ガラダの塔周辺はなぜか電気屋ばかりが並んでいる。イスタンブールの秋葉原といったところか。
そして、このロカンタでは英語は通じなかった。
マネジャーらしきおにいさんが入ガラス張りの冷蔵庫を丁寧に指さして料理を選ぶように示してくれた。
冷蔵庫の中には、いろいろな具の刺さった串が並んで入っている。
チキンと、細長いピーマンのような野菜が交互に刺さった串を指さして注文。
一連のやりとりを、レジ係のにいちゃんが座ったまま動かずぼーっとこちらを見ていた。
席に戻ると、特に注文もしていないのだが、かごいっぱいのパン。
パンを食うのは当たり前で、客はおかずの種類を選んで注文するということなのだろう。
いつも思うのだが、このパンの量は異様に多い。
「さっきのアヤソフィアの天井ドームのマリア様の存在感はすごかったねぇ~。」
「私は、それより、二階のひげ男がよかったよ。」
二階のひげ男とは、モザイクのジーザス・クライストのことである。
後日、モザイクをやっている知り合いに聞くと、金色のモザイク片というのはガラス棒の間に金箔が挟まっているものをモザイク配置しながら砕いたものであるらしい。
そうこうするうちにマネジャーさんがチキン・カバブをもってやってきた。
カバブは、串から外されて、ばらけた状態で皿にのって出てきた。
熱くて、ちょっとスバイシー。
ここはロカンタ。
妙にまじめなマネジャーさんが丁寧に愛想よく働き、
席から離れない別のにいちゃんが座ったままレジのみを行い、
そして、客がいるのにまったく働かないウェイター(立っているだけなのだ!!)
それから、客から注文を受けて外の専門店からチャイをお盆にさげて運んでくる仕事をする出前係の少年。
でも、なぜかウェイトレスは、いないんだなぁ~
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