海外出張のため、シンガポールのやや高級ホテルに泊まったときのこと。
部屋のお風呂に、ホテル名入りのラバーダッキー〔あひるのおもちゃ〕がおいてあったのを見つけた。
そのホテルの売店に行くと、同じラバーダッキーがたくさん並べている前で、これはお土産になるのかなぁ、と見ていたら、売店の中国系に見える童顔のおねえさんがよってきた。
「このダッキーは、部屋のお風呂にあるのと同じやつかな?」
「そうです。部屋にあるものは、コンプリメントとしてお持ち帰りになれますよ。」
なにー、じゃあわざわざ買う必要ないじゃんと思ってしまったが、同時に「コンプリメント」という表現がとても美しく、上品に響いてきた。
しかも、このお姉さん、商売を一つ逃したなんてことは露ほども思っていないようにニコニコしていた。
ま、2,3ドル程度のしょぼい話ではあるが。
で、「コンプリメント」
("compliment"・・・そうか、こういう風にいうのか・・・。)
『ホテルの部屋からパクってきた』なんていうより、『×××ホテルのコンプリメントだったんだ』というほうが、やってることは同じでもぜんぜん聞こえがいいように思える。
ぜひカタカナとして広めてほしい、この言葉。
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