比較的に時間に余裕があったある日、街を歩いていると、通りすがりにかわいい子から「献血お願いしま~す」と言われたので、あっさりその気になり献血ルームに案内されたことがあった。
受け付けのお姉さまに、この書類書いてと言われものを記入したら、お姉さまはニコニコして
「これで献血カードをつくりますね」
といってくれた。
その次は、タッチパネルで「はい」/「いいえ」を押すやつ。
「最近行った海外の国」、とか、「過去の海外在住記録」とかいろいろあって、最後の画面で個別にインタビューしますということになったので、
そのまま隣の部屋で白衣のおじ様と個人面談。
どうやら、BSE(狂牛病)の関係で、
「いついつからいついつまでの間に、英国で一泊以上しましたか?」
という質問に、「はい」を押しているのがどうにもまずいらしい。
結局、献血はできないと判定されてしまった。
そんなことになったので、一応、面接のおじさまには最後に
「すみません」
といって戻ってきた。〔なんであやまるんだ?〕
で、出口まで来ると、今度は受け付けのお姉さんが
「献血カードできましたよ」
といって真新しい献血カード持って待っていた。
「聞こえてたと思いますけど、申し訳ないけどせっかくカード持ってても使えないみたいなんで・・・」
と断ろうと思って言うと、お姉さんはやっぱりニコニコしてこう言ってくれたのだった。
「でもぉ、献血カードには血液型が書いてます!!」
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