あるとき、ギターと洋楽が好きな友人・日本人Sは、彼の寮の一室に上がり込んだ僕を相手にこんなことを言いだした。
「最近、短母音のサビの歌い方を発見した」
「たんぼいんのさび? はっけん?」
「・・・・・英語の歌でな、たまたまサビのところにくる英語の単語があるよな」
「うん」
「まあ、サビじゃなくてもいいんだけど、とにかくメロディーの流れで、伸ばして歌うところだ。」
「うん」
「たとえば、サビで伸ばして歌うところに、"live"という単語がたまたま来ちゃったとする」
「Liiiiiiii ve !、ってか」
「そう。"live"を長く歌い上げると、"Liiiiiiiiiii ve"ってなるだろ」
「うん。なるね」
「でもな、"Live"の"i"は発音上は短母音だ。伸ばしてはいけない。」
「歌なんだからいいじゃん」
「まあ待て、"Live"の"i"を長母音にすると何になる?」
「・・・・Liiiiiiive ってことは "Leave"か?」
「そう。"Leave"に単語が変わっちゃうんだ。でも、CDをいろいろ聞いてみると、日本人でもこれをうまくやっている歌手とそうでない歌手がいる。」
「うまくやる方法があるのか?」
「ある。やってみるから聞け
"Liiiiiiiiiii ee ve" 」
「おおーっ、すごい 短母音に聞こえるよ!!」
「だろっ!! "iiiiiiiiii"ってメロディに合わせて伸ばしたあとに、本来の発音にない母音をちょっと加えると音がリフレッシュされて、ちゃんと短母音に聞こえるんだ。」
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2 件のコメント:
たまーむさん
こんにちわ。 本当だ!Liiii ee ve が Live に聞こえる。これを発見したお友達はとても耳が良いですね。
すみません。ずーっと出張していたためお返事が遅くなりました。
ありがとうございます。
こんな表現でいいたいことが伝わるのか、正直不安だったので、こんなコメントをもらえてとてもうれしいです。
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