新聞によるとJALが経営危機とかで、かなりの国際線路線の運航をやめるらしい。
理由として景気が悪いとかなんとか、ということになっているが、この説明はトリガーしか語っていないように思われる。
個人的に、ここまでの経緯にかなり強い疑問が残るので、これを下記に説明したい。
1.ビジネスクラスはガラガラ?
一般的に航空会社の国際線路線の採算具合は、ビジネスクラスの搭乗率(エコノミーではない!!)に依存すると言われている。
(確か大学の授業でもそのように習った・・・)
ところで、僕の身の回りで知る限り国際線をJALビジネスクラスで飛んでいる人はあまりいない。
僕も一回乗ったことがあるが、JALビジネスクラスはガラガラであった。もちろん時期などもあるとは思うが、同路線で乗るルフトハンザのビジネスクラスにはもっと「乗っている」イメージがある。
路線別の採算がビジネスクラス搭乗率に依存しているのが本当だとすると、JALに不採算路線が多数あるのは体感としてよく理解できる。
2.圧倒的に高い値段
ところで、海外出張するにあたっては毎回、代理店を通じて異なる航空会社のチケット見積もりをもらうのだが、JALビジネスクラス・チケットはいつも、圧倒的に値段が高いのである。
たとえば日本・欧州線往復の場合、
JAL 60万円程度
他社 40万円程度
といった見積もりを受け取ることがほとんどである。
その差 20万円!!
2-3万円程度高くくらいなら、乗り継ぎが良い、とか出発時間が良いとかの理由で高い方のチケットを選ぶこともありうるが、正直ここまであからさまに高いと、会社の出張経費としてJALを選択するのに相当の理由を見つけるのは不可能だし、一サラリーマンとしてそこまでの勇気はない。
そして、その結果、JALには乗らない(=乗れない)。
日本からビジネスクラスに私費で乗る人はほとんどいないだろうから、会社の出張での航空会社選択では、普通、みんなこんな状況なのではないか?
3.JALへのつよーい疑問
ということで、これ以上の説明はきっと不要だ。
JALは、路線採算の肝である、ビジネスクラス・チケットに異様に高い値段をつけて、会社出張者を締め出したため、ビジネス・クラス搭乗率を下げてしまい、この結果として不採算路線を多数作りだしている・・・・そういうことではないのかなぁ~!?
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