグラウンドは、後から知ったのだが、留学寮に入ってきて一週間もたたないうちに彼は、
「サッカーがしたい。サッカーをやらないか?」
と聞いてきた。
そうこうするうちに気が付くと、
「サッカーやりたいやつ集まれ 連絡先はこちら マイク」
みたいなポスターを彼はドミトリー中のあちこちに貼りまくった。
で、なんと翌週にはマイクは、おそらくほとんど初対面の人ばかり、女性1人と、僕も含めて、約20人をグラウンドに集め、サッカーの試合することに成功したのであった。
本当に、すごい彼のパワーに感心した。
さて、運動音痴の僕は、というと試合中に、顔面に飛んできたシュートを思わずよけてしまい、しかもそのボールがそのままゴールに入ってしまう、という大失態を演じてしまった。
すかさずそれを見ていた味方だったマイクは走ってやってきて
「この臆病者!!」
と、すごい目をしてにらんでいった。
もちろん、こちらには全く一言もなかった。
そして、その後、彼からサッカーに呼ばれることは、二度となかったのだった。。。
2 件のコメント:
わははは。
悲しい〜。
私も運動は得意じゃないので情けない気持ちはよくわかります〜。
ご愁傷様でしたm(_ _)m
人並な運動神経がほしい~
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