2009/09/05

軟膏とクリームは違う!?

あるとき、薬学部出身の知り合いと湿疹と塗り薬の話をしていた。

僕はあまりよく考えることなく

「軟膏って、クリームのことだろ?!」

と言ったら、思いもかけない返事が返ってきた。

「いや、軟膏とクリームとは違う。

・・・・確か薬学部の授業で習った。」


「えっ、軟膏とクリームとは、なにが違うの?」

「よく覚えていないけど、『基剤』が違うはずだ」

「キザイって何?!」

「薬を入れる前の元の材料を基剤っていうんだ。薬の内容によって皮膚の上に留まっている時間数が、ベストの状態に成るように基剤を選ぶんだ。」

「じゃあ、同じ薬でも軟膏のもとに混ぜたら、軟膏になるし、クリームの元に混ぜたら、クリームになるってこと?」

「ま、カンタンにいうとそういうことだ」

家に帰ってからこの会話を思い出して、和英辞典をひいてみた。

軟膏・・・Ointment

クリーム・・・・Cream


日本語でオイントメントなんて、誰も言わないのにクリームの方は日常語といっていい。

なぜこんなに違うのだろう?

軟膏は西洋医学が日本に入ってくる前からあったのに対して、クリームに相当するものは、それ以前にはなかった・・・ということなんだろうか?


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