2008/09/19

「日本語では英語よりも短い文ができる」という理屈

なんとない疑問がありつつ、どうもはっきり自分なりの結論が出せていない疑問に

「同じ内容を日本語で書くのと、英語で書くのとどちらが短いか?」

というものがある。

で、なんとなく思うには

「日常の普通の動作を表現する場合、漢字を使っている方が少スペースで済むことが多い」

という直感を持っている。

が、あるときにとあるアメリカ人男性にこれを述べたところ、彼は結論を保留して、たまたま同席していた中国人女性にさっとこの話題を振った。

「あなたは、漢字で書くと文が短くなると思いますか?」

台湾人の彼女は、あまり明確な答えをせず、ためらった上で

「・・・・・わからない」

と答えた。

すると、このアメリカ人は僕のこの考えをアメリカにやってきた外国人にありがちな「自国中心主義」によるコメントと受け取ったらしく、そのままこれを無視したのだった。

実は、このアメリカ人には下記のような理屈を言えばある程度納得してくれるだろう、と思ったのだが、そもそも僕自身があまり納得していないので、この件はそのまま流してしまった。

以下はその時に言わなかった「説得用の理屈」である。

***「日本語で書く方が英語で書くよりも短い」理由****************

1.コンピュータ上で、ひらがな・漢字はダブルバイトの扱いとなっている。

2.また、漢字・ひらがなの文字の種類の数はアルファベットの26文字に比べて、2千もある。

3.こういった理由から、日本語文の一文字が、アルファベット一文字に比べて多くの情報量を持つのは自明である。

4.したがって、英語と日本語で同じ内容を表記する場合、一般的に一文字あたりの情報量が多い、日本語のほうが少ない文字数で済むのはごく当然のことである。

*********************************************************


こういう説明を自信ありげにじっくり話すことで、ある程度の理解を得られるとは思うのだが、本当はこれは文字数が少ない理由であって、「短く書ける」という理由にはなっていない。

だから、もしダブルバイトの印字がアルファベットの倍あるのであれば、この説明は少スペースの理由にはならない。

ここで自分で自分の言っていることがわからなくなってきた。

そもそも「文が短い」ってどういうことなんだろう?


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