日本企業で働いていたころ、しばらく忙しそうにしていた先輩のNさんがなにやら資料を見せてくれ、こう話しかけてきた。
「今度の役員会にこんな資料を出すことになっているんだ。」
見ると、その資料のタイトルは『△△事業の再構築』となっていた。
「へぇー、そんなことやってるんですかぁ」
すると、Nさんはニヤリとしながら、こう質問してきた。
「ところで、事業の再構築って、英語でなんていうか知ってるか?」
「・・・うーん・・・・わかりません」
Nさんは感情なく一言。
「リストラクチャリング」
「あっ!!」
でも、Nさんは、こう付け加えるのを忘れなかった。
「言っとくけど、このプランに人員削減の予定はないぞ!!」
日本ではいつから「リストラ」という言葉が、「首切り」のような意味のみになってしまったんだろう。
別の先輩Wさんは、医師の制止を振り切って、こう言って出社してきたことがある。
「これ以上、寝てたらリストラされます!!」
このセリフなんか、元の意味をあてはめると支離滅裂だ。
面白いと思えたら、クリックお願いします
0 件のコメント:
コメントを投稿