スコットランド人外資エクスパット、ルーニーの業務命令によって、IRN-BRUなる謎のドリンクの購入という使命を負って、英国出張にやってきた。
まず、街角にある小型の有名小売店「マークス・アンド・スペンサー」に行く。
店内を一周したが、見当たらない。一応、缶のルックスはわかっているのだが、見落としたのだろうか。
翌日の午前中、出張相手先の英国人女性のケイティさんにその話をすると、
「マークス・アンド・スペンサーにはないかもねぇ・・。でも、店ではたいていあるわよ。」
と言ってくれた。
その日の午後のこと。昼休みを使って、ケイティさんは、なんとわざわざ、IRU-BRU 6缶パックを2セット買って、持ってきてくれた。
「IRN-BRUあったわよ。はい、どうぞ」
「ホントにどうもありがとう!! いくら払ったらいい?」
「お金はいいわ。ルーニーによろしくね!!」
お金も受け取らず、にこやかにしているケイティを見て、なんていい人なんだ、と思いつつ、僕は350mlのIRN-BRUを12缶、日本まで持って帰らなければならないという重さをどうすればいいんだ、と考えていた。
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