あるとき、ビジターとして日本にやってきた英国人のカミラさんをつれて、とあるレストランにランチに出かけた。
ランチはまあ良かったのだが、食後に飲み物を飲むことになったとき、彼女がほしいといったのは
"Diet Coke" だった。
これはどうかなぁ・・・と思いつつ、おそるおそるウェイターさんに取り次いだ。
「あの~ダイエット・コーラはありますか?」
「・・・・・ダイエット・コーラでございますね。・・・・・・少々お待ちください。」
2分後に通りかがったウェイターさんをちらっと見たら、こうささやいた。
「ダイエット・コーラ・・・・もう少々お待ちください」
もしかして、わざわざ買いに行っているのか、とか期待をして待っていると、更に2分後、ようやく戻ってきた。
「申し訳ありません。普通のコーラはございますが、ちょっとダイエット・コーラはおいてございませんでして・・・」
あの待ち時間はなんだったんだと思いつつ、結局、単なるコーラを頼んだのだった。
それにしても、日本でジャンルを問わず、レストランに"Diet Coke" がメニューに載っているのはほとんど見たことがない。〔ついでにいうと発泡酒もおなじ〕
なぜなんだろう。
〔仮説〕 "Diet Coke" や 「発泡酒」 についての考え方
-本音 ; 単なるマガイ物であり、家では飲むがお店でそんなものを頼まない
-建前 ; 味も内容も異なり、異なるTPOで飲み分ける別のジャンルの飲み物
まあ、世の中全体で、この本音を認めてしまうと発泡酒なんて単なる租税回避以外の何者でもないように思うのだが・・・。とにかくこういう内容で"Why"と聞かれると、あまりうまい説明ができずすぐ「やっぱり日本はわかりにくい」となってしまうのは何とかしたいものです。
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