あるとき、職場のHさんに誘われて、7ヶ国語を話そうというキャッチで有名なヒッポファミリークラブの会に行くことになった。
全然知らなかったがHさんは、ヒッポのメンバーで、聞くと今は韓国語にはまっているという。
で、とある土曜日に指定された会場にいくと、呼ばれたとおぼしき人々が集まっていて、その中に職場のインドネシア人ルン君もいた。ルン君は日本語も問題なくできるし、Hさんが呼んだに違いなかった。
さて、会が始まると次々とヒッポのメンバーの方々が出てきて、非常に楽しそうにいろんな言葉をしゃべってくれた。演技ではなく、本当に楽しそうにやってるのが伝わってきた。
で、その次のコーナー。
今度はテープを流して、僕ら外部者に何語が当てさせる、というゲームを始めた。
まず、テープを流す
「今の何語と思いますか? はい、あなた」
「・・・わかりません」
「今のはスペイン語なんです。面白いでしょう。」
という具合である。
何回目かのことだった。ルン君が当てられた。
「今の何語と思いますか?」
インドネシア人ルン君はまたかなりマジメに答えた。
「マレー語か、インドネシア語。とてもよく似ているのでどちらかはわからない。」
そこで、司会の女性は何事もなかったのように続けた。
「これはインドネシア語なんです。」
僕はちょっと待てと思った。
司会の女性は知らなくて当たり前だが、ルン君は華僑とはいえ、れっきとしたインドネシア人である。
その彼がわからないといってるものを、「正解はインドネシア語です」と言い切るというはいったいどういうことなんだろう。。。。
といって、ルン君の方も別に気分を害しているようにも見えなかった。
うーん、どうも今でもこの現象は理解できない。
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