ベルギー人の外資エクスパットのオリビエ、あるときにこんな話をしてくれた。
あるとき、スイスからベルギーに行くのに、車が必要になったので、近くに見つけたフェラーリとかを売っているディーラーに入っていった。
店の人もいるが、当然こんな高級車を買う人はそういないから「いい車だね」とかいっても、店の人もあんまし、相手にして乗ってこない。
そこで黒メガネの営業さんに、マセラッテイ〔Maserati〕を指差して急に
「これをくれ」
といったら、
『ぇっ !?』
と息を飲み込んでいった。
「OK、2階にいきましょう」
で、2階にいって座るなり
「今ほしい。このまま乗っていけるか。」
というと、再び営業クン、
『ぇっ!?』。
オリビエは、ここでさらにたたみかけたらしい。
「これは君へのチャレンジだ。見たまえ、ここにこの車を買いたいと思っている客がいて、しかもこの場でキャッシュで全額払おうとしている。」
『ぇっ!?』
営業クンはさらにガクゼン。
「どうかね。明日の朝までに、ナンバーと保険と全部そろえて乗れるようにしてくれたら、その場で全額キャッシュ払いしよう。」
「ボ、ボスに相談します・・・」
オリビエが翌朝行くと、ナンバーも保険も間に合っていて、その場でキャッシュ払いしてベルギーまで乗っていったという。
で、こんな話を聞いたよって、オリビエ秘書のコズエさんにしたら一言。
「そんなことしてるから、嫌われるのよ」
0 件のコメント:
コメントを投稿