ある日のこと。
コンサルのS君と僕はとある地方都市で「ビストロ」と看板に出てくる店に入ってランチを取ることにした。
メニューを見て、注文。
「生姜焼き定食、二つ」
ウェイトレスのお姉さんは注文をとって奥に入ったところで、僕はフランス帰国子女のS君に聞いてみた。
「この店って、表にビストロって書いてあったよね。」
「そうですね」
「ビストロに『生姜焼き定食』っていうのもどうかな?」
「イメージ合いませんねぇ」
「だよねぇ・・・」
とか言っているうちに早々に、ランチが運ばれてきた。生姜焼きも日替わりもお椀に味噌汁付きである。
「ビストロって、ブラッスリーと、どう違うのかな?」
「ブラッスリーの方が酒飲むイメージなんですけど・・・」
「そう!? 僕はブラッスリーの方がちゃんと料理が出るイメージなんだけど。。。
それともブラッスリーの方がフランス語っぽいから、それぞれオリジナルの言語が違うとか・・。」
「うーむ、よくわかりませんね」
今でもあんまりよくわからないままなのだが、一点だけ二人で完全に合意した。
「やっぱりビストロに『味噌汁付きの生姜焼き定食』はないよねぇ~。」
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