僕はあまりよく考えることなく
「軟膏って、クリームのことだろ?!」
と言ったら、思いもかけない返事が返ってきた。
「いや、軟膏とクリームとは違う。
・・・・確か薬学部の授業で習った。」
「えっ、軟膏とクリームとは、なにが違うの?」
「よく覚えていないけど、『基剤』が違うはずだ」
「キザイって何?!」
「薬を入れる前の元の材料を基剤っていうんだ。薬の内容によって皮膚の上に留まっている時間数が、ベストの状態に成るように基剤を選ぶんだ。」
「じゃあ、同じ薬でも軟膏のもとに混ぜたら、軟膏になるし、クリームの元に混ぜたら、クリームになるってこと?」
「ま、カンタンにいうとそういうことだ」
家に帰ってからこの会話を思い出して、和英辞典をひいてみた。
軟膏・・・Ointment
クリーム・・・・Cream
日本語でオイントメントなんて、誰も言わないのにクリームの方は日常語といっていい。
なぜこんなに違うのだろう?
軟膏は西洋医学が日本に入ってくる前からあったのに対して、クリームに相当するものは、それ以前にはなかった・・・ということなんだろうか?
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